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国際医療福祉大学・医学部の入試問題の出題傾向と分析

2021-02-17 | 日記

英語

19年度と比べて読解問題が1題減った。それでも時間内に解答するには速読力が必要だが、無理のない分量となった。長文中の誤り指摘は文脈判断が必要なものもある。読解は選択肢のおかげで難しい印象はないが、語彙力がないと苦労する。文法、語句整序、誤り指摘はそれぞれ特化した問題集に取り組み、細部まで理解する。読解は語彙力を高め、機能語を意識して論理的に読む習慣をつけ、800語程度の英文を25分程度で解答するよう心掛ける。

数学

19年度に易化し、20年度も難易度は変わっていない。20年度はベクトルの出題はなかったが、例年、数学A(場合の数・確率)、数学B(ベクトル、数列)、数学Ⅲ(複素数平面、微積分)を中心に出題される。大問では基本問題から始まり後半は難しくなり、計算量も多い。典型解法で対応できるので、解法は瞬時に出てくるようにしておき、計算時間を確保する。日頃から計算に取り組んでおこう。難関国公立大レベルの問題で練習するとよい。

化学

大問4題。例年同様、問題量が多く問われる内容も深いため、時間の余裕はない。小問集合では正誤問題5題のほかに計算や有機の化学反応の問題があった。今回も生命化学に関する物質が扱われていた。本学の過去問から、しっかり出題形式と時間配分を把握することが大切。詳しい図説や参考書などを活用しておこう。また難関国公立大学レベルの問題にも積極的に取り組み、定量的な内容の出題にも対応しておくとよい。

生物

19年度と同様に大問4題構成のマーク式。19年度は考察問題が非常に多く、難度の高いものが見られたが、20年度は考察問題がほとんど見られなかった。その代わりに少し難度の高いものも含めて計算問題が10題以上出題された。全体的には19年度と比べれば解きやすくなっていた。年度によって多く出題される問題のタイプが異なるので、どんな問題が出題されてもいいように、苦手な問題のタイプをなくしておきたい。

物理

各分野、基礎~応用レベルの問題で構成されている。大問2から大問5までは原子以外の各分野から1題ずつ出題されている。よく見かける事例のようでありながら、設問に工夫がなされており、最適な解法を見抜き手際よく計算しないと時間内に解き切れない。過去問を利用して、解きやすい問題から取りかかるなど、時間配分を意識した演習をしておきたい。また、難関国公立大レベルの問題集によって、誘導に乗って解答する訓練をし、自分で解法を見抜く力を身につけてもらいたい。