幸運と不運を隔てるものは何か。
英国のリチャード・ワイズマン博士は、
この壮大なテーマに興味を抱き、「運の科学的研究」を開始した。
10年に及んだ調査の結果、博士は「運のいい人」に共通する4つの法則に辿り着く。
さらに運がいい人の行動を真似れば、
自分の運も向上させることができるという。
世界30カ国でベストセラーとなった博士の著書『運のいい人の法則』では、
日常生活で運を高めるトレーニング法も解説している。
本書のエッセンスを凝縮して紹介しよう。
【STEP1】まずはあなたの「幸運のスコア」を算出!
[Q1]~[Q12]のそれぞれの質問について、どう思うか、あてはまる点数を記入してください。
あまり考えすぎず、正直に答えてください。
まったくあてはまらない:1点
あてはまらない:2点
どちらとも言えない:3点
あてはまる:4点
まさにあてはまる:5点
[Q1]レジや銀行の列に並んでいて、知らない人に話しかけるときがある。
[Q2]人生についてあまり不安を感じない。
[Q3]初めての料理や飲み物に挑戦するなど、新しい経験が好きだ。
[Q4]直感や本能を信じることが多い。
[Q5]瞑想や静かな場所に行くなど、直感を高める方法を試したことがある。
[Q6]自分には将来いいことが起こると、ほぼいつも期待している。
[Q7]成功する可能性が小さくても、手に入れたいものを求めて挑戦する。
[Q8]誰かに会うと、たいてい親切な「いい人」だと思う。
[Q9]自分に起こったことは何でも、いいほうに考えようとする。
[Q10]悪い出来事も、長い目で見ればプラスになると信じている。
[Q11]自分にとってうまくいかなかったことも、あまりくよくよ考えない。
[Q12]自分の失敗から学ぼうとする。
【STEP2】「弱い運気」を診断!
運には4つのタイプがあります。あなたの「弱い運気」はどれか調べてみましょう。
▼[Q1]~[Q3]の合計点は?
3~8点→低い
9~11点→中間
12~15点→高い
⇒タイプA:チャンスにもとづいて行動する運気
▼[Q4][Q5]の合計点は?
2~4点→低い
5~7点→中間
8~10点→高い
⇒タイプB:虫の知らせを聞き逃さない運気
▼[Q6]~[Q8]の合計点は?
3~9点→低い
10~11点→中間
12~15点→高い
⇒タイプC:幸運を期待する運気
▼[Q9]~[Q12]の合計点は?
4~10点→低い
11~16点→中間
17~20点→高い
⇒タイプD:不運を幸運に変える運気
【アドバイス】弱点別にエクササイズ法を伝授!
STEP2では、これまであなたが逃してきた分野の運を見つけだしました。
その分野を特に意識して、あなたの運を変えていきましょう。
このSTEPでは普段の生活で運気を高める方法を解説します。
▽タイプAが低かった人は
⇒4人の友人をつくる
これから1カ月間、1週間に1人以上、あまりよく知らない人や初対面の人に自分から話しかけてみよう。
好感を持てない相手と無理に話をする必要はない。
親しみやすく、気さくそうな人に話しかけよう。
話のきっかけをつかむには、まず質問をするといい。
大切なのは断られることを恐れないことだ。
▽タイプBが低かった人は
⇒瞑想をする
静かな部屋で椅子にゆったりと座る。
目を閉じ、体の力を抜く。
気持ちが落ち着いたら同じフレーズを心のなかで何回も繰り返そう。
どんな言葉でもかまわない。大切なのは、一定のペースで繰り返し唱えながら、
頭を空っぽにしていくこと。10分ほど集中したら静かに目を開けよう。
▽タイプCが低かった人は
⇒3種類の目標を決める
将来の目標を具体的に決めることによって、期待を正しい方向に向けよう。
短期(これから1カ月間で実現させたいこと)、中期(半年間)、長期(1年以上)の3種類の目標を書き出す。
「幸せになりたい」という漠然とした内容ではなく、
どんなことをしたら幸せになれるかを考えて、具体的な目標を考えよう。
▽タイプDが低かった人は
⇒最悪の状況をイメージする
運のいい人は不運のプラス面を見ることで、不運を幸運に変えることができる。
ポイントは、状況がさらに悪くなった場合を想像することだ。
交通事故に遭ったとしても、少なくとも命は助かった。
仕事の大切な約束に遅れたが、行けなかったわけではない。
このように考えれば、気が軽くなるはずだ。
----------
Richard Wiseman(リチャード・ワイズマン)
1966年生まれ。英国ハートフォードシャー大学教授。
プロマジシャンとして活躍後、ロンドン大学を卒業。
エディンバラ大学にて博士号取得(心理学)。2002年、ジョセフ・リスター賞(英国科学協会)を受賞。
----------
-プレジデント 12月28日(月)10時15分配信-
大みそかにいつもの日記のような批判や罵倒はやめにしたい。
幸運とか、運気とか、そっち系には全然興味は無かったが、
個人的なメンタルからくる成功法則は少し聞き齧ったことがある。
昔『メンタルマネジメント』と云う本を読んだ。
確かラニー・バッシャムとかいう人が
自ら研究し、編み出した成功法則だ。
彼は射的のオリンピック金メダリスト。
試合中の極度の緊張から、どんなに練習しても優勝できなかった自分を反省し
様々な競技の金メダリストたちに取材し
どんな気持ちで試合に臨んだのか片っ端から聞いて回った。
どの選手にも共通して云えるのは
「自分はこんなに練習し、人の何倍も頑張ってきたのだから、
負けるわけがない。自分以外の勝者は考えられない。」
と言い聞かせ、自分を信じ切る事だった。
プレッシャーに押しつぶされ、メンタル面で負けた人に
幸運が訪れるわけはないという事だ。
メンタルマネジメントの詳しい内容については
もし触れる機会があったら、その時に紹介しよう。
ここで言いたいのは、人間のプラス思考が自らの成功行動を生み、
幸運をつかみ取るという事実を知っている人が
ひたすら実行しているという事。
幸運のスコアでのタイプ別診断も
まさに思考回路を分析し、幸運を呼び込む行動に移りなさいと云っている。
これは迷信とは言えない。
精神・心理の科学的根拠に基づく成功パターンを呼び込むための
心理学的手法だと思う。
辛いとき、悲しいとき、失敗したとき、悲観したとき
人間誰しも歩みを止める。
でも幸運を呼び込む人は、気持ちを切り替え歩み始めるのが早いのだ。
一日を振り返り、自分のプラス思考、マイナス思考だったことを思い出す。
プラス思考が多いほど、幸運を呼び込む道に近づいたと思い込み、
次の日からできるだけマイナス思考を自分の頭から追い出す努力をする事。
毎日それを繰り返すことで、自分をプラス思考人間に作り替える。
それが幸運を呼び込む秘訣なんだと
私は信じている。
世の中の嫌な事件ばかり目につき、イライラと憂いの暮らしにドップリつかるオヤジが一句。
明日こそ 明後日こそはと 宝くじ
お粗末。
来年こそは良いお年を。
プラス思考人間になれますように。(あなたも、私も)
英国のリチャード・ワイズマン博士は、
この壮大なテーマに興味を抱き、「運の科学的研究」を開始した。
10年に及んだ調査の結果、博士は「運のいい人」に共通する4つの法則に辿り着く。
さらに運がいい人の行動を真似れば、
自分の運も向上させることができるという。
世界30カ国でベストセラーとなった博士の著書『運のいい人の法則』では、
日常生活で運を高めるトレーニング法も解説している。
本書のエッセンスを凝縮して紹介しよう。
【STEP1】まずはあなたの「幸運のスコア」を算出!
[Q1]~[Q12]のそれぞれの質問について、どう思うか、あてはまる点数を記入してください。
あまり考えすぎず、正直に答えてください。
まったくあてはまらない:1点
あてはまらない:2点
どちらとも言えない:3点
あてはまる:4点
まさにあてはまる:5点
[Q1]レジや銀行の列に並んでいて、知らない人に話しかけるときがある。
[Q2]人生についてあまり不安を感じない。
[Q3]初めての料理や飲み物に挑戦するなど、新しい経験が好きだ。
[Q4]直感や本能を信じることが多い。
[Q5]瞑想や静かな場所に行くなど、直感を高める方法を試したことがある。
[Q6]自分には将来いいことが起こると、ほぼいつも期待している。
[Q7]成功する可能性が小さくても、手に入れたいものを求めて挑戦する。
[Q8]誰かに会うと、たいてい親切な「いい人」だと思う。
[Q9]自分に起こったことは何でも、いいほうに考えようとする。
[Q10]悪い出来事も、長い目で見ればプラスになると信じている。
[Q11]自分にとってうまくいかなかったことも、あまりくよくよ考えない。
[Q12]自分の失敗から学ぼうとする。
【STEP2】「弱い運気」を診断!
運には4つのタイプがあります。あなたの「弱い運気」はどれか調べてみましょう。
▼[Q1]~[Q3]の合計点は?
3~8点→低い
9~11点→中間
12~15点→高い
⇒タイプA:チャンスにもとづいて行動する運気
▼[Q4][Q5]の合計点は?
2~4点→低い
5~7点→中間
8~10点→高い
⇒タイプB:虫の知らせを聞き逃さない運気
▼[Q6]~[Q8]の合計点は?
3~9点→低い
10~11点→中間
12~15点→高い
⇒タイプC:幸運を期待する運気
▼[Q9]~[Q12]の合計点は?
4~10点→低い
11~16点→中間
17~20点→高い
⇒タイプD:不運を幸運に変える運気
【アドバイス】弱点別にエクササイズ法を伝授!
STEP2では、これまであなたが逃してきた分野の運を見つけだしました。
その分野を特に意識して、あなたの運を変えていきましょう。
このSTEPでは普段の生活で運気を高める方法を解説します。
▽タイプAが低かった人は
⇒4人の友人をつくる
これから1カ月間、1週間に1人以上、あまりよく知らない人や初対面の人に自分から話しかけてみよう。
好感を持てない相手と無理に話をする必要はない。
親しみやすく、気さくそうな人に話しかけよう。
話のきっかけをつかむには、まず質問をするといい。
大切なのは断られることを恐れないことだ。
▽タイプBが低かった人は
⇒瞑想をする
静かな部屋で椅子にゆったりと座る。
目を閉じ、体の力を抜く。
気持ちが落ち着いたら同じフレーズを心のなかで何回も繰り返そう。
どんな言葉でもかまわない。大切なのは、一定のペースで繰り返し唱えながら、
頭を空っぽにしていくこと。10分ほど集中したら静かに目を開けよう。
▽タイプCが低かった人は
⇒3種類の目標を決める
将来の目標を具体的に決めることによって、期待を正しい方向に向けよう。
短期(これから1カ月間で実現させたいこと)、中期(半年間)、長期(1年以上)の3種類の目標を書き出す。
「幸せになりたい」という漠然とした内容ではなく、
どんなことをしたら幸せになれるかを考えて、具体的な目標を考えよう。
▽タイプDが低かった人は
⇒最悪の状況をイメージする
運のいい人は不運のプラス面を見ることで、不運を幸運に変えることができる。
ポイントは、状況がさらに悪くなった場合を想像することだ。
交通事故に遭ったとしても、少なくとも命は助かった。
仕事の大切な約束に遅れたが、行けなかったわけではない。
このように考えれば、気が軽くなるはずだ。
----------
Richard Wiseman(リチャード・ワイズマン)
1966年生まれ。英国ハートフォードシャー大学教授。
プロマジシャンとして活躍後、ロンドン大学を卒業。
エディンバラ大学にて博士号取得(心理学)。2002年、ジョセフ・リスター賞(英国科学協会)を受賞。
----------
-プレジデント 12月28日(月)10時15分配信-
大みそかにいつもの日記のような批判や罵倒はやめにしたい。
幸運とか、運気とか、そっち系には全然興味は無かったが、
個人的なメンタルからくる成功法則は少し聞き齧ったことがある。
昔『メンタルマネジメント』と云う本を読んだ。
確かラニー・バッシャムとかいう人が
自ら研究し、編み出した成功法則だ。
彼は射的のオリンピック金メダリスト。
試合中の極度の緊張から、どんなに練習しても優勝できなかった自分を反省し
様々な競技の金メダリストたちに取材し
どんな気持ちで試合に臨んだのか片っ端から聞いて回った。
どの選手にも共通して云えるのは
「自分はこんなに練習し、人の何倍も頑張ってきたのだから、
負けるわけがない。自分以外の勝者は考えられない。」
と言い聞かせ、自分を信じ切る事だった。
プレッシャーに押しつぶされ、メンタル面で負けた人に
幸運が訪れるわけはないという事だ。
メンタルマネジメントの詳しい内容については
もし触れる機会があったら、その時に紹介しよう。
ここで言いたいのは、人間のプラス思考が自らの成功行動を生み、
幸運をつかみ取るという事実を知っている人が
ひたすら実行しているという事。
幸運のスコアでのタイプ別診断も
まさに思考回路を分析し、幸運を呼び込む行動に移りなさいと云っている。
これは迷信とは言えない。
精神・心理の科学的根拠に基づく成功パターンを呼び込むための
心理学的手法だと思う。
辛いとき、悲しいとき、失敗したとき、悲観したとき
人間誰しも歩みを止める。
でも幸運を呼び込む人は、気持ちを切り替え歩み始めるのが早いのだ。
一日を振り返り、自分のプラス思考、マイナス思考だったことを思い出す。
プラス思考が多いほど、幸運を呼び込む道に近づいたと思い込み、
次の日からできるだけマイナス思考を自分の頭から追い出す努力をする事。
毎日それを繰り返すことで、自分をプラス思考人間に作り替える。
それが幸運を呼び込む秘訣なんだと
私は信じている。
世の中の嫌な事件ばかり目につき、イライラと憂いの暮らしにドップリつかるオヤジが一句。
明日こそ 明後日こそはと 宝くじ
お粗末。
来年こそは良いお年を。
プラス思考人間になれますように。(あなたも、私も)