Tignanello Antinori 6 annate ティーニャネッロ 6ヴィンテージ
1998 2001 2005 2007 2010 2012
ダニエレ・チェルニッリとレンツォ・コタレッラのコンビでティーニャネッロを6ヴィンテージ試飲。
ダニエレ氏の評価本発表の試飲会での場面。
1970年にキャンティ・クラシコ・リセルヴァとして前身のワインが出る。
1971年、当時の規定で、白ぶどうが使っていないためキャンティとは名乗れず、ティーニャネッロとして発売。(これ以前の白ぶどうが入っていないワインは、サン・フェリーチャのヴィゴレッロだけとのこと)ラベルのデザインは当時有名なデザイナーに依頼し、今では当たり前になったが、初のデザイナーズ・ラベルとも言っても過言ではない。72年、73年、74年は発売されず、75年に20%のカベルネを加えてリリース、その後、現在に至る。
リリースされていない年は、76年、84年、92年、2002年とのこと。
一言でティーニャネッロとは、と言われると、面積(Dimensione)ではなく濃淡(Sfumatura)のワインとのこと。なるほど。
試飲は新しい年から、古い年からいろいろあるが、古い年から始めた。
(+++を良い、として、増減。)
1998年
きれいに熟成が出ている。色は完全にガーネットで、アマラントを思わせる色。スパイスがよく出ていて、丁子、シナモン、スモーク臭。まろやかになっているがまだ存在感のあるタンニンが一瞬、そして、ボディを感じたかと思うと、塩味が出てくる。酸もあるが、それより塩味が出ていてフィニッシュに残る。持続性もよく、エレガントさも出ている。
++++
2001年
やや発酵臭っぽい感じが出ている。色は濃く、フルーツ、甘いスパイスがやや重たい感じで出ている。ボディがあり、タンニンは丸みを帯び、酸があまり感じないため、強さ、太さが出ている、というかやや出過ぎな感あり。ある意味、これは典型的なティーニャネッロではない、という年だろう。
+++
2005年
最初はまあまあ閉じている。開いてくると、スパイス、丁子、熟したフルーツ、エレガントでもあり、強さも見てとれる。インパクトは結構いい。ボディがあり、しかし、フィニッシュにはエレガントな面も見られ、割と長く続く。チョコ、カカオなど。
+++(+)
2007年
最初は閉じていたが、出てくると華やかで、よく熟したフルーツ、甘いスパイス、今まさに飲み頃という感じ。バランスがとても良い。フィニッシュがとても心地よく、持続性も 良い。
現時点で++++(+)ただし、頂点に達していて、あまり長くは持たないだろうと思う。
2010年
香りがやや弱く、しばらくしてじわっと出てくる。まだ固まっている感じで、特徴を捉えるのが難しい。ボディが抑えられた感じに酸が立つ。フィニッシュは繊細で、一瞬長くはないように感じられるのだが、細く長く続いていている。スモーキーな管理が残る。
現時点で++++ こちらは、まだまだ先が期待できそう。
2012年
華やかで香りの強さがあり、熟したフルーツ、チョコなど、素直に心地よい。味のインパクトがよく、ボディの存在感があり、とにかく若いのだが、タンニンの質はよく、持続性も申し分ない。フルーツが残る。
++++
1998 2001 2005 2007 2010 2012
ダニエレ・チェルニッリとレンツォ・コタレッラのコンビでティーニャネッロを6ヴィンテージ試飲。
ダニエレ氏の評価本発表の試飲会での場面。
1970年にキャンティ・クラシコ・リセルヴァとして前身のワインが出る。
1971年、当時の規定で、白ぶどうが使っていないためキャンティとは名乗れず、ティーニャネッロとして発売。(これ以前の白ぶどうが入っていないワインは、サン・フェリーチャのヴィゴレッロだけとのこと)ラベルのデザインは当時有名なデザイナーに依頼し、今では当たり前になったが、初のデザイナーズ・ラベルとも言っても過言ではない。72年、73年、74年は発売されず、75年に20%のカベルネを加えてリリース、その後、現在に至る。
リリースされていない年は、76年、84年、92年、2002年とのこと。
一言でティーニャネッロとは、と言われると、面積(Dimensione)ではなく濃淡(Sfumatura)のワインとのこと。なるほど。
試飲は新しい年から、古い年からいろいろあるが、古い年から始めた。
(+++を良い、として、増減。)
1998年
きれいに熟成が出ている。色は完全にガーネットで、アマラントを思わせる色。スパイスがよく出ていて、丁子、シナモン、スモーク臭。まろやかになっているがまだ存在感のあるタンニンが一瞬、そして、ボディを感じたかと思うと、塩味が出てくる。酸もあるが、それより塩味が出ていてフィニッシュに残る。持続性もよく、エレガントさも出ている。
++++
2001年
やや発酵臭っぽい感じが出ている。色は濃く、フルーツ、甘いスパイスがやや重たい感じで出ている。ボディがあり、タンニンは丸みを帯び、酸があまり感じないため、強さ、太さが出ている、というかやや出過ぎな感あり。ある意味、これは典型的なティーニャネッロではない、という年だろう。
+++
2005年
最初はまあまあ閉じている。開いてくると、スパイス、丁子、熟したフルーツ、エレガントでもあり、強さも見てとれる。インパクトは結構いい。ボディがあり、しかし、フィニッシュにはエレガントな面も見られ、割と長く続く。チョコ、カカオなど。
+++(+)
2007年
最初は閉じていたが、出てくると華やかで、よく熟したフルーツ、甘いスパイス、今まさに飲み頃という感じ。バランスがとても良い。フィニッシュがとても心地よく、持続性も 良い。
現時点で++++(+)ただし、頂点に達していて、あまり長くは持たないだろうと思う。
2010年
香りがやや弱く、しばらくしてじわっと出てくる。まだ固まっている感じで、特徴を捉えるのが難しい。ボディが抑えられた感じに酸が立つ。フィニッシュは繊細で、一瞬長くはないように感じられるのだが、細く長く続いていている。スモーキーな管理が残る。
現時点で++++ こちらは、まだまだ先が期待できそう。
2012年
華やかで香りの強さがあり、熟したフルーツ、チョコなど、素直に心地よい。味のインパクトがよく、ボディの存在感があり、とにかく若いのだが、タンニンの質はよく、持続性も申し分ない。フルーツが残る。
++++