≪「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした
~それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう!
この国のバランスシートを徹底分析≫
-高橋洋一「ニュースの深層」-
先週26日(土曜日)、大阪朝日放送の番組「正義のミカタ」に出た。
大阪のニュース情報番組だが、東京とは違って、自由な面白さがある。
そこで、「日本経済の諸悪の根源はZ」というコーナーをやった。Zとは財務省である。
その中で筆者が強調したのは「借金1000兆円のウソ」である。
借金が1000兆円もあるので、増税しないと財政破綻になるという、
ほとんどのマスコミが信じている財務省の言い分が正しくないと指摘したのだ。
借金1000兆円、国民一人当たりに直すと800万円になる。
みなさん、こんな借金を自分の子や孫に背負わせていいのか。
借金を返すためには増税が必要だ。……こんなセリフは誰でも聞いたことがあるだろう。
財務省が1980年代の頃から、繰り返してきたものだ。
テレビ番組は時間も少ないので、簡単に話した。
「借金1000兆円というが、政府内にある資産を考慮すれば500兆円。
政府の関係会社も考慮して連結してみると200兆円になる。
これは先進国と比較してもたいした数字ではない」
これに対して、番組内で、ゲストの鳥越俊太郎さんから、
「資産といっても処分できないものばかりでしょう」と反論があった。
それに対して、多くの資産は金融資産なので換金できる、といった。
筆者がこう言うのを財務省も知っているので、
財務省は多くのテレビ関係者に対して、
「資産は売れないものばかり」というレクをしている。
鳥越さんも直接レクされたかがどうかは定かでないが、
財務省の反論を言ってきたのには笑ってしまった。
番組が昼にかかり15分くらいの休憩があった。
そのとき、鳥越さんから、「金融資産とは何ですか」と筆者に聞いてきた。
「政策投資銀行(旧日本開発銀行)やUR都市機構(旧住都公団)などの特殊法人、
独立行政法人に対する貸付金、出資金です」と答えた。
それに対して「それらを回収したらどうなるの」とさらに聞かれたので、
「民営化か廃止すれば回収ということになるが、それらへの天下りができなくなる」と答えた。
このやりとりを聞いていた他の出演者は、
CM中のほうがためになる話が多いといっていた。
実際に、番組中で言うつもりだったが、時間の都合でカットせざるを得なくなった部分だ。
借金1000兆円。これは二つの観点から間違っている。
◇バランスシートの左側を見てみれば…
第一に、バランスシートの右側の負債しか言っていない。
今から20年近く前に、財政投融資のALM(資産負債管理)を行うために、
国のバランスシートを作る必要があった。
当時、主計局から余計なことをするなと言われながらも、
私は財政投融資が抱えていた巨額の金利リスクを解消するために、
国のバランスシートを初めて作った。
財政が危ういという、当時の大蔵省の主張はウソだったことはすぐにわかった。
ただし、現役の大蔵官僚であったので、対外的に言うことはなかった。
筆者の作った国のバランスシートは、大蔵省だからか「お蔵入り」になったが、
世界の趨勢から、その5年くらい後から試案として、
10年くらい後から正式版として、財務省も公表せざるを得なくなった。
今年3月に、2013年度版国の財務書類が公表されている
(http://www.mof.go.jp/budget/report/public_finance_fact_sheet/fy2013/national/hy2013_gassan.pdf)
-中略- その内容項目
・巨額な政府資産に驚くなかれ
・近い将来、国債はゼロになる?
・国債暴落?笑わせるな
・国債は「無いに等しい」
・学者もメディアも目を覚ませ
こうしたからくりは、予算資料をもらって、
それを記事にするので手一杯のマスコミには決してわからないだろうから、
今コラムで書いておく。
いずれにしても、政府と日銀を連結したバランスシートというストック面、
来年度の国債発行計画から見たフロー面で、
ともに日本の財政は、
財務省やそのポチになっているマスコミ・学者が言うほどには悪くないことがわかるだろう。
にもかかわらず、日本の財政は大変だ、財政再建が急務、
それには増税というワンパターンの報道ばかりである。
軽減税率のアメをもらったからといって、
財務省のポチになるのはもうやめにしてほしい。
-現代ビジネス-
この記事は本当だろうか?
もしもそうなら、財務省のついた嘘
それは万死に値する。
財務省の天下り先を確保するために、
様々なカラクリを使って膨大な借金を演出し
増税を繰り返させてきたことになる。
つまり、私利私欲による国民に対する搾取だ。
何が消費税10%だ!
何が軽減税率だ!
ヤクザ国家中国や朝鮮やロシアよりたちが悪い。
私を含め、大半の国民がマンマと騙されていた。
奈良時代の朝廷による『租』『庸』『調』などの税制を思い出した。
律令体制の元、構築された支配体制。
所謂「良民」たちが負う様々な納税の義務は
厳格な朝廷の支配により、過酷なまでに守られてきた。
『租』『庸』『調』に限らず、雑徭、義倉、出挙、仕丁、雇役、兵役などで
雁字搦めだった。
時代が変わり、徳川家康は
「百姓は生かすべからず、殺すべからず」と云ったという。
共に過酷な税で領民を支配する象徴的な言葉だ。
そんなやり方を驚くことに、現代でもやろうとしているのだ。
日本が民主国家だというのは幻想に過ぎない。
財務省の私利私欲のために可能な限りの徴税の罠にはまる『現在の良民』。
可笑しくて涙が出てくる。
国内に蔓延しつつある貧困。
将来への不安からくる少子化や年金問題。
それらの問題に、まったく目を向けることなく、
むしろそんな状況を好んで作ろうとしている政府の罠が見えてきた。
主犯は勿論財務省。
それに手を貸してきたのが政治屋ども。
あなたたちは一蓮托生の共犯者です。
国の将来を憂いてきた自分が
どんなに愚かな存在だったのか
改めて気づかされた。
ああ、バカバカしい。
これからはきっと、脱税する人が増えてくると思いますよ。
だって、正直に税金を払うなんて無意味だって分かっちゃったもん。
朝っぱらから虚脱感に襲われたオヤジが一句。
消費税 脱税師範 現れて
お粗末。
~それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう!
この国のバランスシートを徹底分析≫
-高橋洋一「ニュースの深層」-
先週26日(土曜日)、大阪朝日放送の番組「正義のミカタ」に出た。
大阪のニュース情報番組だが、東京とは違って、自由な面白さがある。
そこで、「日本経済の諸悪の根源はZ」というコーナーをやった。Zとは財務省である。
その中で筆者が強調したのは「借金1000兆円のウソ」である。
借金が1000兆円もあるので、増税しないと財政破綻になるという、
ほとんどのマスコミが信じている財務省の言い分が正しくないと指摘したのだ。
借金1000兆円、国民一人当たりに直すと800万円になる。
みなさん、こんな借金を自分の子や孫に背負わせていいのか。
借金を返すためには増税が必要だ。……こんなセリフは誰でも聞いたことがあるだろう。
財務省が1980年代の頃から、繰り返してきたものだ。
テレビ番組は時間も少ないので、簡単に話した。
「借金1000兆円というが、政府内にある資産を考慮すれば500兆円。
政府の関係会社も考慮して連結してみると200兆円になる。
これは先進国と比較してもたいした数字ではない」
これに対して、番組内で、ゲストの鳥越俊太郎さんから、
「資産といっても処分できないものばかりでしょう」と反論があった。
それに対して、多くの資産は金融資産なので換金できる、といった。
筆者がこう言うのを財務省も知っているので、
財務省は多くのテレビ関係者に対して、
「資産は売れないものばかり」というレクをしている。
鳥越さんも直接レクされたかがどうかは定かでないが、
財務省の反論を言ってきたのには笑ってしまった。
番組が昼にかかり15分くらいの休憩があった。
そのとき、鳥越さんから、「金融資産とは何ですか」と筆者に聞いてきた。
「政策投資銀行(旧日本開発銀行)やUR都市機構(旧住都公団)などの特殊法人、
独立行政法人に対する貸付金、出資金です」と答えた。
それに対して「それらを回収したらどうなるの」とさらに聞かれたので、
「民営化か廃止すれば回収ということになるが、それらへの天下りができなくなる」と答えた。
このやりとりを聞いていた他の出演者は、
CM中のほうがためになる話が多いといっていた。
実際に、番組中で言うつもりだったが、時間の都合でカットせざるを得なくなった部分だ。
借金1000兆円。これは二つの観点から間違っている。
◇バランスシートの左側を見てみれば…
第一に、バランスシートの右側の負債しか言っていない。
今から20年近く前に、財政投融資のALM(資産負債管理)を行うために、
国のバランスシートを作る必要があった。
当時、主計局から余計なことをするなと言われながらも、
私は財政投融資が抱えていた巨額の金利リスクを解消するために、
国のバランスシートを初めて作った。
財政が危ういという、当時の大蔵省の主張はウソだったことはすぐにわかった。
ただし、現役の大蔵官僚であったので、対外的に言うことはなかった。
筆者の作った国のバランスシートは、大蔵省だからか「お蔵入り」になったが、
世界の趨勢から、その5年くらい後から試案として、
10年くらい後から正式版として、財務省も公表せざるを得なくなった。
今年3月に、2013年度版国の財務書類が公表されている
(http://www.mof.go.jp/budget/report/public_finance_fact_sheet/fy2013/national/hy2013_gassan.pdf)
-中略- その内容項目
・巨額な政府資産に驚くなかれ
・近い将来、国債はゼロになる?
・国債暴落?笑わせるな
・国債は「無いに等しい」
・学者もメディアも目を覚ませ
こうしたからくりは、予算資料をもらって、
それを記事にするので手一杯のマスコミには決してわからないだろうから、
今コラムで書いておく。
いずれにしても、政府と日銀を連結したバランスシートというストック面、
来年度の国債発行計画から見たフロー面で、
ともに日本の財政は、
財務省やそのポチになっているマスコミ・学者が言うほどには悪くないことがわかるだろう。
にもかかわらず、日本の財政は大変だ、財政再建が急務、
それには増税というワンパターンの報道ばかりである。
軽減税率のアメをもらったからといって、
財務省のポチになるのはもうやめにしてほしい。
-現代ビジネス-
この記事は本当だろうか?
もしもそうなら、財務省のついた嘘
それは万死に値する。
財務省の天下り先を確保するために、
様々なカラクリを使って膨大な借金を演出し
増税を繰り返させてきたことになる。
つまり、私利私欲による国民に対する搾取だ。
何が消費税10%だ!
何が軽減税率だ!
ヤクザ国家中国や朝鮮やロシアよりたちが悪い。
私を含め、大半の国民がマンマと騙されていた。
奈良時代の朝廷による『租』『庸』『調』などの税制を思い出した。
律令体制の元、構築された支配体制。
所謂「良民」たちが負う様々な納税の義務は
厳格な朝廷の支配により、過酷なまでに守られてきた。
『租』『庸』『調』に限らず、雑徭、義倉、出挙、仕丁、雇役、兵役などで
雁字搦めだった。
時代が変わり、徳川家康は
「百姓は生かすべからず、殺すべからず」と云ったという。
共に過酷な税で領民を支配する象徴的な言葉だ。
そんなやり方を驚くことに、現代でもやろうとしているのだ。
日本が民主国家だというのは幻想に過ぎない。
財務省の私利私欲のために可能な限りの徴税の罠にはまる『現在の良民』。
可笑しくて涙が出てくる。
国内に蔓延しつつある貧困。
将来への不安からくる少子化や年金問題。
それらの問題に、まったく目を向けることなく、
むしろそんな状況を好んで作ろうとしている政府の罠が見えてきた。
主犯は勿論財務省。
それに手を貸してきたのが政治屋ども。
あなたたちは一蓮托生の共犯者です。
国の将来を憂いてきた自分が
どんなに愚かな存在だったのか
改めて気づかされた。
ああ、バカバカしい。
これからはきっと、脱税する人が増えてくると思いますよ。
だって、正直に税金を払うなんて無意味だって分かっちゃったもん。
朝っぱらから虚脱感に襲われたオヤジが一句。
消費税 脱税師範 現れて
お粗末。