非線形性超音波照射技術 no.12
超音波実験 Ultrasonic experiment no.543
超音波の研究について
「キャビテーションの効果を安定させるには統計的な見方が不可欠」
超音波洗浄にとっては、
目的に適した表面の実現が問題で、
単純な洗浄評価よりは更に詳しく
利用目的における評価・トラブル・・・の
安定性・ばらつきが問題になります。
この場合は目標を目指しての一回の洗浄プロセスの効果として
その関連データを測り、その散らばり(分布)について確率を求めます。
対象の中で特定の特性を持つ物の数を表す数値は
古くから統計と呼ばれて来ています。
そこで、多数の結果の中で一定の値
(正確にはその近傍の値)が現れる確率を検討する方法を
統計的な見方と呼びます。
超音波洗浄の改善・効果を考える場合には、
洗浄の結果・評価(数値化)の方向と
効果(不具合やトラブル・・の改善)についての
統計的な検討が必要になります。
ここまでの話は常識的なものですが、
ここから更に一歩踏み込んで洗浄の動き自体の検討に進みます。
この場合は、効果的な洗浄事例に従ったりして
その結果を統計的に確認するという方法だけではなく、
洗浄を生み出す条件<洗浄物・数量・洗浄時間・・・>と
超音波の動きの構造<音圧・変化・キャビテーション・・・>を
数値・図形・・・で捉えることが必要になります。
ところが、洗浄を生み出すシステムの仕組みは、
社会の仕組みのように無数の部分の繋がりで出来上がっています。
この複雑なシステムの動きを、
その構成部分の動きの総和として捉えようとするのが統計的な見方です。
この場合、最終的には超音波の洗浄物への動きを生み出すための
単純化したイメージが必要になります。
このイメージの構築の基本要素は、超音波の仕組みの知識と、
これまで強調して来た最終的な超音波洗浄に関する動きの目的意識です。
これらによって試行錯誤的にイメージの改善を進めることになります。
こんな面倒な話は聞きたくもないと思うかも知れませんが、
「天は自らを助けるものを助ける」と言うように、
超音波洗浄は人から教えられるものだけでは不十分で、
自分で考えて仕上げることが不可欠です。
その場合に「統計的な見方の有効利用」が成功へのキーワードになります。
参考
故赤池弘次先生記念ウェブサイト
http://www.ism.ac.jp/akaikememorial/index.html
故赤池弘次先生ブログ
音圧測定解析データ
音圧測定解析データ
1)http://youtu.be/LEN3SDZkgBI
参考動画 http://youtu.be/KB_mib-BV1I
http://youtu.be/QeGAV3-0Z7s
2)http://youtu.be/7AfiVu-p4w4
3)http://youtu.be/gfTFcseACTs
4)http://youtu.be/kkJ-tlMY1-Q
5)http://youtu.be/44ENQrfi4fc
6)http://youtu.be/kc47GvsBZjI
7)http://youtu.be/PcjZjA9Q0Z4
8)http://youtu.be/Lzs-nE9xKqE
9)http://youtu.be/kHO-bPtgsws
10)http://youtu.be/1F4MgL44xjw
11)http://youtu.be/KVi5ymfv2hI
12)http://youtu.be/o2a7s5_BSZQ
13)http://youtu.be/Whqqxvq6omA
14)http://youtu.be/mNwYCkxoq3I
15)http://youtu.be/yHa8dGI5NTM
参考動画 http://youtu.be/6g9y70HdiiE
16)http://youtu.be/vSYNmrWXTXk
17)http://youtu.be/BCwnJqgdCws
18)http://youtu.be/848WvfeYYEM
19)http://youtu.be/M1FMCCMFi9E
20)http://youtu.be/n8dg4TML4uo
<超音波プローブ>
(動画)
http://youtu.be/cQUkYf3k-lU
http://youtu.be/5ouJrv3JQfo
http://youtu.be/HZqVkPm1Ed8
http://youtu.be/6dr81lZE6es
(スライド)
http://youtu.be/JpT9S93P4to
http://youtu.be/dSs7tiwCQck
<<参考>>
超音波の解析動画を公開
http://ultrasonic-labo.com/?p=1337
超音波<計測・解析>事例
http://ultrasonic-labo.com/?p=1705
http://ultrasonic-labo.com/?p=1703
音圧測定装置(超音波テスター)の標準タイプ
http://ultrasonic-labo.com/?p=1722
音圧測定装置(超音波テスター)の特別タイプ
http://ultrasonic-labo.com/?p=1736
超音波計測装置(超音波テスター)を利用した測定事例
http://ultrasonic-labo.com/?p=1685
表面検査対応超音波プローブを開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1557
超音波プローブの<発振制御>技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1590
超音波を利用した「振動計測技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1502
超音波を利用した「表面弾性波(surface elastic wave)の計測技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1184
超音波を利用した部品検査技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1117
超音波を利用した、「ナノテクノロジー」の研究・開発装置
http://ultrasonic-labo.com/?p=2195
超音波システム研究所のコンサルティング
http://ultrasonic-labo.com/?p=2187
超音波システム(超音波洗浄機)のカスタム対応
http://ultrasonic-labo.com/?p=2149
超音波の発振・制御・解析技術による部品検査技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2104
超音波の「音響流」制御による「表面改質技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=2047
超音波美顔器を利用した、組み合わせ「超音波伝搬制御技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1205
■キャビテーションを主体とした超音波
超音波の伝搬状態を測定・解析することで
対象物に対する個別の特徴・・・を多数確認しています。
なお、技術ノウハウの具体的な対応・・・を
コンサルティング事業として、展開しています。
超音波システム研究所は、
対象物の音響特性(オリジナルパラメータ)を評価することで
目的(洗浄、攪拌、改質・・・)のレベルに合わせた
キャビテーションと音響流をコントロールする
洗浄(代数)モデルと
超音波(ダイナミック制御)技術を開発しました。
今回開発した技術は、
超音波テスター(オリジナル装置)による伝搬状態の変化を、
時系列データの各種解析技術を利用して
音響特性として検出します。
超音波の非線形現象を特に重視した
評価基準(抽象代数モデル:スペクトルシーケンス)により
各種の相互作用を統計処理で判断します。
表面の音響特性
超音波<制御>技術
マイクロバブルを発生させる
液循環システムを利用した超音波実験
超音波と液循環の設定・変化・変動を利用しています。
対象に合わせた、超音波・液循環制御により、
超音波の伝搬状態をコントロールしています。
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超音波システム研究所
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
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これは、超音波に対する新しい視点です、
今回の実施結果から
対象物と超音波振動子の周波数の関係よりも
システムの超音波振動による非線形現象・相互作用の影響が
大変大きいことを確認しています。
超音波の伝搬状態を有効に利用するためには
相互作用による伝搬周波数の状態変化・・を検出して
最適化(制御)することが重要だと考えています。
コンサルティング事業としては、
2種類の超音波振動子の同時照射を使用するシステムを
主体として展開しています。
■参考
新しい超音波(測定・解析・制御)技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1454
磁性・磁気と超音波(Ultrasonic and magnetic)
http://ultrasonic-labo.com/?p=3896
超音波攪拌(乳化・分散・粉砕)技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=3920
超音波システム研究に関する、各種技術の紹介
洗浄・攪拌・表面改質・化学反応促進・・・
空中超音波・シミュレーション・計測装置・・・
・・・実験・研究・開発・システム・・・・
・・・・・・・
各種の動画・スライドショーを
YouTubeに投稿しています。
参考(投稿動画)