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JRと高速バスの切符の共用が初認可

 


これからの時代は価格競争ではなく利便性の向上重視で

JRと高速バスできっぷ共通化 異例の「鉄道×バス共同経営」認可 新モデル構築へ

JRと高速バスできっぷ共通化 異例の「鉄道×バス共同経営」認可 新モデル構築へ

並行するバスと運賃が共通になる牟岐線の列車(乗りものニュース編集部撮影)。

(乗りものニュース)

18きっぷ旅でバスを使って「ワープ」とは言えなくなりますね。

日本初の事例が認可

 JR四国は2022年3月18日(金)、徳島県南部のJR牟岐線沿線において、徳島バスが運行する並行バス路線との「共同経営」が国土交通省から認可されたと発表しました。公共交通サービスの新しい形になりそうです。

 これは、牟岐線と並行する阿南〜甲浦の高速バス「室戸・生見・阿南大阪線」の一般区間において、牟岐線の駅に相当するバス停留所で乗降する場合、牟岐線に乗ったものとみなし、JR乗車券類を使用できるほか、運賃もJRと同額にするものです。

 牟岐線は阿南駅以南で列車本数が少なくなることから、その補完として高速バスとダイヤを連携させるなどの取り組みが2019年3月から行われていました。同高速バスが阿南〜甲浦で一般道を走る路線バスとなったのも、牟岐線各駅の利用者の利便性を維持するのが目的でした。

 対応する駅とバス停は、阿南と阿南駅、阿波橘と橘営業所、同名称である由岐、日和佐、牟岐、浅川の6駅・停留所です。JR定期券や「青春18きっぷ」を含むJR乗車券類が対象バス停にて有効となり、乗り継ぎの際に初乗り運賃もかかりません。

 また、JR利用と同等の扱いになることで、バスの運賃が安くなります。たとえば、阿南〜牟岐をバスで利用する場合、バス運賃は1100円ですが、同区間のJR運賃970円が適用されるため、130円安くなります。ただし、現金で阿南駅にて鉄道とバスとを乗り継ぐ場合は、いずれかの初乗り運賃が必要になるとのことです。

 徳島バスの金原克也社長とJR四国の西牧世博社長は、「将来に向けて利便性の高い持続可能な公共交通を構築していくためには、交通事業者が競争ではなく協調するとともに地域の関係者と連携を密にしていく必要がある」「四国に最適で持続可能な『公共交通ネットワークの四国モデル』の構築に向けて邁進してまいります」などとしています。

少子高齢化で過疎化が進んでしまった地方は路線の廃止になったり採算性だけを重視され廃線を検討されているところもありこの四国モデルがこれからの先の運輸全体の雛形として機能して全国規模で導入されるようになればいいですね。私は常々物資や人を運ぶ社会インフラ構築は官民合同で行い共同管理して行くのが一番いい方法だと強く思っています。

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