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岡山大学PRTimes情報データ保管庫

国立大学法人岡山大学の情報発信サイトのひとつである「PRTimes」の情報データ保管ブログ

【岡山大学】酵母が必要としている栄養素を酵母に語らせる技術を開発

2022-02-20 20:00:30 | 理工農系
岡山大学は10学部・1プログラム、8研究科、4研究所、附属病院、附属学校を有する総合大学型の国立大学法人です。
今回、最新の研究成果をわかりやすく紹介する「FOCUS ON」を発行しました。ぜびご覧ください!
 
 
2022(令和4)年 2月 20日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>
  • 以前、酵母のそれぞれのタンパク質の機能を30倍程度増強した6000種類の酵母株を作成しました。
  • 今回、この株を利用して、酵母が様々なストレス増殖環境で必要としているタンパク質や栄養素を体系的に明らかにする「ADOPT」という技術を開発しました。
  • ADOPTにより得られる知見から、酵母の機能や培養条件の改善が期待されます。
  • この技術で得られる知見にもとづき、ストレスに耐性のある酵母やストレスを緩和する培養条件などを作出し酵母の利便性を改善すれば、食品生産性の向上や製造コストの削減ができると期待されます。


◆発表者
 岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 准教授 守屋央朗

守屋央朗 准教授

守屋央朗 准教授


◆導 入
 出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)は、パンの発酵やアルコール飲料の醸造に用いられる有用微生物です。酵母の保存や利用の際、酵母は低温や凍結、乾燥、高温や高塩など様々なストレス環境に晒されるため酵母の活動が低下することが問題となっています。


◆背 景
 出芽酵母の生命活動は約6000種類のタンパク質の機能により営まれています。学術研究院環境生命科学学域の守屋央朗准教授らのグループは、これまでに6000種類のタンパク質のそれぞれが30倍程度過剰に生産される6000種類の酵母株を作出し、それぞれのタンパク質の役割を明らかにすることを目的とした研究を行ってきました。
 

これまでの研究:それぞれのタンパク質の機能を増強した6000種類の酵母株を作出これまでの研究:それぞれのタンパク質の機能を増強した6000種類の酵母株を作出



◆研究内容、業績
 それぞれのタンパク質が過剰に生産されている酵母株は、それぞれのタンパク質の機能が強化された酵母株だといえます。そして、これらの株の中にはきっと、ストレス環境に耐えるためのタンパク質の機能が強化された株があるに違いないと守屋准教授らは考えました。そこで、6000種類の酵母株からストレスに強くなった酵母株を短時間で効率的に選別・調査する実験系を考案しました。この実験系は、本学大学院性の佐伯望さんが中心となって完成させ「ADOPT」と命名しました。
 ADOPTを用いることで、高温、高塩、凍結、乾燥など様々なストレスに酵母が対応するために必要なタンパク質や栄養素が見つかってきています。
 

ストレス環境に強い酵母を探るための新しい実験系「ADOPT」を開発ストレス環境に強い酵母を探るための新しい実験系「ADOPT」を開発



◆展 望
 ADOPTで得られる知見にもとづき、ストレスに耐性のある酵母やストレスを緩和する培養条件などを作出し酵母の利便性を改善すれば、食品生産性の向上や製造コストの削減ができると期待されます。

 

◆参 考
・岡山大学農学部
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/index.html
・岡山大学大学院環境生命科学研究科
 https://www.gels.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学異分野融合先端研究コア(RCIS)
 https://tenure5.vbl.okayama-u.ac.jp/RCIS/
・岡山大学異分野融合先端研究コア システム細胞学研究室
 https://tenure5.vbl.okayama-u.ac.jp/HMlab/


◆参 考:守屋央朗准教授らの研究成果プレスリリース
・細胞の頑健性を再現するコンピュータ細胞モデル世界で初めて作成
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id1319.html
・酵母のもつすべての遺伝子の「限界コピー数」を測定-あらゆる生物種で初めて-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id9.html
・細胞内の輸送プロセスに対する過負荷が細胞増殖を阻害することを解明
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id412.html
・遺伝子発現の乱れをタンパク質分解で調整するメカニズムを解明 がん細胞の生理状態の理解に貢献すると期待
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id447.html
・細胞内での発現量に着目した、タンパク質の毒性の有無の定義法を確立-毒にならないタンパク質を知ることで、毒になるタンパク質を知る-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id603.html
・ビールやパンの製造にも使われる出芽酵母を用いて、食品成分のがん細胞増殖抑制作用に関わる鍵分子を同定
 http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id646.html


◆参考情報:FOCUS ON
・【岡山大学】全身性エリテマトーデスで免疫力が低下する原因分子を同定
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000419.000072793.html

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 准教授 守屋央朗
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学新技術研究センター 301
 TEL:086-251-8717
 FAX:086-251-8717
 https://tenure5.vbl.okayama-u.ac.jp/HMlab/

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年2月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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【岡山大学】急性呼吸促迫症候群への長期的な水素ガス吸入は、肺内の炎症を軽減し、慢性期の呼吸機能低下を緩和する

2022-02-20 19:55:10 | 医療系

2022(令和4)年 2月 19日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>

  • 本研究成果は、急性呼吸促迫症候群(ARDS)への長期的な水素ガス吸入が、慢性期の呼吸機能低下を緩和する可能性を示唆するものです。
  • 小動物実験で、ARDSを模したブレオマイシン肺傷害への水素ガス吸入が、肺の免疫細胞である肺胞マクロファージの炎症物質の産生を抑制し、肺の器質化を軽減しました。
  • 今後研究が進むことで、ARDSの後遺症軽減に役立つ新たな治療法として期待されます。



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)学術研究院医歯薬学域(医)救命救急・災害医学の青景聡之助教、内藤宏道准教授、中尾篤典教授の研究チームは、長期的な水素ガス吸入を小動物の急性呼吸促迫症候群(ARDS)を模したブレオマイシン肺傷害に対して行うことで、慢性期の肺の器質化(線維化)と呼吸機能低下が緩和することを示しました。

 これらの研究結果は、2021年10月31日の英国の呼吸器内科雑誌「BMC Pulmonary Medicine」のResearch articleとして掲載されました。

 ARDSは過剰な炎症に起因することがわかっていますが、炎症自体が収まった後も肺の器質的な障害(線維化)が残存し、長期的な後遺症に苦しむ患者さんがいます。水素には活性酸素を還元し無毒化する効果が知られていますが、私たちは水素にはさらに炎症を緩和させる効果があることを報告してきました。ARDSの原因となる過剰な炎症を長期的な水素ガス吸入によって抑制することで、慢性期の呼吸苦の後遺症を緩和できると考えられます。

 この研究成果は、ARDSの後遺症に苦しむ数多くの患者を救う新たな治療法となる可能性があり、新型コロナウイルス感染症のような呼吸器感染症にも応用できる可能性があります
 

水素ガスによる抗炎症作用のメカニズムと私たちのこれまでの研究成果

 

水素ガス吸入の評価。水素なし:肺傷害後に水素吸入を行わなかった動物。水素あり:肺傷害後に水素吸入を行った動物
 A) 呼吸機能の評価。水素ありの方が 呼吸のしやすさ が改善している
 B) 青紫の強さが肺の線維化の強さを表している。水素ありの方が肺の線維化が少ない
 C) 肺内の炎症物質(インターロイキン6 RNA)の産生量は、水素ありの方が少ない


◆青景聡之助教からのひとこと
 私たちの研究室では、水素ガスや一酸化炭素ガスなどの気体を用いた治療開発の研究を行っています。基礎研究から臨床研究まで、肺炎や臓器移植、クラッシュ症候群、肺挫傷、ECMOなど様々な病態の研究も行っています。興味のある方はぜひご連絡ください。

青景聡之助教

青景聡之助教



◆論文情報
 論 文 名:The effects of inhaling hydrogen gas on macrophage polarization, fibrosis, and lung function in mice with bleomycin-induced lung injury
 掲 載 紙:BMC Pulmonary Medicine
 著  者:青景聡之、瀬谷海月、平山隆浩、野島 剛、池谷真澄、石川倫子、寺崎泰弘、谷口暁彦、宮原信明、 中尾篤典、大澤郁朗、内藤宏道
 D O I: 10.1186/s12890-021-01712-2
 U R L:https://bmcpulmmed.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12890-021-01712-2


◆詳しいプレスリリースについて
 急性呼吸促迫症候群への長期的な水素ガス吸入は、肺内の炎症を軽減し、慢性期の呼吸機能低下を緩和する
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20220217-6.pdf


◆参 考
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学病院 救命救急科
 https://okayama-u-qq.sakura.ne.jp/
・岡山大学の新型コロナウイルス感染症への対応について
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/aboutcoronavirus.html
・岡山大学病院コロナ・アフターケア外来
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index377.html
・【岡山大学】救急隊を新型コロナウイルスから守る、ポータブルスプラッシュシールドを開発 ~感染拡大から救急隊を守るために~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000505.000072793.html
 

岡山大学病院(岡山市北区)

岡山大学病院(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)救命救急・災害医学 助教 青景聡之
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-7427
 FAX:086-235-7427
 https://okayama-u-qq.sakura.ne.jp/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年2月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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【岡山大学】玉ねぎに含まれるケルセチン配糖体の腸内細菌代謝物の肝細胞保護効果とその分子機構を解明

2022-02-20 11:50:30 | 理工農系

2022(令和4)年 2月 19日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>

  • 玉ねぎなどに多く含まれるポリフェノール(ケルセチン配糖体)が、腸内細菌叢による代謝を介して、健康機能に寄与する可能性を見出しました。
  • ケルセチン配糖体の主要な腸内細菌代謝物であるOPACが、エタノール代謝で生成する毒性物質アセトアルデヒドからの細胞を保護することを明らかにし、その分子メカニズムを一部解明しました。
  • 食品成分のもつ機能性/安全性への理解に貢献するだけでなく、本研究で明らかとなった腸内細菌代謝物の細胞保護作用に基づいた新たな機能性食品・サプリメントの開発が期待されます。



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)学術研究院環境生命科学学域(農)の中村宜督教授、中村俊之助教、同大学院環境生命科学研究科修了生Liu Yujia博士(現大連工業大学講師)、同研究科博士後期課程明神匠大学院生らの研究グループは、培養肝細胞モデルを用いて、玉ねぎなどに多く含まれるポリフェノール(ケルセチン配糖体)の腸内細菌代謝物のひとつである3-ヒドロキシフェニル酢酸(OPAC)が、エタノール代謝で生成する毒性物質アセトアルデヒドから細胞を保護することを明らかにしました。さらに、OPACは多くのポリフェノールとは異なり、抗酸化作用を介さないユニークな経路を介して、アセトアルデヒドの解毒を亢進することも見出し、細胞保護の分子メカニズムの一部を解明しました。

 本研究で明らかとなった食品成分代謝物の新たな機能性とその分子機構に関する研究成果は、ポリフェノールの健康増進作用に関して新たな科学的根拠を提供するものであり、食品の機能性や安全性の科学的理解に大きく貢献することが期待されます。

 さらに、本研究でユニークな機能が明らかになったOPACは、安定で代謝されにくく、末梢に循環したり、多くの臓器に分布したりすることが期待されるため、アルコール毒性に対する細胞保護作用に基づいた新たな機能性食品・サプリメントの開発につながるものと期待されます。

 本研究成果は、2022年2月3日にスイスのオンライン科学雑誌「International Journal of Molecular Science」(MDPI)の特集号「Nutrition and Metabolism in Health and Disease: From Gene to Organism」に掲載されました。
 

ケルセチン配糖体の腸内細菌叢による代謝機構

ケルセチン配糖体の腸内細菌叢による代謝機構

 

◆論文情報
 論 文 名: A Major Intestinal Catabolite of Quercetin Glycosides, 3-Hydroxyphenylacetic Acid, Protects the Hepatocytes from the Acetaldehyde-Induced Cytotoxicity through the Enhancement of the Total Aldehyde Dehydrogenase Activity.
 邦 題 名:「ケルセチン配糖体の主要な腸内異化物である3-ヒドロキシフェニル酢酸は総アルデヒドデヒドロゲナーゼ活性の増強を介して、アセトアルデヒド誘導細胞毒性から肝細胞を保護する」
 掲 載 誌:International Journal of Molecular Science
 著   者:Yujia Liu, Takumi Myojin, Kexin Li, Ayuki Kurita, Masayuki Seto, Ayano Motoyama, Xiaoyang Liu, Ayano Satoh, Shintaro Munemasa, Yoshiyuki Murata, Toshiyuki Nakamura and Yoshimasa Nakamura
 D  O  I: 10.3390/ijms23031762
 U  R  L: https://doi.org/10.3390/ijms23031762


◆詳しいプレスリリースについて
 玉ねぎに含まれるケルセチン配糖体の腸内細菌代謝物の肝細胞保護効果とその分子機構を解明
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20220217-7.pdf


◆参 考
・岡山大学農学部
 http://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/
・岡山大学大学院環境生命科学研究科
 https://www.gels.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学研究者総覧(中村宜督教授)
 https://soran.cc.okayama-u.ac.jp/html/c7b6789f1b04abdd74506e4da22f6611_ja.html

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域(農) 教授 中村宜督
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8300
 FAX:086-251-8388

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年2月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

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【岡山大学】岡山大学資源植物科学研究所の佐藤和広教授が「2022年度日本農学賞」受賞決定

2022-02-20 11:46:45 | 理工農系

2022(令和4)年 2月 19日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 



◆概 要
 農学分野で優れた成果を挙げた研究者に贈られる「2022年度日本農学賞」(日本農学会)の受賞者が2022年2月14日に発表され、岡山大学資源植物科学研究所(岡山県倉敷市)の佐藤和広教授が選ばれました。同賞の授与式は、日本農学賞授与式並びに読売農学賞授与式として、4月5日の日本農学大会に協同して行われます。

 今回、佐藤教授の「オオムギゲノム多様性の解析と分子育種への応用」の業績が評価され、同賞の受賞が決定しました。佐藤教授は、受賞に対し「歴史ある賞をいただけることになり、大変光栄です。今後もこの賞に恥じない農学研究を続けたいと思っています」とコメントしています。


<日本農学賞>
 約50の農学関連学協会が加盟する日本農学会が「農学上顕著な業績を挙げたもの」に授与する賞で、1925年(大正14年)の創設以来、日本の農学研究者間における最高の栄誉とされ、今日まで続いています。
 http://www.ajass.jp/30_10.html
 

中央アジアで野生オオムギを収集する佐藤和広教授

中央アジアで野生オオムギを収集する佐藤和広教授


◆参 考
・岡山大学資源植物科学研究所(IPSR)
 https://www.rib.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学資源植物科学研究所 ゲノム多様性グループ
 https://www.rib.okayama-u.ac.jp/barley/index.sjis.html
・一般社団法人日本農学会
 http://www.ajass.jp/index.html


◆参考情報
・日本初 スヴァールバル世界種子貯蔵庫にオオムギ種子を保存
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/topix/topix_id299.html
・“人類最古の農業”栽培オオムギの起源を解明-ムギ類の品種改良の効率を加速化-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id322.html
・オオムギの休眠を制御する新たな仕組みを発見 -降雨による収穫前の発芽防止が可能に-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id394.html
・<ゲノム編集で迅速にコムギの特性を改良>-収穫前の雨で発芽せず良質な小麦生産に向けて-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id651.html
・資源植物科学研究所の佐藤和広教授が「第78回山陽新聞賞(学術功労)」を受賞
 http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9012.html
・オオムギ遺伝資源のゲノム多様性を解明-オオムギのデジタル育種の実現が期待-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id787.html
・植物ゲノム解析手法を初めてヒト疾患「斜視」に応用!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000482.000072793.html
・岡山大学 x SDGs(佐藤和広教授)
 https://sdgs.okayama-u.ac.jp/efforts/result_researcher.php?res=3

 

岡山大学資源植物科学研究所(岡山県倉敷市)

岡山大学資源植物科学研究所(岡山県倉敷市)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学資源植物科学研究所 教授 佐藤和広
 〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-20-1
 TEL:086-434-1244
 https://www.rib.okayama-u.ac.jp/barley/index.sjis.html

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学連携・知的財産本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
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 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
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 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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【岡山大学】脳のデフォルトモードが持つ時空間構造を統計的に検証

2022-02-20 11:43:33 | 理工農系
岡山大学、慶應義塾大学、株式会社アラヤの共同研究成果です!
 
 
2022(令和4)年 2月 19日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>
  • 脳は何もしていない安静状態でも活発に活動をしています(脳のデフォルトモード)。
  • 今回、統計的モデリングにより、脳のデフォルトモードについての定説が間違いである可能性が分かりました。
  • 研究が進むことで、認知症や精神疾患の新しい診断手法の開発に繋がることが期待されます。


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)学術研究院自然科学学域(理・生物)の松井鉄平准教授と生理学研究所のトラン・ファム(Trung Quang Pham)特任助教、慶應義塾大学(理工学部)の地村弘二准教授、株式会社アラヤの近添淳一主任研究員の共同研究グループは、脳活動の統計的モデリングを用いて、脳のデフォルトモードについて広く信じられている説を覆す発見をしました。

 これらの研究成果は2022年4月1日、米国の神経科学雑誌「Neuroimage」のResearch Articleとして掲載予定です(オンライン版では掲載済)。

 ヒトの脳は、何もしていない時でも活発な活動を示しており、脳のデフォルトモードと呼ばれています。今回の研究では、脳のデフォルトモードの解析に広く利用されている手法を統計的モデリングによって検証し、その問題点を発見しました。その結果、脳のデフォルト状態が複数の安定状態から構成されているという、広く信じられている説が間違いである可能性が明らかになりました。

 本研究成果は、認知症や精神神経疾患の診断に脳のデフォルトモードを応用するための重要な起点となることが期待されます。
 

図. 脳のデフォルトモード。吹き出しは機能的MRIで計測した脳活動のスナップショット。定説では、デフォルトモードでは脳は複数の安定状態を遷移する。対立仮説では、見かけの異なる脳活動のパターンは、実際には一つの状態から生まれる。今回の研究では対立仮説の方が正しい可能性が示唆された


◆松井鉄平准教授からのひとこと
 「人間は脳の10%しか使っていない」という都市伝説もありますが、実際の私たちの脳は、何もしていない時でも100%に近いくらい活発に活動しています。将来は、このような脳のデフォルトモードの活動をスキャナーで読み取ることで、健康状態だけでなく、その人の知能まで分かってしまうようになるかもしれません。

松井鉄平准教授

松井鉄平准教授


◆論文情報
 論 文 名:On co-activation pattern analysis and non-stationarity of resting brain activity
 掲 載 紙:Neuroimage
 著  者:Teppei Matsui, Trung Quang Pham, Koji Jimura, Junichi Chikazoe
 D  O  I:https://doi.org/10.1016/j.neuroimage.2022.118904
 U  R  L:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1053811922000349


◆詳しいプレスリリースについて
 脳のデフォルトモードが持つ時空間構造を統計的に検証
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20220217-5.pdf


◆参 考
・岡山大学理学部
 https://www.science.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学理学部生物学科
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/biology/
・慶応義塾大学理学部
 https://www.st.keio.ac.jp/
・生理学研究所
 https://www.nips.ac.jp/
・株式会社アラヤ
 https://www.araya.org/


◆参考情報
・【岡山大学】複雑な意思決定における認知機能の役割-不確実性と待ち時間が変化するギャンブルで起こる方略の切り替え-
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000476.000072793.html

 

理学部が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

理学部が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 自然科学学域(理)准教授  松井鉄平
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 理学部 B212
 TEL:086-251-7860
 E-mail: tematsui◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年2月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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