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在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Barolo Cannubi 1

2013-02-26 14:14:35 | Piemonte ピエモンテ
Barolo Cannubi
Fenocchio 2008
Borgogno 2008 e 2007
Brezza 2008
Paolo Scavino 2008

カヌビだけの試飲会があった。
17社と参加数は少なく、カヌビを2種も造っているところはないわけで、ヴィンテージ違いを持ってきていたところが数社、試飲の数としてはちょうど良かった。
カヌビだけとなると入場者は少なく、バローロならともかく、ローマあたりではブルネッロの方が人気があるかもね、と思った。
さて、結構試飲したのだが、いくつか。


Giacomo Fenocchio Cannubi 2008
この前、villeroをブラインドで飲んだ。でないと、以外とアルコールが目立つということに気がつかなかったと思う。真面目で、ちょっと硬く男性的。インパクトが良く持続性もありバローロらしい。


Borgogno 2008 e 2007
黒いラベルの方はアンテプリマ。2008年。まだ当然出来上がっていないが、香りの持続性がすでにかなりあり、期待できる。タンニンがきつく、バランスはまだ。味の方の持続性は期待より心持ち短い。
2007年はまだ若いが流石にきれい。しかし、以前よりずっと飲みやすくなったような気がする。。。昔は美味しいと思うまでに何年かかかったような気がするのだが。


Brezza 2008
飲みやすいバローロ。花の香り、フルーツの香りがきれいで、若干小さくまとまっているが、愛らしさがある。タンニンのほろ苦さが心地よい。


Paolo Scavino 2008
昔よく飲んだ。特にカヌビではなくannunziataの方。値段がどんどん高くなり、そのうちあまり興味がなくなってしまったのだが、少し前に友人の家で久々に飲み、悪くないと思った。悪くないと思うと言ってはちょっと失礼だが、つまり、相変わらずの品質を保っていると思った。強さと、そしてエレガントな面も持ち、文句の付けようがない。これで、値段がもう少し安ければうれしいところなのだが。