uubの小屋

I also miss your small but peaceful room.
ただ今、冒険中。

十段目 抱きしめられたい

2005年07月03日 05時53分57秒 | 日記
大切なお友達が寂しがっています。

彼女はネコの“バーミャン”。性格は「やさしくて甘えん坊、気高くてめったに鳴き声を出さない猫」です。たまに攻撃的になることがあるけれど、それは彼女の傷つきやすい繊細な部分を守るための手段なのではないかと、わたしは思っています。いろんな「痛み」を知っている彼女は、とてもたくましく生きているけれど、たまに、彼女の痛みを平気で踏んづけていく人がいて、それが彼女を必要以上にたくましくさせています。

たくましいのはいいことです。
でも「必要以上」である必要はないのです。

バーミャンは今、誰かの腕を求めています。「誰か」というと、誰でもいいというような解釈をされがちだけれど、彼女が欲しいのは「特定の誰か」の腕であって、「不特定の誰か」の腕ではありません。わたしが特定の誰かになれた可能性も後天的にはありました。でもその可能性は、わたしが生まれる前にY染色体を得ることができなかった時点で、常にゼロであることを決定づけられてしまいました。
 
Xだけでは世の中は動かないのです。
そして、バーミャンにはYが必要なのです。

「やさしくて甘えん坊、気高くてめったに鳴き声を出さない」バーミャンがいつでも泣けるような腕を、わたしも求めています。