今日、13:30から松戸市都市計画審議会が開催されました。私は昨年から審議会委員でしたが、市議選で任期切れとなったため、今回あらためて委嘱を受けました。
都市計画審議会は、その名の通り都市計画・まちづくりについて専門家・学識経験者・市民代表(市議7人)などが委員として話し合いをする機関で、市街化調整区域などの決定や、緑地保全地区の指定、各種都市計画の審査などを行います。
今日は、市内各地の「生産緑地地区の変更」と「矢切の斜面林を特別緑地保全地区に指定する」という2つの議案審査と、松戸市景観計画、松戸市住生活基本計画の報告を受け、質疑と意見交換を行いました。
生産緑地とは、市街化区域内にある農地で、原則として指定後30年間は農業を営むこと、固定資産税は宅地並み課税から農地としての課税へ軽減されること、所有者が死亡もしくは障害などで農業が続けられなくなった場合、市に土地の買取を申し出ることができる、などの特徴があります。
生産緑地は年々縮小・廃止されています。他の自治体では、生産緑地指定基準を緩和する(※)などの対策で、生産緑地を守る工夫をしています。
(※)面積500㎡以上の一団の農地であること。2つ以上の農地を道路・水路などが隔てている場合、幅が6m以内であれば一団の農地と扱うなどの基準がありますが、自治体によっては500㎡に少し足りない土地も指定したり、道路などによって隔てられている幅が7~8m程度あっても一団の農地と認めるなどの緩和を実施している例があります。
生産緑地は松戸市の貴重な緑であり、指定基準の緩和なども含め、生産緑地地区を守るよう求めました。
「松戸市住生活基本計画」は、今後10年間の松戸市の住宅政策を展望する計画です。
松戸市内の住宅は13%が空き家という状態です。住宅需要が落ち込む中で、量から質への転換が求められています。
市内住宅の特徴や人口動態、住宅弱者への配慮など、様々な角度から分析がおこなわれた計画となっています。
とくに大切なのは、セーフティネットとしての住宅施策です。
計画の中には、日本国憲法に掲げられた生存権の条文を引用して住宅政策の重要性を強調しておりますが、この視点はとても大切です。住宅政策は社会保障の一つであるという位置づけのもと、今後いっそうの充実を求めました。
・・・今回の都市計画審議会は専門家などの他、7人の議員が参加しましたが、2時間あまりの会議で一言も意見を言わない議員が何人かいました。確かに都市計画というのは分かりづらい問題ですが、だからこそ勉強が欠かせません。私も委員となった以上、しっかりと松戸のまちづくりについて勉強を深めていきたいと思います。
都市計画審議会は、その名の通り都市計画・まちづくりについて専門家・学識経験者・市民代表(市議7人)などが委員として話し合いをする機関で、市街化調整区域などの決定や、緑地保全地区の指定、各種都市計画の審査などを行います。
今日は、市内各地の「生産緑地地区の変更」と「矢切の斜面林を特別緑地保全地区に指定する」という2つの議案審査と、松戸市景観計画、松戸市住生活基本計画の報告を受け、質疑と意見交換を行いました。
生産緑地とは、市街化区域内にある農地で、原則として指定後30年間は農業を営むこと、固定資産税は宅地並み課税から農地としての課税へ軽減されること、所有者が死亡もしくは障害などで農業が続けられなくなった場合、市に土地の買取を申し出ることができる、などの特徴があります。
生産緑地は年々縮小・廃止されています。他の自治体では、生産緑地指定基準を緩和する(※)などの対策で、生産緑地を守る工夫をしています。
(※)面積500㎡以上の一団の農地であること。2つ以上の農地を道路・水路などが隔てている場合、幅が6m以内であれば一団の農地と扱うなどの基準がありますが、自治体によっては500㎡に少し足りない土地も指定したり、道路などによって隔てられている幅が7~8m程度あっても一団の農地と認めるなどの緩和を実施している例があります。
生産緑地は松戸市の貴重な緑であり、指定基準の緩和なども含め、生産緑地地区を守るよう求めました。
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「松戸市住生活基本計画」は、今後10年間の松戸市の住宅政策を展望する計画です。
松戸市内の住宅は13%が空き家という状態です。住宅需要が落ち込む中で、量から質への転換が求められています。
市内住宅の特徴や人口動態、住宅弱者への配慮など、様々な角度から分析がおこなわれた計画となっています。
とくに大切なのは、セーフティネットとしての住宅施策です。
計画の中には、日本国憲法に掲げられた生存権の条文を引用して住宅政策の重要性を強調しておりますが、この視点はとても大切です。住宅政策は社会保障の一つであるという位置づけのもと、今後いっそうの充実を求めました。
・・・今回の都市計画審議会は専門家などの他、7人の議員が参加しましたが、2時間あまりの会議で一言も意見を言わない議員が何人かいました。確かに都市計画というのは分かりづらい問題ですが、だからこそ勉強が欠かせません。私も委員となった以上、しっかりと松戸のまちづくりについて勉強を深めていきたいと思います。