セミナー(マイクロバブルを利用した超音波洗浄 東京・新宿:2018.11.13)
洗浄および超音波洗浄技術の基礎と問題解決テクニック
--洗浄のメカニズム、
超音波利用のノウハウ、
超音波洗浄システムの改善方法 --
・洗浄工程を改善し、製品の付加価値向上に対応するための講座
・講師の長年におよぶ洗浄実験から得られた洗浄テクニックについて、
実務にすぐに役立つよう解説する特別セミナー!
超音波システム研究所は、
下記の通り超音波セミナーを行います。
タイトル
「洗浄および超音波洗浄の基礎と問題解決テクニック」
講師 超音波システム研究所 代表 斉木 和幸
日時 2018年11月13日(火)10:30~17:30
主催 株式会社日本テクノセンター
http://www.j-techno.co.jp
受講料 一般(1名) : 48,600円 (税込み)
同時複数申し込みの場合(1名) : 43,200円 (税込み)
会場 【東京】日本テクノセンター研修室
住所: 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿小田急第一生命ビル(22階)
– JR「新宿駅」西口から徒歩10分
– 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
– 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
詳細 https://www.j-techno.co.jp/seminar/seminar-22806/
<プログラム>
1.洗浄の基礎知識
1.1 洗浄の目的と原理
1.2 洗浄のエネルギー
1.2.1 汚れと付着力
1.2.2 洗浄と表面エネルギー
1.3.3 マイクロバブル
1.4 一般的な洗浄プロセス
1.5 洗浄液(洗剤、溶剤…)
1.6 洗浄効果の確認・評価方法
1.7 洗浄システムの具体例
2.音圧データの測定解析に基づいた問題と改善策
2.1 液体、気体、固体が化学反応した汚れには、
キャビテーションの変化が有効
2.2 ナノレベルの精密な洗浄には、
複数の異なる超音波周波数による音響流制御が有効
2.3 再付着には、超音波シャワー・洗浄液の流れの見直しが有効
2.4 洗浄プロセスの効率改善には、
隣接する水槽間の相互作用を確認・解析することが必要
2.5 部品の隙間に入ったメッキ液の洗浄には、
洗浄物の音響特性に合わせた揺動操作が有効
2.6 超音波が大きく減衰する洗浄液を使用する場合は、
水槽の設置・治工具の工夫が必要
デモンストレーション(写真・動画撮影可)
1:音圧測定(超音波洗浄器の音圧測定を行います)
2:マイクロバブル発生液循環装置(マイクロバブルを観察します)
3.洗浄で使われる超音波
3.1超音波の利用ノウハウ
3.1.1 設置
3.1.2 マイクロバブル発生システム
3.1.3 液循環
3.2 超音波振動の伝搬現象
3.2.1 液体
3.2.2 気体
3.2.3 弾性体
3.3 キャビテーションと音響流
3.3.1 測定
3.3.2 解析
4.洗浄の問題解決テクニック
(1).変動する要因の管理方法
a.季節や時間
b.洗浄物の数量変化
c.汚れの付着状況
(2).対象物の変化
(加工方法や素材の材質変更など)に対する管理方法
(3).具体的な管理方法
a.洗浄液
b.洗浄装置
c.洗浄効果
d.洗浄目的とレベル
(4).音圧・振動測定に基づいた管理
a.統計数理
b.時系列データの解析・評価
c.具体例
□質疑応答□
製造工程にとって重要な洗浄。
機械加工の工程や表面処理の工程など、
製品への付加価値レベルの向上に伴い、
洗浄技術は大変重視されるようになりました。
しかし、現状の洗浄状況は、
IT技術・3Dプリンター・ナノテクノロジーの普及などと比べると
大きな改善・変化が起きていません。
洗浄後の汚れが再付着する状況や
洗浄物の違いによる洗浄状態のバラツキ、乾燥後のしみの発生など、
性能を低下させる原因やクレームになる事例は多く、
洗浄工程の考え方や改善方法等は、非常に重要な事項だと言えます。
本セミナーでは、
洗浄のメカニズムや基本的な知識についてわかり易く解説するとともに、
講師の長年におよぶ洗浄実験から得られた洗浄のテクニック
(水槽設計・製造、マイクロバブルの利用、
キャビテーションと音響流の最適化技術、
洗浄中の表面弾性波測定技術…)や
トラブルシューティング、
アルミ部品・大型材料の表面処理事例等について紹介します。
参考動画
超音波洗浄機