中日落合監督、日本シリーズに異論 (大阪日刊スポーツ) - goo ニュース
プレーオフ制度に関しては個人的にも純粋に疑問を感じていました。シーズンで1位になったチームが、日本シリーズに出場できない可能性をわざわざ作る必要がどうしてあるんだろうって。実際にソフトバンクは二年連続で、プレーオフ制の犠牲になっています。
制度導入の理由はメジャー並の盛り上がりを期待してのことなのだろうけれど、今までシーズン優勝がそのまま日本シリーズへの切符となることに親しんできた日本人からすると、プレーオフで盛り上がるというよりも、シーズンの試合の意味を劣化させてしまう傾向があるように感じています。
2位でも日本一になれる。
ただ、こういうのも慣れなんでしょうね。プレーオフが当たり前になってしまえば、そんな釈然としない気持ちも10年後くらいには熱狂に転化してるのだろうなとも思います。野球に限らず、変化の始めに伴う抵抗なんて、その程度のものです。
どちらの制度がよりファンの熱狂を煽るのか、今の段階では計りかねる部分も多いと思います。今回のように2位3位のチームが日本一になった場合、まだしばらくはそのチームへの称賛よりも1位のチームへの情のほうが先行するのかもしれません。
現時点での制度には改善すべき点も多々あるのでしょう。確かにソフトバンクの1位が決定してから、阪神の優勝が決まってから、ロッテとの決戦までには時間が経過しすぎました。
だけどそこに疑問を呈するのなら、毎年まったく違う時間差で戦い抜いている甲子園球児たちの熱戦は、そもそもがフェアじゃないということになりかねない。
ルールは最初から決まっていたもの。そのルールに則って行われた試合の結果はフェアなものであるに違いないとわたしは思うのです。
今年の日本一は千葉ロッテマリーンズ。
この事実と価値は、その意味で決して損なわれることのない栄光だと思います。
そして、来年その栄光は阪神が手にするのだ。
のだ!