このブログ記事をお読みになる前に、放射線記事の「注意事項」を必ずご一読下さい。
松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。
かねてより計画していました市長への直接申し入れが、ようやく今日の13:00に実現できました。(5月5日に電話でのお話はさせていただいているのですが)
申し入れには伊藤よいちろう、高橋たえこ、高木健、山口正子、うつの史行の市議団5名全員と、みわ由美前県議会議員が参加しました。
提出をした要望書は2通です。
【東日本大震災の被害住宅復旧に向けた申入れ】
被害住宅の復旧にも活用できる「住宅リフォーム助成制度」の創設を求めたものです。
これについては、市長も被災された住宅の復旧に限った制度についてですが、内部検討しているようです。
【松戸市内の放射能汚染への早急な対策を求める申入れ】
このブログで皆さんからいただいたメールやコメント、tweetなどからエッセンスを抽出して作成しました。
要望項目は具体的には以下の10項目です。
一、学校や保育所、公園をはじめとした市内の公共施設、また幼稚園などにおいて、継続的に放射線量の測定をおこなうとともに結果を公表すること。
一、給食食材や水道水はもちろん、地下水や下水などの放射線量の測定、モニタリングを実施すること。
【測定前からでもできることとして】
一、市として、一般人の被曝量上限は年間一ミリシーベルト(自然放射能や治療による被曝をのぞく)が国際基準であるという認識に立つこと。
一、子どもの年間二〇ミリシーベルト基準を即時撤回するよう国に求めること。
一、放射能汚染問題について、外部被曝、内部被曝を避けるために市民(とくに子どもたち)が日常生活において気をつけるべきことについてまとめ、市民に広く広報すること。
一、市民の放射能汚染からの自衛措置は原則として認めること。(学校で体育の際のマスク着用をとがめられるなどの事例が報告されています)
【測定後の対応として】
一、学校や保育所、幼稚園などでの屋外活動については、放射線被曝の危険性を考慮に入れ、実施の是非を判断すること。また、本人および保護者の自主性を尊重すること。
一、放射線量が高い校庭や園庭、公園などの地表を除去し、土壌の除染をはかること。
一、除染作業等にかかる費用について、国や東京電力に対し補償を求めること。
一、国や県の動きを待つのではなく、積極的に近隣自治体への働きかけをおこない、緊密な連携を組んで事態の打開にあたること。
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これらの要望項目について、具体的な事例や市民の皆さんの声、ご要望を交えて説明させていただきました。
公共施設だけではなく、幼稚園など子どもの施設の測定もして欲しいこと、給食の食材について不安の声が出ていること、運動会はもちろん「田植え」や「やご採り」などの学校行事について、事実を知らないまま子どもを被曝に晒してしまうのではないかという心配、放射線被曝からの自己防衛は規制すべきでないこと、市民の間の温度差があることについては、行政側がこの放射能汚染問題について汚染の予防方法などとあわせてしっかり広報することで大きく改善するのではないかということ・・・その他にも、高濃度の汚染が発覚した際には地表の除去などの除染措置を講じるべきであることなども提案しました。
これに対し市長からは、「4月の後半から、こうした問題(ホットスポット)を心配する声が届いている」「そうした声に応えて、市として測定することにした」と回答がありました。
これまで、「測定しない」としてきた市の姿勢がここに来て大きく変わったことは、多くの皆さんが声を寄せて市を動かした大きな成果だと思います。
具体的な測定時期については「測定器が在庫切れですぐに購入できず、専門家の協力も必要なことを考えると、今すぐとはいかない」とのことでしたが、「今所有している機器で、部分的にでもいいから測定して欲しい」という私たちの訴えに対し「確かに、購入できるまで待たず、例えば他からの借用なども検討する」と回答がありました。「一刻も早く測定すべき、具体的に実施期限を限ってすすめて欲しい」という求めに対しては「5月中には実施したい」という考えが述べられました。
また市民の自己防衛についてですが、「とくに学校や保育所などでの保護者、子どもたちの自衛措置を認めるとともに、屋外活動についても自主性を尊重すべき」という指摘に対しては、「教育委員会にその旨、話をしたい」との約束をいただきました。
放射線被曝の基準についての指摘に対しては、「国の基準は国の基準として、市独自のものも検討し、市民に注意を呼びかけることも考えたい」という考えが示されました。
地表の除去、除染については、「まずは測定することが先決で、その結果をふまえての判断になるが、国の基準とどう折り合いをつけるかが難しいところ」というお話しでした。
わずか20分と少しの懇談でしたが、この問題についての市のスタンスに「よい変化の兆し」が見えるものとなりました。
しかし「5月末までに」という期限の問題(本当は明日にでも始めてもらいたい・・・)や、市の独自基準を定めてもらえるかという問題、測定の結果「異常アリ」だった際の、市の対応などなどこれからも引き続き注意を向けていく必要性を感じました。
市長、お忙しい中で市民の声に耳を傾けていただき、ありがとうございました。
追伸:twitterでいただいた、「放射線と子どもの絵」2枚とも市長にお渡ししました。
今日はもう一つお知らせしたいことがあります、それは議会の動きについてです。
市長との懇談の後、13:30から幹事長会議(各会派の責任者会議とお考え下さい)に出席しました。
人事関係についての報告と意見交換が終了した後、この放射線のホットスポット問題についての話し合いになりました。多くの議員のところに私に寄せられているような市民の皆さんの不安の声が寄せられているようです。私のブログをご覧になっていた議員も何人かいたようです。
私も幹事長会議の直前に市長にこの問題について申し入れをおこなったことを報告しました。
その中で、この問題について議会一丸となって市当局に働きかけをしてはどうか、という話に発展、全会派の幹事長が賛意を表明しました。
私も幹事長会議終了後、市長にお渡しした「申入書」を全会派の幹事長に渡して協力を要請、皆さん快く受け取ってくださいました。
市民の皆さんの声で、市が、議会が動き始めました。しかし放射能汚染問題の解決はようやくスタートラインに立っただけ、と言わなければなりません。
市を、議会を、そして全市民をあげて、さらには近隣自治体への呼びかけもすすめ、力を合わせて難局に立ち向かいましょう。
・・・そういえば、先日のブログ記事で県内の日本共産党の議員に連携を呼びかけたことをご報告しましたが、さっそく船橋市議団から連絡をいただきました。
明日、船橋市議団と一緒に船橋市内の何カ所かを測定にいきます。
また、日本共産党柏市議団も独自の測定を実施したようです。柏市のわたべ和子議員の「ひとりごと」に詳しく掲載されていますので、是非ご覧下さい。
・・・確実に拡がってきていますね。
今日は他に市立病院問題についてのご報告もしたいのですが、今日中には間に合わないかも知れません。明日以降になってしまったらご容赦を。
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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。
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かねてより計画していました市長への直接申し入れが、ようやく今日の13:00に実現できました。(5月5日に電話でのお話はさせていただいているのですが)
申し入れには伊藤よいちろう、高橋たえこ、高木健、山口正子、うつの史行の市議団5名全員と、みわ由美前県議会議員が参加しました。
提出をした要望書は2通です。
【東日本大震災の被害住宅復旧に向けた申入れ】
被害住宅の復旧にも活用できる「住宅リフォーム助成制度」の創設を求めたものです。
これについては、市長も被災された住宅の復旧に限った制度についてですが、内部検討しているようです。
【松戸市内の放射能汚染への早急な対策を求める申入れ】
このブログで皆さんからいただいたメールやコメント、tweetなどからエッセンスを抽出して作成しました。
要望項目は具体的には以下の10項目です。
一、学校や保育所、公園をはじめとした市内の公共施設、また幼稚園などにおいて、継続的に放射線量の測定をおこなうとともに結果を公表すること。
一、給食食材や水道水はもちろん、地下水や下水などの放射線量の測定、モニタリングを実施すること。
【測定前からでもできることとして】
一、市として、一般人の被曝量上限は年間一ミリシーベルト(自然放射能や治療による被曝をのぞく)が国際基準であるという認識に立つこと。
一、子どもの年間二〇ミリシーベルト基準を即時撤回するよう国に求めること。
一、放射能汚染問題について、外部被曝、内部被曝を避けるために市民(とくに子どもたち)が日常生活において気をつけるべきことについてまとめ、市民に広く広報すること。
一、市民の放射能汚染からの自衛措置は原則として認めること。(学校で体育の際のマスク着用をとがめられるなどの事例が報告されています)
【測定後の対応として】
一、学校や保育所、幼稚園などでの屋外活動については、放射線被曝の危険性を考慮に入れ、実施の是非を判断すること。また、本人および保護者の自主性を尊重すること。
一、放射線量が高い校庭や園庭、公園などの地表を除去し、土壌の除染をはかること。
一、除染作業等にかかる費用について、国や東京電力に対し補償を求めること。
一、国や県の動きを待つのではなく、積極的に近隣自治体への働きかけをおこない、緊密な連携を組んで事態の打開にあたること。
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これらの要望項目について、具体的な事例や市民の皆さんの声、ご要望を交えて説明させていただきました。
公共施設だけではなく、幼稚園など子どもの施設の測定もして欲しいこと、給食の食材について不安の声が出ていること、運動会はもちろん「田植え」や「やご採り」などの学校行事について、事実を知らないまま子どもを被曝に晒してしまうのではないかという心配、放射線被曝からの自己防衛は規制すべきでないこと、市民の間の温度差があることについては、行政側がこの放射能汚染問題について汚染の予防方法などとあわせてしっかり広報することで大きく改善するのではないかということ・・・その他にも、高濃度の汚染が発覚した際には地表の除去などの除染措置を講じるべきであることなども提案しました。
これに対し市長からは、「4月の後半から、こうした問題(ホットスポット)を心配する声が届いている」「そうした声に応えて、市として測定することにした」と回答がありました。
これまで、「測定しない」としてきた市の姿勢がここに来て大きく変わったことは、多くの皆さんが声を寄せて市を動かした大きな成果だと思います。
具体的な測定時期については「測定器が在庫切れですぐに購入できず、専門家の協力も必要なことを考えると、今すぐとはいかない」とのことでしたが、「今所有している機器で、部分的にでもいいから測定して欲しい」という私たちの訴えに対し「確かに、購入できるまで待たず、例えば他からの借用なども検討する」と回答がありました。「一刻も早く測定すべき、具体的に実施期限を限ってすすめて欲しい」という求めに対しては「5月中には実施したい」という考えが述べられました。
また市民の自己防衛についてですが、「とくに学校や保育所などでの保護者、子どもたちの自衛措置を認めるとともに、屋外活動についても自主性を尊重すべき」という指摘に対しては、「教育委員会にその旨、話をしたい」との約束をいただきました。
放射線被曝の基準についての指摘に対しては、「国の基準は国の基準として、市独自のものも検討し、市民に注意を呼びかけることも考えたい」という考えが示されました。
地表の除去、除染については、「まずは測定することが先決で、その結果をふまえての判断になるが、国の基準とどう折り合いをつけるかが難しいところ」というお話しでした。
わずか20分と少しの懇談でしたが、この問題についての市のスタンスに「よい変化の兆し」が見えるものとなりました。
しかし「5月末までに」という期限の問題(本当は明日にでも始めてもらいたい・・・)や、市の独自基準を定めてもらえるかという問題、測定の結果「異常アリ」だった際の、市の対応などなどこれからも引き続き注意を向けていく必要性を感じました。
市長、お忙しい中で市民の声に耳を傾けていただき、ありがとうございました。
追伸:twitterでいただいた、「放射線と子どもの絵」2枚とも市長にお渡ししました。
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今日はもう一つお知らせしたいことがあります、それは議会の動きについてです。
市長との懇談の後、13:30から幹事長会議(各会派の責任者会議とお考え下さい)に出席しました。
人事関係についての報告と意見交換が終了した後、この放射線のホットスポット問題についての話し合いになりました。多くの議員のところに私に寄せられているような市民の皆さんの不安の声が寄せられているようです。私のブログをご覧になっていた議員も何人かいたようです。
私も幹事長会議の直前に市長にこの問題について申し入れをおこなったことを報告しました。
その中で、この問題について議会一丸となって市当局に働きかけをしてはどうか、という話に発展、全会派の幹事長が賛意を表明しました。
私も幹事長会議終了後、市長にお渡しした「申入書」を全会派の幹事長に渡して協力を要請、皆さん快く受け取ってくださいました。
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市民の皆さんの声で、市が、議会が動き始めました。しかし放射能汚染問題の解決はようやくスタートラインに立っただけ、と言わなければなりません。
市を、議会を、そして全市民をあげて、さらには近隣自治体への呼びかけもすすめ、力を合わせて難局に立ち向かいましょう。
・・・そういえば、先日のブログ記事で県内の日本共産党の議員に連携を呼びかけたことをご報告しましたが、さっそく船橋市議団から連絡をいただきました。
明日、船橋市議団と一緒に船橋市内の何カ所かを測定にいきます。
また、日本共産党柏市議団も独自の測定を実施したようです。柏市のわたべ和子議員の「ひとりごと」に詳しく掲載されていますので、是非ご覧下さい。
・・・確実に拡がってきていますね。
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今日は他に市立病院問題についてのご報告もしたいのですが、今日中には間に合わないかも知れません。明日以降になってしまったらご容赦を。
一日でも早く安心して暮らせる松戸市になって欲しいです。
応援しております。
ほんとうにお疲れ様でした。
頼れる議員さんがいらっしゃるということ。
本当にうれしいです。
今日学校の先生と給食の食材について少し話をしたところ、「松戸市の教育委員会は千葉県の教育委員会の指示に従っている」というニュアンスの話が帰ってました。
どうなんでしょうか。
今後の展開に期待しています!
子供達が被ばくしないように迅速な対応望みます。
でも本当に嬉しいです!!
希望の光が見えてきました。有難う御座いました。
国との折り合い・・・といったことを言っている場合ではないですよね。どうか、市長も理解して下さることを祈ります。
1人のみの力は微力でも松戸市民から県単位に働きかけることで力が大きくなります。まだまだ課題は山ほどあるでしょうか、私達市民にできることは、していきたいと思いますので何かありましたらこちらでお知らせください。
これからも松戸で安心できる生活をしていきたいと思っております。一緒に頑張っていきましょう。
まだまだ状況は深刻ですが、確実な一歩です。
ありがとうございます!
大きな仕事には批判が付きものですが、
ポジティブに捉えて、引き続き頑張って下さい。
「とくに学校や保育所などでの保護者、子どもたちの自衛措置を認めるとともに、屋外活動についても自主性を尊重すべき」という点、重要です。ぜひ急いで欲しいです。
どうぞよろしくお願いします。
がんばりましょう。
食材について、肝心の千葉県が本当にヒドイですね。文句を言ったらきりがないのですが、その点でもみわ県議を落選させてしまったことが悔やまれてなりません。(いきなり話が飛んですみません)
でもそれもこれも、こうして多くの皆さんにご意見、ご要望をお寄せいただいたことが基礎にあります。逆に皆さんに感謝です。
後は市が本腰をあげて早急に乗り出すことを期待したいところです。
国との関係については、国の基準外であれば除染作業の費用などが国から援助を受けられないだろう・・・とか、そんな意味なのかも知れません。(勝手な想像ですので、ご容赦を)