☆なにをやっている人なのか?
女性小説家。本名・今岡純代(旧姓・山田)。
別名義の中島梓でも評論家、エッセイストとして活躍。
昔はテレビにも出演していて、ヒントでピントでは女性軍リーダーを務めていた。
しかし当時の彼女の家にはテレビがなかったそうなので、自分では見てなかったのだろう。
ほか、舞台演出家、脚本家、ピアノ奏者などとしてもマルチに活動をするが、その辺については(あまり触れたくないので)後述する。
☆なぜぼくが彼女のことを取り上げるのか
一番好きな作家だからです。
思春期に彼女の作品に出会い、人格形成においてずいぶんと影響を受け、彼女に救われたような想いをもっています。いまは憎愛こもごもです。
☆ではどんな小説を書いているのか?
近年はともかく、往年はその多彩な作風でも話題になった人で、出版点数も非常に多い。
代表作として
・世界一長い小説・ヒロイックファンタジー「グインサーガ」
(本編、外伝合わせて120冊超。現在なお続刊を精力的に発表)
・クトゥルーの神と妖怪の戦いを描いた伝奇小説「魔界水滸伝」
(関連作全28冊。現在中絶)
・現代物の名探偵ミステリー、伊集院大介シリーズ
(約30冊。いまなお継続中)
・やおい・ボーイズラブ小説の草分け的存在「真夜中の天使」
・中島梓名義の評論「コミュニケーション不全症候群」「中島梓の小説道場」
などがあり、その他にもSF小説、時代小説なども含め著書は300点を越える。
☆彼女の功罪
前述の「グインサーガ」は日本ではじめてヒットした国産ファンタジー小説であり、日本人にファンタジーを広くしらしめた作品。特に、当時の十代の若い読者たちに好まれ、同人誌やファンジンなどが多数発刊された。このようなことからわかるとおりに「銀河英雄伝説」の田中芳樹とともに、現在のヤングアダルト小説、ライトノベルの原点でもあり、良くも悪くも漫画的な楽しみ方のできる小説である。
とにかく冊数的にも年数的にも長く、そのため、はじめの方と現在とでは、作品の雰囲気も文体もキャラクターの性格もずいぶんとちがっている。こち亀の一巻と現在を比べてみるのと似た感覚だが、ちゃんとしたストーリーもののため、その違和感は非ではない。このため「昔の方がよかった」とぶつぶついいながら「ここまでつきあったんだから」と読みつづけているファンが多数である。
なお、当初より全百巻を謳っていが、2005年に百巻を達成して、なおすこしも物語は解決にむかわず、これは二百巻か? とファンを辟易させている。
また、現在「ボーイズラブ」と呼ばれ、わりとどこの本屋でも(隔離されたコーナーに)置いてある少年愛小説だが、その創設において非常に、というか異常に貢献したのが「真夜中の天使」をはじめとする彼女の諸作品で、栗本薫がいなければボーイズラブの波及は何年も遅れていただろうし、現在とすこし形が違っていただろう。というのも、やおいの普及にはJUNEという雑誌が深く関わってくるのだが、そのJUNEの小説部門というのは(ことに創設期においては)ほとんど栗本薫がしきっていたといっても過言ではなかったのだ。
ファンタジーとボーイズラブ
この男オタクと女オタクの両方の悪癖を、同時に世の中に広めてしまったのが彼女の功績であり、罪である。
オタク界のフランシス・ザビエル。そう思っておけばいいだろう。
ビバ! オタクマエストロ栗本薫。
☆彼女の現在
彼女はいま、ネットではものすごく叩かれています。
作品の質の低下と彼女の態度のためです。
質の低下に関しては、話せば長くなるし、個人的な意見もいろいろあるのでおいておきますが、彼女の態度というのはわかりやすいもので、要するに
「自分のネットでの悪評に、いちいち本気で反論している」
「しかも絶対に折れない」
「しまいにはアンタらに言われてもねえ」とか云いだし
「私はいまの私の文章のほうが好きだし、まちがってないもん」と突っぱねる。
しかも悪いことに、彼女、自分作成のHPつくっているんですね。
「神楽坂倶楽部」というところなんですが(敢えてリンクしません)
云ってみてもらえばわかるんですが、とにかくここがすごい。
いろんな意味で凄い。
悪口になるのであまり詳しくは言いませんが、云ってみてもらえば一発でわかるほど凄い。
なにが凄いって、まず目が痛くなる。
そして更新しすぎている。
その発言の一々が痛い。
はっきり云って、ぼくはまだファンでいたいので、あんまり見ないようにしています。
結局、詳しく云ってしまった気もしますが、そんなところです。
2chの彼女のスレッドなど「電波定点観測所」とか名前がついていたりするし、とにかくすごい漢だ。
☆で、なぜその栗本薫の感想文をするのか?
上記のような現状のため、現在、ネットで彼女の本に言及する人は、
・熱狂的な信者
・異常なアンチ
・ただ惰性で読んでる
の三択状態で、ある程度の熱意を持って、しかし冷静に語ってくれる人がいないのです。
私としては、栗本薫というのは創作の原点であり頂点であります。しかし、現状に疑問を抱いてもいます。それでも読めばあんがい面白いし、この先に栗本薫に淡い期待も抱いていたりします。わりと諦めているけど愛してはいるわけです。だから信者の言には「キモイよーキモイよー」と思うし、アンチの意見には「怖いよー怖いよー」と思うのです。
そんなわけで、栗本薫について無責任に語るんだったら俺しかいねえ! と一念発起して、このようなことをはじめた次第であります。
女性小説家。本名・今岡純代(旧姓・山田)。
別名義の中島梓でも評論家、エッセイストとして活躍。
昔はテレビにも出演していて、ヒントでピントでは女性軍リーダーを務めていた。
しかし当時の彼女の家にはテレビがなかったそうなので、自分では見てなかったのだろう。
ほか、舞台演出家、脚本家、ピアノ奏者などとしてもマルチに活動をするが、その辺については(あまり触れたくないので)後述する。
☆なぜぼくが彼女のことを取り上げるのか
一番好きな作家だからです。
思春期に彼女の作品に出会い、人格形成においてずいぶんと影響を受け、彼女に救われたような想いをもっています。いまは憎愛こもごもです。
☆ではどんな小説を書いているのか?
近年はともかく、往年はその多彩な作風でも話題になった人で、出版点数も非常に多い。
代表作として
・世界一長い小説・ヒロイックファンタジー「グインサーガ」
(本編、外伝合わせて120冊超。現在なお続刊を精力的に発表)
・クトゥルーの神と妖怪の戦いを描いた伝奇小説「魔界水滸伝」
(関連作全28冊。現在中絶)
・現代物の名探偵ミステリー、伊集院大介シリーズ
(約30冊。いまなお継続中)
・やおい・ボーイズラブ小説の草分け的存在「真夜中の天使」
・中島梓名義の評論「コミュニケーション不全症候群」「中島梓の小説道場」
などがあり、その他にもSF小説、時代小説なども含め著書は300点を越える。
☆彼女の功罪
前述の「グインサーガ」は日本ではじめてヒットした国産ファンタジー小説であり、日本人にファンタジーを広くしらしめた作品。特に、当時の十代の若い読者たちに好まれ、同人誌やファンジンなどが多数発刊された。このようなことからわかるとおりに「銀河英雄伝説」の田中芳樹とともに、現在のヤングアダルト小説、ライトノベルの原点でもあり、良くも悪くも漫画的な楽しみ方のできる小説である。
とにかく冊数的にも年数的にも長く、そのため、はじめの方と現在とでは、作品の雰囲気も文体もキャラクターの性格もずいぶんとちがっている。こち亀の一巻と現在を比べてみるのと似た感覚だが、ちゃんとしたストーリーもののため、その違和感は非ではない。このため「昔の方がよかった」とぶつぶついいながら「ここまでつきあったんだから」と読みつづけているファンが多数である。
なお、当初より全百巻を謳っていが、2005年に百巻を達成して、なおすこしも物語は解決にむかわず、これは二百巻か? とファンを辟易させている。
また、現在「ボーイズラブ」と呼ばれ、わりとどこの本屋でも(隔離されたコーナーに)置いてある少年愛小説だが、その創設において非常に、というか異常に貢献したのが「真夜中の天使」をはじめとする彼女の諸作品で、栗本薫がいなければボーイズラブの波及は何年も遅れていただろうし、現在とすこし形が違っていただろう。というのも、やおいの普及にはJUNEという雑誌が深く関わってくるのだが、そのJUNEの小説部門というのは(ことに創設期においては)ほとんど栗本薫がしきっていたといっても過言ではなかったのだ。
ファンタジーとボーイズラブ
この男オタクと女オタクの両方の悪癖を、同時に世の中に広めてしまったのが彼女の功績であり、罪である。
オタク界のフランシス・ザビエル。そう思っておけばいいだろう。
ビバ! オタクマエストロ栗本薫。
☆彼女の現在
彼女はいま、ネットではものすごく叩かれています。
作品の質の低下と彼女の態度のためです。
質の低下に関しては、話せば長くなるし、個人的な意見もいろいろあるのでおいておきますが、彼女の態度というのはわかりやすいもので、要するに
「自分のネットでの悪評に、いちいち本気で反論している」
「しかも絶対に折れない」
「しまいにはアンタらに言われてもねえ」とか云いだし
「私はいまの私の文章のほうが好きだし、まちがってないもん」と突っぱねる。
しかも悪いことに、彼女、自分作成のHPつくっているんですね。
「神楽坂倶楽部」というところなんですが(敢えてリンクしません)
云ってみてもらえばわかるんですが、とにかくここがすごい。
いろんな意味で凄い。
悪口になるのであまり詳しくは言いませんが、云ってみてもらえば一発でわかるほど凄い。
なにが凄いって、まず目が痛くなる。
そして更新しすぎている。
その発言の一々が痛い。
はっきり云って、ぼくはまだファンでいたいので、あんまり見ないようにしています。
結局、詳しく云ってしまった気もしますが、そんなところです。
2chの彼女のスレッドなど「電波定点観測所」とか名前がついていたりするし、とにかくすごい漢だ。
☆で、なぜその栗本薫の感想文をするのか?
上記のような現状のため、現在、ネットで彼女の本に言及する人は、
・熱狂的な信者
・異常なアンチ
・ただ惰性で読んでる
の三択状態で、ある程度の熱意を持って、しかし冷静に語ってくれる人がいないのです。
私としては、栗本薫というのは創作の原点であり頂点であります。しかし、現状に疑問を抱いてもいます。それでも読めばあんがい面白いし、この先に栗本薫に淡い期待も抱いていたりします。わりと諦めているけど愛してはいるわけです。だから信者の言には「キモイよーキモイよー」と思うし、アンチの意見には「怖いよー怖いよー」と思うのです。
そんなわけで、栗本薫について無責任に語るんだったら俺しかいねえ! と一念発起して、このようなことをはじめた次第であります。
曼荼羅がなんなのかよくわかりませんけども
たぶん沙羅曼蛇じゃないですね
関係ないですけど
野生のトラって美しいと思うんです
生で見たことはないけど
ピラミッドだって見たことないし
だからピラミッドだって本当にあるかどうかわかりませんよね!
それはそれとして
うなぎさんは野生のトラだと思いました
野生のうなぎでした
ベントラベントラの方向ですね。
ユーミン方向です。
ぼくはノーミン方向です。
きみはムーミン方向です。
野生のトラは美しいけど、
野生じゃなくてもトラは美しいし、
トラの子どもの可愛さは犯罪だし、
でも豹の子どもも犯罪だし、
だからぼくの存在も犯罪で、
私のために争わないで欲しいと思う。本当に。
なんだって世界は争うことをやめないのだろう?