こんな偶然があるだろうか。けれども、もし偶然でないとしたら?(『いつもの道、ちがう角』より)
「これって、実はこうなのでは?」…多少妄想癖のある人間なら、誰もに心覚えがあるだろう素朴な想
像。それが現実味を帯びた時、平坦な日常は一気にドラマになっていく。しかし、それはひょっとしたら
すべてが主人公の妄想かもしれない。短編のほとんどが、その境界が曖昧なまま終わっていく。こういう
手法もありか~とちょっと驚いた。滅茶苦茶面白い!というのでも、ましてやカタルシスが味わえるもの
でもない。とろとろ~っと始まって、とろとろ~っと終わる。ある意味、世の真実を映しているといえよ
う。ま、こんなもんだよな~という気分(どんな気分や)のときに読むといいかなと思う。
「これって、実はこうなのでは?」…多少妄想癖のある人間なら、誰もに心覚えがあるだろう素朴な想
像。それが現実味を帯びた時、平坦な日常は一気にドラマになっていく。しかし、それはひょっとしたら
すべてが主人公の妄想かもしれない。短編のほとんどが、その境界が曖昧なまま終わっていく。こういう
手法もありか~とちょっと驚いた。滅茶苦茶面白い!というのでも、ましてやカタルシスが味わえるもの
でもない。とろとろ~っと始まって、とろとろ~っと終わる。ある意味、世の真実を映しているといえよ
う。ま、こんなもんだよな~という気分(どんな気分や)のときに読むといいかなと思う。
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