児童労働、コロナで増加に転じる 1億6千万人とILO推計
【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)と国連児童基金(ユニセフ)は10日、昨年に世界で5〜17歳の子ども1億6千万人が、国際条約で禁じられている「児童労働」に従事したとの推計を発表。4年ごとの推計で、過去20年間は減少が続いてきたが、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行を受け、増加に転じた。
児童労働に従事したのは世界の5〜17歳の約10人に1人に相当し、前回2016年の推計から840万人増加。内訳は男子が9700万人で、女子が6300万人。全体の半数近くの7900万人は、安全面に問題があり健康を害する恐れがある危険な作業を行っていたとみられる。
日本は石綿訴訟など危険な労働をした者たちへの救済の道を開きましたが途上国は使い捨てで自己責任の国がたくさんあります。