本当に、場所の力というのがあるのだろうか。人間の内面を変貌させてしまうような
強い力を持つ場所というのが。
定期的に読みたくなる恩田陸もの。彼女の小説はねえ~…どんどん風呂敷が広がって、その割にぷつん
と終わって置いてけぼりを食らう感じで、なかなか爽快な読後感は得られないのだ。人物構築とか、世界
観とかはとてもしっかりしていて、小説の外に膨大な設定が広がっていることが感じられる。同人誌的と
いうか。当初は「あれ、これって何かの続編だったのか」と置いてけぼりを食らった気分になること多し。
独特の用語や設定は一切説明がなく、読み進むうちになんとなくわかる仕掛けだから。
でも文章は美しいし、先が気になってぐいぐいと読み進んでしまうのは確か。…まあ、漫画感覚の小説
のひとつですな。上品な文体にかかわらず、結構まがまがしかったりグロかったり情け容赦なかったりす
るのも多くて…今回は特にそれが激しかったように思う。選ばれし者たちの超能力大戦!だが、そのやり
方が少々えぐい。でも全体としては最後に至るまで、たたみかける感じでバランスよくまとまっていたの
かな。感想は…あまりに特殊な世界すぎて、誰にも感情移入できないまま終わったので、特になし。まー
ハラハラドキドキはしました。
強い力を持つ場所というのが。
定期的に読みたくなる恩田陸もの。彼女の小説はねえ~…どんどん風呂敷が広がって、その割にぷつん
と終わって置いてけぼりを食らう感じで、なかなか爽快な読後感は得られないのだ。人物構築とか、世界
観とかはとてもしっかりしていて、小説の外に膨大な設定が広がっていることが感じられる。同人誌的と
いうか。当初は「あれ、これって何かの続編だったのか」と置いてけぼりを食らった気分になること多し。
独特の用語や設定は一切説明がなく、読み進むうちになんとなくわかる仕掛けだから。
でも文章は美しいし、先が気になってぐいぐいと読み進んでしまうのは確か。…まあ、漫画感覚の小説
のひとつですな。上品な文体にかかわらず、結構まがまがしかったりグロかったり情け容赦なかったりす
るのも多くて…今回は特にそれが激しかったように思う。選ばれし者たちの超能力大戦!だが、そのやり
方が少々えぐい。でも全体としては最後に至るまで、たたみかける感じでバランスよくまとまっていたの
かな。感想は…あまりに特殊な世界すぎて、誰にも感情移入できないまま終わったので、特になし。まー
ハラハラドキドキはしました。
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