在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Tè giapponese all'improvviso 突然の日本茶

2015-10-04 10:43:57 | 日本酒、日本茶
突然の日本茶


美味しいお茶がこんなに美味しいとは。
日本では当然日本茶を飲むが、元来洋物が好きな家庭に育ったのでコーヒーも紅茶も飲む。
ただし、飲むと言ってもどこでもいくらでも飲むわけではない。
むしろあまり飲まない、と言った方がいいかもしれないくらいである。
つまり、美味しくないコーヒーも紅茶も飲めないからである。
特にコーヒーの不味いものは飲めない。気分が悪くなってしまう。
だから、飛行機の中、列車の中(最近、ユーロスターでカプセルのコーヒーを飲む機会があった。これならとにかく味は均一) などでは絶対に頼まないし、ホテルの朝食の大量に作るコーヒーも避け、多少不味くても少なくとも気分が悪くはならない紅茶にしたり、場所によって工夫している。

日本茶も好きではあるが、こちらではどうしても美味しくは飲めない(と思っていた)ので全くと言っていいほど飲まなかった。
水が違うので美味しくならない、色がすぐに変わって不味そうになってしまう。(と思っていた)
ところが、世の中物好き(笑)はいるもので、日本茶大好きというイタリア人の友人を持つことになった。
なるほど調べてみると、コーヒー大好き外人(日本人)がいるのと同じで、日本茶大好き外人(イタリジア人)がいても不思議はなく、むしろ日本人の方が日本茶を知らないのではないかと思った。


その方から、超高級というわけではないが、とても美味しいお茶をいただいた。
ここで生活パターンがかなり変わったと言っていいかもしれない。
かなり本格的にお茶を入れているその方から淹れ方を教えていただき、ネットでも調べ、お茶用に水を買い、時間がある時に飲んでいる。
コーヒー、紅茶から日本茶。
紅茶は結構大量に作って(葉は一応良いものを使用)ごくごく飲むのであるが、お茶を飲むひと時はなんだか日本人。
急須などは適当にあるものを使っているが、次回の帰省で良いものを探さないと。
ちなみに今のお茶はマスカットの味がする。