在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バローロ・モンプリヴァート2001” マスカレッロ・ジュゼッペ+息子

2008-03-18 00:25:33 | Piemonte ピエモンテ
“Barolo Monprivato 2001”Mascarello Giuseppe & Figlio –Piemonte
マスカレッロはバルトロではなく、ジュゼッペの方。
色は薄めのガーネット色。爪はオレンジがかる。
香りはかなり臭みがあり、アニマル臭が強い。白トリュフがきれいに出ている。他、キノコ、コールタール、リコリースの茎、肉の燻製、コケなど。フルーツと花も残っていて、小さいバラとスミレのドライ、レッドベリー、ブルーベリーなどの小さな森の木の実など。複雑性があり、非常にきれい。シアワセ~と感じるに近いものがある。
味は、アタックが優しく、素晴らし。そして、酸がかなりきれい。Pieno(豊潤とでも訳す?)というのはこういうことだなぁ。。と感心してしまう。タンニンの質も素晴らしく良い。後味はエレガントで長く、非常にきれいに続く。
マセレーションは28日。大樽で38か月の熟成。