uubの小屋

I also miss your small but peaceful room.
ただ今、冒険中。

コルトさんだと思いました。

2008年08月29日 10時20分45秒 | at レストラン・ヴィーノ
uubはレストラン・ヴィーノで、制服を着て働いています。


黒いシャツに、黒いパンツ、上は白いジャケットです。


うち、シャツとジャケットはそれぞれ二枚ずつ、会社から貸してもらっています。


最近、シャツの一枚が行方不明になっていました。
会社でクリーニングに出して、
それから戻ってきたかどうかがわからなくなっていたのです。
更衣室にはホールスタッフのも、キッチンスタッフのも、
一緒くたに制服がわんさと置いてあって、
わたしはその中から自分のシャツを見つけられずにいました。


どこに行ったんだろうなぁ。


そう思っていた頃、
お店に出勤して、着替えをしようとハンガー掛けから自分の制服を取ったら、
なんと、シャツがもう一枚、一緒に出てきた。
誰かがハンガーに一緒に引っ掛けておいてくれたのです。


きっと、コルトさんだ。とuubは思いました。


案の定、着替えを済ませてホールに出て行くと、
「あ、制服大丈夫だった?」とコルトさん。

やっぱり。

「うん、ありがとう。コルトさんだと思ったよ。」
uubが言うと、コルトさんは「当然。」と得意満面の笑み。


いつもやさしいコルトさんは、uubの正義の味方です。


ちなみにこの会話をアラヤさんが近くで聞いていたので
「アラヤさんではないと思いましたよ。」
と言い添えておきました。


コルトさん、いつもありがとう。




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2008.8.29   『ドラゴンボール日和』更新しました。  「其之十三 亀仙人の芭蕉扇」





超長距離レース、走るんだ。

2008年08月28日 14時14分56秒 | uubの音楽日和
発表会が終わり、新しい音楽に耳を傾けています。

ひとつの曲を弾いたあとは、その曲から解放された自由な気持ちで音楽を聴くことができます。

気持ちがいいです。
なんでもかんでも素晴らしい音楽に聴こえます。
なんでもかんでも弾いてみたいと思えてきます。


で、困ります。


さて次は何を弾こうかしら。。。




発表会で他の人の演奏も聴くと、余計に選択肢が増えてしまうのです。
自分が知らなかった曲、改めて聴いていいなと思った曲、思い出してしまった作曲家。ああ、こんな人もいたな。中学校で習ったし、とかね。

誰がどんな名曲を作ろうと、わたしはベートーヴェンを弾く、と思っていたのですが、うーん。。

やっぱりモーツァルトは美しい、とか
ショパンは舞台栄えするなぁ、とか
ここぞとばかりに荘厳なバッハの音を思い出したり、
酔いしれるラフマニノフに憧れたり、

するわけです。

そういうわけで彼らの曲がとても聴きたくなり、
ダンボールにしまいこんだCDを発掘。
あるものは全部聴いてみる。
うん、あれもいい、これもいい。
うーん、うーん。
あるものは楽譜も開いてみる。
うーん、いいねいいね。
音楽とともに悩みも末広がりに広がっていきます。



モーツァルトのソナタ。
ショパンのエチュード、ワルツ、そしてバラード。
バッハのインヴェンションに、
ラフマニノフのエレジー。すばらしい。
最後にもう一度聴いてみたベートーヴェン。



そして思う。



なんだ、やっぱりベートーヴェンが一番いいや。



あっけなく悩み終了。
誰のどの曲ももちろんいい曲で、
聴けば心は揺さぶられるのに、
ベートーヴェンを聴くと、
弾きたくなる。
圧倒的に。
もう抗わないことにしました。
やっぱりベートーヴェンを弾きます。



そのベートーヴェンの何を弾くかで、また悩むわけですが、
楽譜を見ながらあれこれとさんざん聴いてみたり、
鍵盤触ったりもしてみたけれど、
どれもこれもまったく弾ける気がせず、
結果、考えるのが面倒になり、
ソナタを順番にいくことにしました。
発表会で1番の1楽章を弾いたので、
次は1番の2楽章です。
弾いたことのある3番、8番の悲愴ももう一度やって、
14番の月光をひとつの山に。
その山を乗り越えて15番の田園を弾く。
ああ、田園の美しい風景。
そこまでたどり着いたらまたいくつかの波を越え、
向かうは23番の熱情。
この曲をいつか弾きたいと切に願ってやまない、高き目標。
ド派手な曲。


熱情まで弾いても、まだ8曲も残っているという超長距離レース。


競争相手は寿命ね。
ゴールできるかしら。


とりあえず、1番の2楽章。





ねこねこアンサンブル 12

2008年08月22日 13時41分15秒 | 日記
ねえ、お父さん。さっきからこちらをじっと見ている人がいるんですけど、気味が悪いわ。なんとか言ってくださらない?


んん。。ほっとけばいいじゃないか。疲れてるんだ、寝かせてくれ。



ボクの家の庭に何の用だ。何かしたら、父さんが黙っていても、ボクが追い出してやる。








Q.さて、誰がどのセリフを言っているでしょう。








解答:全部わたしです。


in Summer Concert

2008年08月20日 11時31分13秒 | uubの音楽日和
発表してきました。


Beethoven ピアノソナタ 第1番 第1楽章


村上春樹の『風の歌を聴け』という小説の冒頭に「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」という一文があります。わたしはこの一文が大好きなのですが、この一文を持ち出して何が言いたいのかというと、「完璧な演奏というのは存在するのだろうか」と、いうことです。仮に存在するのだとして、それはどういう演奏なんだろう、と。
そして、わたしが完璧な演奏を弾けるようになる日は訪れるのだろうか、と。



しばらくピアノから離れていたのは、いろいろな事情があるにはあったのですが、結局のところ、わたしが「ピアノを弾く意味」を見失ってしまったからではないかと今は思います。練習して、弾けるようになって、発表して、失敗したり、褒めてもらったりして、そしてしばらくするとその曲は弾けなくなっている。そういうことの繰り返しにいったいなんの意味があるのだろう、と。
わたしはすっかり忘れていました。いつのまにか一曲を「弾けるようになる」ことだけで満足するようになっていました。「上手になりたい」という欲求をすっかりどこかに置いてきてしまっていたみたいです。「弾けるようになる」ということと「上手になる」ということは、まったく違います。赤ちゃんが二足歩行に挑戦するのと、オリンピックで世界新に挑戦する、くらいに違います。弾く曲のレベルが上がって、楽譜通り弾くことだけで精一杯になっていたわたしは、いつのまにか「弾けるようになる」ことを到達点にしてしまっていたのだと思います。
弾く意味を見失うわけです。わたしにとってはピアノが弾けることそれ自体には、ほとんど何の価値もないのです。弾けるようになりたいと思えること、もっと上手になりたいと思えること、その欲求にこそ弾く意味があります。向上心を失って、ただピアノが好きだからという程度の理由で弾いていては、楽しさに限界があります。ある程度の年数を弾いてきて自分の限界を感じていたこともあるかもしれません。わたしはこれ以上うまくなれない、と。なんて傲慢なんでしょうね。

サマーコンサート2008 は、わたしにとってとても楽しい一日になりました。本番の緊張は、今思い出しても泣きたくなるくらいひどい有り様だったけれど、そしてその緊張は舞台で演奏をしているあいだもずっと続いていたけれど、わたしは、わたしの弾きたい音をいくつかの箇所で実現することができました。そのことを実感として覚えている、というのが今回の収穫です。弾いたあとというのは、いつも覚えてないんですよ、自分の演奏を。まったく。無我夢中だからなのだと思いますが。でも、今回は感覚が残っています。演奏している間にみていた自分の指の動きを、頭の中に思い浮かべることができます。今までにないくらい緊張していたのに、それができるというのは、きっと、自分の弾きたい音が明確になっていたからだと思います。

そして思いました。

完璧な演奏というのは「楽譜を完璧に再現すること」ではなくて、「すべての音符と休符に自分の解釈があり、その解釈を実現すること」ではないか、と。そう考えたら、これまで完璧な演奏をできないわけは明白です。わたしは一曲の音符のすべてに自分の解釈を与えられたことなどありません。そもそも自分で解釈をしようなんて考えたこともありません。
わたしが言う「解釈」とは、「ある音符をどんな音にしたいかの答えを出す」ということです。
だから、完璧な演奏というのは、つまるところ「自分の弾きたいように弾ける」ということなのだと。音楽に対して自分が自由であること。
わたしはまだ「弾きたいように」の部分でつまずいているのです。だからきっと、まだまだ上手になれます。まだまだピアノを楽しめます。




Summer Concert 2008



聴きに来てくれたみんな、本当にどうもありがとう。
次はまたひとつ上の演奏を聴いてもらえるように、がんばります。



明日を生きる君へ。

2008年08月16日 21時00分52秒 | 日記
わたしは、わたしが生まれてきた意味というのをよく考えます。

生きるのって楽しくないことのほうが多いとわたしは思うんだけど、
それでも生きてるのは、生まれてきたからだな、と。
なんで生まれてきたんだろうと考えると、
わたしの場合はお母さんがわたしを生みたいと思ったからなんだけど、
それはお母さんの事情で、わたしの事情じゃない。

でも生きていくのは、お母さんだけじゃなくて、
当然のごとくわたしも生きていかなくちゃいけないわけで、
だからわたしにも生きる事情が必要になってくる。

わたしの生きる事情は、
わたしが生まれる前と死んだあとで、
世界がほんの少しでも良い方向に変わってること。
ほんの少しの少しは、
砂粒くらいかもしれないし、
小豆くらいはあるかもしれないし、
原子レベルかもしれないし、
どれくらいの大きさになるかはわたしの力量次第なんだけど、
でもとにかく本当にちょっとでもいいから、
良い方向に変化がある。
それがわたしの生きる意味。

かわいい洋服をデザインしたとか、
おいしい料理のレシピを考えたとか、
誰かの悩みを解決したとか、
きれいな絵を描いたとか、
とにかくがむしゃらに働いたとか、
家族のために尽くしたとか、
ひとつひとつは世界の変化とは呼べないようなことでも、
みんなが、みんなで、積み重ねれば、
それは世界の変化になると思う。

人類は今日よりも明日、
1年後よりも10年後の良い社会を目指してきたはずで、
だから今を生きるわたしたちは、
300年前の人が今の世界を見て、300年前のほうがよかったと言わせてはいけないのだとわたしは思う。
言わせてしまっても平気なら、
わたしは明日なんていらない。

わたしは世界を愛したい。
良い世の中というのがどういうものなのか、一生懸命に考えたい。
そのために自分にできることをしたいし、できることはあると思う。
何ができるかはまだ手探りだし、
すごく時間もかかるに違いないけど、
でも諦めない。

わたしが生まれる前よりも
わたしが死んだあとのほうが、
世界が魅力的になっている。
それはわたしの夢だ。

ひとりではできないから、
みんなでやる。
より魅力的な社会を目指して、切望して、
悩んだり、迷ったり、考えたり、行動したり、
泣いたり、喜んだり、楽しんだりする。
その思いを一緒にしているのがわたしにとっての仲間だ。

もうすでに出会っていても、
まだ出会ったことがなくても、
死ぬまで出会うことがなくても、
それがわたしにとっての仲間だな、と思う。

でもわたしは、
ちょっとしたことですぐにへこたれるから
だからわたしが仲間はずれにされないように、
きをつけなくちゃね。




そういえば



明日はピアノの発表会でした。
書いておいてなんですが、
人類の未来とか考えてる場合じゃなかったなと思います。










サマーコンサート2008

2008年08月13日 20時31分02秒 | at レストラン・ヴィーノ
レストラン・ヴィーノの“パルミジャーノ”さんはとても愛嬌のある、愛すべき人柄のシェフです。


マネージャーのプロセッコさんが、今週末に行われるサマーコンサートの宣伝をみんなの前でしてしまったので、シェフにもプログラムを渡しました。



子供の部:10時00分 開演
大人の部:10時30分 開演



「あれ、uubさんは<子供の部>でしょ?」



シェフぅぅぅー。



uubは 大人の部 です。



というわけで、わたしの出番は14時から15時くらいの間だと思われます。
見に来てくださる方、正確な時間が読めなくて申し訳ありませんが、だいたいそれくらいだと考えていただければ幸いです。



日時:8月17日(日) 9時30分開場
会場:いずみホール <西国分寺駅南口から徒歩5分>



わたしは 大人の部 で弾きます。


にゅー携帯ストラップ。

2008年08月12日 20時06分39秒 | uubの幸せグッズ
初登場のお友達です。


トイプードルの桃ちゃん。


わたしの幼馴染です。本当にちっちゃいときの友達で、わたしはよく面倒をみてもらいました。
いつまで一緒に遊んでいたかまったく覚えていないのですが、小学校、中学校と学年が上がるにつれて会わなくなり、高校生になってからは一度も会っていなかったと思います。


縁あって、最近再会しました。


再会した日にもらったのです。
桃ちゃんが自分で作ってくれたビーズのストラップ。
写真だとわかりにくいのですが、
すっごくかわいいです。
すっごくすっごくかわいいです。


偶然だけど、わたしの携帯“シフォンちゃん”との色合いも、とてもよく合います。



どうもありがとう。
いつも明るく元気な桃ちゃん、どうぞこれからもよろしくね。




to Summer Concert Ⅳ

2008年08月07日 12時49分38秒 | uubの音楽日和
本番まであと10日だということに気がつきました。



10日ですか。。。はぁぁー。



あと10日間で何をするかということが、本番の成否の分かれ目になるのではないかという気がなんとなくします。学校の試験勉強みたいにいろいろと詰め込むわけにはいきません。何をするかということも大事だけど、してはいけないこともあるのだと感覚的に思います。欲張っていろいろやり始めるとまず間違いなく失敗します。あー余計なことするんじゃなかった、と思うのが関の山です。でもやるべきことがきちんとわかって練習できれば、完成度は確実に上がるのです。たぶんね。
たかが発表会、されど発表会。楽しんで弾けばいいのさ、と言い聞かせてはみるものの、発表するからにはやはり相応の演奏を目指そうとします。わたしの場合は楽しむだけならひとりで弾いてるほうがずっと楽しいので。人前で弾くことの楽しさはそんなにないのだけど、ひとりで弾くよりも自分の音楽は鍛えられます。あー、今回はどこまで鍛えられるかしら。あと10日。



うしっ。