カンガルーのカシスちゃんに会いました。
三年ぶりくらいに。
知り合った頃から、わたしはカシスちゃんのことが本当に好きでした。なにがと聞かれても困ります。どういうところがと聞かれても困ります。なんだかわからないけれど、とにかく大好きだったんです。大好きになってから、大好きになった理由を考えた、そういうお友達です。あとから思うその「大好きになった理由」は、カシスちゃんの「目」です。カシスちゃんの視線はいつでも、とてもまっすぐです。相手をきちんと理解しようとする目をしています。とわたしには感じられます。そしてそれは、自分を良くみせようという目ではありません。そういう目をしている人もわたしは好きだけれど、カシスちゃんのような視線をもった人は他にはいないんです。だからわたしはカシスちゃんのその目にヤラレテしまったのだと思います。
わたしはカシスちゃんとは一年も同じ大学に通っていません。家が近かったわけでも、同じバイトをしていたわけでも、同じ習い事をしていたわけでもありません。だからわたしが別の大学に行ってからは、会おう、と約束しなければわたしたちはまず会えない。そういう関係でした。
それでもふたりが東京にいた頃は会うことができたけれど、就職でカシスちゃんが関西へ行ってしまってからは、会うことはともかく、連絡もほとんどとることがありませんでした。自分から積極的に連絡をしていたわけでもないのに、わたしは「カシスちゃんにも、もう忘れられちゃったかな」って勝手に思って、寂しい気持ちになったこともありました。
それをカシスちゃんに話したんです。そうしたら笑われちゃった。
「忘れるわけないじゃん、uubはキャラ濃いもん。」って(笑)
キャラが濃い?そおなの?知らなかったよ。。
だめだなぁ、と思いました。連絡がとれなかったことで、勝手に悲しくなってた自分のことを。「自分の結婚式には絶対にuubを呼ぼうと思ってた」って、そのまっすぐな目で言ってくれたカシスちゃんを見て。
ありがとうね、カシスちゃん。わたし、本当に楽しみにしてるから。カシスちゃんのウェディングドレス姿。
あーやばい。もうすでに泣きそうだ