こんな本を読みました

気ままで偏りのある読書忘備録。冒頭の文章は、読んだ本からの引用です。

『『空海の風景』を旅する』(NHK取材班)

2014-09-26 | ルポ・エッセイ
司馬遼太郎が作品のテーマに掲げた「天才」の成立条件とは、
一体なんだったのだろうか。


 司馬氏の没後、『空海の風景』を映像化したスタッフによる歴史紀行。ゆかりの地を訪ねつつ、司馬
氏の思索、空海の人間像を再考察するわかりやすいレポになっており、なおかつ深い。上質の作品を、
頭のよい人が読み解いたらこうなるんだ~とあほまるだしの私は、いくつも付箋を貼りつつ読み進んだ。
空海と司馬遼太郎、ふたりの天才の足跡と思索をなぞりながら、彼らの求めた生き方について思いをめ
ぐらすことのできる良書だった。旅に出たくなるね。


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