こんな本を読みました

気ままで偏りのある読書忘備録。冒頭の文章は、読んだ本からの引用です。

『赤ひげ診療譚』(山本周五郎)/『ゆうじょこう』(村田喜代子)

2018-04-14 | 現代小説
またまた放置してしまいました〜っ!

この2か月、写真を撮ることもせず返してしまった本も多々。
この2冊なんか、図書館のフロアで返却前に慌てて撮ったという・・・。

いつか読みたいと思っていた山本周五郎氏の有名作。
実は映像も子どもの時に見たかな?くらいで、よく知らず。
ただ、赤貧の名医の心温まる交流をイメージしていたのだが
ちょっと思っていたのと違った。
赤ひげ先生はなかなか粗暴であり、話も淡々と進む。
下手に甘くなく、淡々とした骨太の物語であった。

村田喜代子さんは信頼厚い現代作家の一人だが
この物語も「遊女」の世界を体験する少女の厳しい現実はあったが
その強さ、頑なさゆえに、よくあるお涙頂戴に走らず
しかも小気味好いラストが待っていた。

以上、覚書として。


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