スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

20世紀少年<最終章>ぼくらの旗

2009年10月02日 17時32分05秒 | Weblog
ちょっぴりネタバレあり。

<<注意>>知りたくない方は絶対に見ないで下さい!!!










20世紀少年<最終章>ぼくらの旗

監督/堤幸彦

原作/浦沢直樹

出演/唐沢寿明:豊川悦司:常盤貴子:平愛梨
香川照之:石塚英彦:宮迫博之:藤木直人
古田新太:森山未來:小池栄子:黒木瞳 ほか









映画の3部作というのはラストの締めがいつも難しいですよね。


私は前回も書きましたが、まだ浦沢さんの原作を読んでいないのです。


以前読んだ「モンスター」も「パイナップル・アーミー」も

面白かったので、どうせなら一気に揃えて読みたいのですが

今は時間もお金も無いので…。



原作では誰なのかわかりませんが、映画では「ともだち」の正体は

フクベエになりすましたカツマタ君…であった…というのが

真相なのでしょうか…?



見終わった時点では、そういう風に自分で納得して席を立ったのですが

その後から「ん?それじゃぁフクベエって、

本当はいつの時点で死んだんだろう…?」って

よくわからなくなってきました



悪質な悪戯によって、その存在を否定され

クラスの仲間から「死んだ」という扱いを受けていたカツマタ君。


同窓会で「フクベエ」とされていたのが

実はすでにフクベエになりすまして参加していたカツマタ君。


ようするに「ともだち」は同窓会にちゃっかり出席していた事になりますよね…?



劇中に「フクベエがその後死んだ」という意味の

セリフがあったように思いますが

詳細を聞き逃してしまったようです。

実際のフクベエはいつごろ、どんな状態で亡くなったのでしょう?



選挙演説をしていて、山根に撃たれてしまった

あの男だったのかなぁ?とも考えましたが、

あれは単なる「ともだち」の信者で、狙撃に備えた替え玉だったと

考えた方がよいのでしょうか?


それがはっきりとわからないので、何だか後からモヤモヤしてしまいました。





しかしながらこの映画の核は「ともだち」が結局誰であるかが、

最重要なわけではないのだろうと思います。


言うなれば「ともだち」になりうる人物は、

私達のそばに、どこにでもいるのだ、という事なのでしょう。

現実にいろいろな事が起きているわけですから…。


ラストの屋上でのシーンは、あんなモンスターを二度と

作らない為の、バーチャルの未来でも、夢でも良いと、

一縷の望みを託した爽やかなシーン…だったと

思いたいのですが…


いやぁ~、ともだちの少年時代、あのK君では、美少年すぎるでしょ…

もし男の子にいじめられてても、女子がほっとかないでしょ=!

大人になったら、モテまくって美味しい人生っしょ=!と

映画観ながらさんざん突っ込みを入れまくりました



正直、1章、2章を見終わった後のような爽快感は

なぜか感じる事ができませんでした。



1章、2章はケンヂ、カンナ、オッチョ等の活躍が爽快で

娯楽映画として充分に楽しめたのですが

3章を見終えた時は、「ともだち」にもそれほど共感できず

1章で感動したケンヂにも、あまり思い入れができなかった…

そんな中途半端な気分だったような気がします。

いえ、むしろ悲しい気分になったのでした…。



それだけこのストーリーは

一見、奇想天外な話のようであって

実は、いろんな過去の事件を思い起こさせる

けっこうリアルでシリアスなものだった…と

いう事なのです…


浦沢さんの原作、いつか読むぞ~







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふくべえについて (ある人)
2009-10-03 23:25:46
ふくべえは小学校時代死んだよ
返信する
(^-^) (ある人さんへ)
2009-10-04 19:13:47
ある人さん、コメントありがとうございます

フクベエが死んだのは「小学校の時」
なのですね!

きっと映画でもちゃんとそういった箇所が
あったのだろうと思いますが
聞き逃してしまいました。

ありがとうございます
返信する

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