そんな苦労を再び抱えることになっても、父に会いたいという気持ちが強い。
自分の心を整理するためにもブログを書いてみようと試みました。
何故か瞼が開かなくて、そのまま終話ボタンを押してしまっていたのです。
『酸素がうまく取り込めない状態で、あまり芳しくない』と告げられびっくり。
インターホンで連絡し、ようやくエレベーターに。
父は酸素吸入されながらもやはり辛そうな呼吸を繰り返していました。
私を認識したのか、ほんの少しだけ力がこもりました。
私たちの到着を心待ちにしていてくれたのだと知り、涙が止まりませんでした。
そう思えば少しは救われます。
もちろん、出来の悪い娘でしたから後悔は山のようにあります。
今はこの孤独を何とか乗り越えようと、必死で足掻いています。
昨年12月から入院継続中の卯月父。
コロナ騒動が起き、面会出来ない状態が続いておりましたが、金曜日、久々に顔を見てきました。
4月あたりから移動先の「施設」を探し続けていた私。
ここにきて「誤嚥性肺炎」にかかってしまった父。
いよいよ、レビー小体型認知症の末期に突入したことを理解させられます。
一時期は39度台の高熱があったのですが、今は平熱近くまで落ち着いていて、一安心。
ただ、少しでも固形(ゼリー食など)を口にすると誤嚥を起こすため、今は絶食、点滴で生活中です。
(唾液すら怪しい状況)
もちろん本人に理解は難しく、結局「拘束」することを承諾しました。
顔を見て、声をかけると、しっかりと返事は出来ます。
私と主人の認識も◎。
「喉が渇く」などの要望もきちんと口に出来ているようです。
父には妹が三人いるのですが(一人は数年前に他界)、「会いたいか?」と問えば「会いたいなぁ」と答える。
その叔母たちは週に何度も私へ電話してくるほど、心配してくれています。
可能ならば是非とも面会してもらいたい、と思い、即座に連絡しました。
相手もかなりお年ですし、実現出来るか不安でしたが、「いきたいわ」と仰ってくれました。
正直、コロナのこともあるので手放しでウェルカムは出来ません。
ただ父にとっても叔母達にとっても、残された時間はそう多くはないと感じます。
万が一、食事が口から摂取出来なくなると、あとは死を待つのみ。
※経管栄養に移行するつもりはないので
今現在はまだ意識もしっかりしているし、人を恋しいと訴えてくるし、できる限り望みを叶えてあげたいと思いました。
次に義父のことですが、いろんな意味で安定しています。
たまに熱を出すこともありましたが、手厚い看護のおかげですぐに復活。
施設側の気配りにも感謝しか出来ません。
もちろんこちらの施設も面会禁止で、今現在もそうです。
定期的に送られてくる写真ではほんのり笑顔だったりするので、元気なんだろうなと安心しています。
見事な介護手腕。脱帽です。
こんにちは、卯月です。
一ヶ月丸々お休みを頂いておりました。
本日より溜め込んだ色々を書き綴りたいと思います。
先日の沖縄記事(非日常で公開)はもう少し続きますが、ちょっとだけ小休止。
もちろんきちんと終わらせますのでご安心ください。
さて、4/23から入院している我が父もそろそろ退院する目処が立ってきました。
丸2ヶ月余り。
お医者様と看護師さん達のおかげで、まとまった睡眠がとれるようになり、家族としても非常に助かったと思っています。
ちなみに入院費は想像をちょっとオーバーしていて、約9万弱。
なかなかに痛い。
※うちの父は保険を勝手に解約していたので、余計に痛い(笑)
まあ、それでも介護がしやすくなったのだから、安いものです。
先日の外泊(二泊三日)も非常に穏やかで、食欲だけは人一倍でしたが、私たちが必要以上に煩わされることはありませんでした。
夜中3,4時頃に起きてゴソゴソしていても、すぐに静かになり、私たちの寝室の扉をノックされることもなかったです。
で・・・・
結局一日中、うつらうつらしている状況(テレビも観ない)なので、退院後はデイサービスに送りだそうと思っています。
週三回でまずは様子見。
その後、どうなるかわかりませんが、適度にショートステイを交え、楽な介護を目指そうかと。
心配事は主人が出張で留守がちな為、一人で対応出来るかどうか。
ま、それもこれもやってみないとわかりません。
ここでちょっと愚痴を。
病院はとても快適で、皆さんベテラン揃い。
すごくよくしてくれました。
しかし、退院を前に私達も考えることが多く、取り敢えず帰宅してもらおう!・・・なんて気楽な事も出来ず、色々相談したり調べたりしていたんです。
でもまあ・・・・何と言いますか・・・・・・
「退院日」「今の状況」を逐一尋ねられて、ちょっとイラッとさせられるんですよね。
もちろん病院に長居していても、あまり良いことが無いのは理解しています。
ただデイサービスの施設にしろ、ショートステイの施設にしろ、
皆それぞれ事情がありますし、受け入れ体勢が整わないとあっさりNOを突きつけられます。
実際、私自身、かなりの葛藤があり・・・・
果たしてデイサービスで介護をやっていけるのか。
本当は施設を探した方がいいんじゃないか?
悩みに悩みまくりました。
ちなみにうちの近辺の施設は月額12-14万ほど必要です。
(もちろんもっと高い時もある)
当然、金銭的な事が頭を過ります。
しかし今の父の状況は比較的落ち着いているわけだし、ここは頑張ってみようか?と思い至ったわけです。
ベテラン看護師さんたちの言いたい事は解りますが、少しモノの言い方というものを勉強して欲しい。
介護者というのは常に追い立てられている感じがするのです。
何を聞かれても、即座に答える事に抵抗があるのです。
日常生活と介護の二足わらじは、あれこれ悩む場面が増えます。
悩んだ末の間違いなら諦めもつきます。
焦って決断するのはさすがに厳しい。
アドバイスを頂けるのはとても有り難いのですが、どちらにせよもう少し猶予をくれ!と言いたいんです。
まあ、こんな事を言っても、どうしようもないのはわかってますけどね。
結論から言えば、
さっさと方針を決めて、とっとと退院しろ!
・・・ってなわけです。
これはどこの病院も大なり小なりあると思われます。
(以前、義父がお世話になっていた病院もそうだった)
おかげさまで私のケアマネさんはとーっても優しくて、聞き上手な女性。
(義父の時も素晴らしい人だった)
いつも頼りにしまくっています。
・
・
しかし人間、なかなか思うようには死ねませんね。
これは我が身に置き換え、いつも考えています。
父の口癖は「僕も親父みたいにコテン(脳溢血で他界)と死ぬんや」でしたが、到底そうなるとは思えない。
それでも私は唯一の娘で、相手は唯一の親。
死に水をとる人間は私しかいないのです。
今となっては好きな旅行も、食べ歩きも出来なくなってしまいましたが、
父が残りの人生を少しでも楽に生きれるよう・・・・気を遣いたいと思います。
その前に私がくたばるかもしれないが・・・・苦笑。
え~・・・唐突ですが、父が入院しました。
やっとこさ訪れた、検査&診察日の23日に。
その日の内に入院を決めたのは、そうでもしないと睡眠不足とストレスでどうにかなるかもしれないと思ったからです。
医師の提案は二つでしたが、私はやはり入院(医療保護入院)を選びました。
朝、病院へ行く前には考えても居なかった結果。
父を散髪に連れていって、喫茶店でモーニングを食べ、「今日は比較的調子いいな・・・」と思っていたんですがね。
病院に到着した途端、
「眠い」
「なんかしんどいな。年やしな。」
「ここどこや?」
「何しに来たんや?」
の連発。
ただでさえ気圧の上下で頭痛が激しいのに、これはなかなかに辛かった。
だから余計、先生に泣きつく形になったのかもしれません。
入院=薬の調整
・・・・・なのですが、実際どのくらいの時間がかかるのかは不明。
(いまのところ三ヶ月予定)
無事、夜、静かに寝られる生活を取り戻し、また我が家に帰ってきて欲しいと・・・・
そんな風に思える自分にも驚かされましたが、本心です。
主人の予想はそんなにも楽観的ではありませんが。
取り敢えず、父が落ち着くまで、せっせと病院に通うことにします。
今日も先ほど行ってきたのですが、クリームパンと家で淹れたお茶を美味しそうに口にしていました。
(入院中、陶器のコップはダメなので、湯呑みを持参し、水筒に熱々の煎茶を入れていった。もちろん全て持ち帰る。)
しかしやはり夜寝ていないのか、やたらと「調子悪い」を連呼。
うーん・・・・・まだまだ道のりは長そうです。
※ちなみに病棟は「精神科」なのでばっちり鍵付きです。
昨日、父は初めてのデイサービスへ。
朝八時半~夕方四時半までのサービスです。
送迎付き、昼飯付き、というのがありがたい。
今のところ、週一の月四回で検討していますが、おおよそ月額5000円ほどで受けることが出来ます。【要介護1】
その間、電話は架かってこないし、心配事もなくなるし、万々歳。
伸び伸びさせてもらいました。
〔帰宅後の感想、特になし!〕
しかし自宅に一人きりだと寂しさもひとしおなんですよね。
だから映画を観に行ってきたんです。
【七つの会議】
池井戸潤氏の作品はわりと好きなんですが、今回は主演、野村萬斎氏に注目。
すっごーくクセのある演技で、シリアスな内容ながらも肩の力が抜けるような………ゆるーい感じで観ることが出来ました。
相変わらずというか、香川照之さん熱演!
及川光博さん、少しおとなしめ?
片岡愛之助さん、やっぱり顔面かっこいいですね。
豪華なキャスティングなのに、ちょっとしか出てこない方達もいらっしゃって、すごく贅沢。
内容は恐らく一時間ドラマで完結できるようなものでしたが、野村さんのマニアックな演技のおかげで最後まで楽しく鑑賞出来ました。
のんびり出来るのもこれでしばらく無理かな。
仕事──しなくちゃ。
老猫
老人
必要なのはただ一つ。
そう介護ですね。
別ブログでも書いておりますが、実父が「要介護1」になりました。
これで本格的な介護生活に突入です。
ここのところ、ストレスで憤死しそうになる事が多々あって・・・・
しかしケアマネージャーさん(可愛くて優しい)も決まり、
本人もようやくデイサービスなど、通う気持ちになってきたようで助かりました。
記憶力は本当にありません。
五秒前に言ったことも留まらない時があります。
そのくせ、囲碁(PCゲーム)への情熱はハンパない!
偏りまくってますね。
デイサービスの中でも囲碁を楽しめる場所があるらしく、そこを中心にお世話になろうかと思ってます。
最近はすっかり朝夕の違いが解らなくなってきているので、これで生活のリズムが取り戻せたらいいな。
なーんて・・・
前向きに考えたらこんな感じですが、来るべき現実は地獄ですよー!
認知症患者の自宅介護なんて絶対に地獄。
『親の面倒を看るのは当たり前だろ!?』
そんな風に思ってたら、自分が先に死にますよー!
過度なストレスは死を呼び寄せます。
ようするに病気です。
『ストレスに感じなきゃいいじゃん?』
はい、無理です。
優しくあろうとすることも、話をさらりと受け流そうとする事も、全てストレス!
私は実父に接していて、初めてそれを知りました。
義父のときは、そこまででもなかった。
他人だからでしょうね。
だから主人の苦労も解りました。
とにかく
前回同様、自分たちの人生を優先的に考えながら、楽な介護を目指します!