だから、走るのだ。

春の長野マラソンに向けて、祐一郎にウツツツを抜かしながらも、もくもくトレーニング中。

『ドリームガールズ』観ました。

2007-03-10 | 映画、読書

もう、スゴイです。くらくらするほどゴージャス!!
生のお芝居を観たような心地よい倦怠感で、終わった後もしばらく席を動けませんでした。

凛子ちゃんは残念だったけど、やっぱりジェニファー・ハドソンの存在感ある歌声は鳥肌もの。ただ歌うのではなくて、すべての感情を歌にのせて、魂を込めて歌う姿に自然と涙が頬を伝いました。

ジェニファー・ハドソンはもちろん素晴らしいのですが、他の俳優陣も誰が主役かわからないくらい個性的で魅力的。

エディ・マーフィは「吹き替えか?」と思うくらいの力量ある歌声。彼らしいノリノリのパフォーマンスで楽しませてくれつつも、音楽業界から取り残された悲しいベテラン歌手の末路を渋く演じてくれてマス。

ダイアナ・ロスがモデルのディーナ役のビヨンセはウワサ通り本当に麗しい、細い!!リアルバービー人形だわ。ラメラメたっぷりの選ばれたものしか着こなせないスリムなドレスをさらっと美しく着こなしています。
でも、最初はルックスは整っているものの眉が太かったりして、なんか垢抜けないのです。それがサイドポジションからセンターに移るとともにどんどん美しく変わっていく。そのあたりのサナギから蝶に変身するような様も見ていて楽しいです。

そのルックスと共に内面もあまり感情を表に出さすクールでお人形のようなディーナ(それに対してジェニファー演じるエフィーは外見も性格も激アツ!!)ですが、最後はそのお人形の殻を破って「Listen」を熱唱する姿にまたまた感動なのです。

別れを告げるカーティスに対して、しつこいまでにすがるエフィーになんだかなぁと思いましたが、実はそのカーティスを引き止めることが出来るような重要な秘密を伏せたままドリームガールズを去ったエフィー。

そのカーティスと結婚し、お人形のように自分を扱うカーティスに対して、ある決意が芽生え別れを決心するディーナ。

ジミーの死により長年の不倫関係が終焉したローレル。

若さゆえにお互いぶつかり合って決別してしまう3人でしたが、8年の時を経て人間的に成長した3人がまためぐり合い・・・

単なるサクセスストーリーではなく、3人の女性の内面的な成長を描いてるというところがまたいいですね。

ちょっときれいにまとまった感はありますが、立ち上がって拍手喝さいを送りたいようなシーンがいくつもあり、観終わった後はすっきり!イヤなことは全て忘れてしまいそうな、ポジティブなパワーをいっぱいもらえる映画でした。

ぜひ、もう一回観たいですね。

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コメント
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