うな風呂

やる気のない非モテの備忘録

アンケートの返事と拍手晒しレス

2008年07月08日 | 拍手レス
>『水無月の墓』小池真理子
すいませんが、小池真理子は過去三冊読んでいて、どれもピンと来なかった(というか寝た)ので、優先順位的にはかなり低くなるかと。いちおう覚えておきますが。


>『カストラチュラ』鳩山郁子
漫画だしなあ~。
捜すのが面倒くさい的な。
まあ、見つかれば。
でも漫画の感想はあんまり書く気がなあ。
(家の中にカストラチュラがあるのをさっき発見した)


>小路啓之の漫画
>・『イハーブの生活』
>・『小路啓之作品集』
>・『かげふみさん』
また漫画だしなあ。
しかもアフタヌーンだしなあ(アフタヌーンに偏見を持っている)
なんかこう、みんなどんな勘違いをしているのかしらないが、おれは絵に関するこだわりがまったくといっていいほどない人間なので、漫画を語るには不適切な人間なんだがなあ。
あと、漫画はバカにすると嫌がる人が多そうで、なんだか面倒くさい。


>山田風太郎の「風来忍法帖」
>山田風太郎のミステリ。『妖異金瓶梅』か『十三角関係』。
今の感じだと、山田風太郎はべつになにもリクエストされないでも、見つけ次第捕獲していくので問題ない。読む順番の参考にはします。
風太郎はいろんな出版社で出たくせに、どうもあんまり古本屋での集まりが良くないというか。最終的に見つからないのはべつに新品でもいいんだけどさ。

>『嘘は罪』
新しいから古本屋には落ちてないし、かといってダメな小説を書いている栗本先生には金を落としたくないんだお。だから図書館先生次第さ!

>江戸川乱歩 「孤島の鬼」
読んだの十二年くらい前だからいまさら感想書けといわれても難しい。
孤島の鬼にかぎらず、乱歩作品のほとんどは18、19歳くらいのときにまとめて読破したので、正直、印象がごっちゃになっているのが多い。中盤から乱歩がマンネリでだらけきっていやいや書いているのが丸見えだし。
でもまあ、乱歩の長編でもっとも完成度が高いのはなにか?と問われたら乱歩マニアのほとんどがそう答えるであろう通り、ぼくも孤島の鬼が最高傑作だと思いますよ。


>映画…リメイク「キング・コング」
なんでキング・コングなんだよw
予想外すぎてちょっと吹いた。今度借りてみます。


>手塚治虫 「ブラックジャック」
だからなぜみんなして漫画の感想をだな……
ブラック・ジャックはわけありでツギハギだらけでひねくれ者の無免許医、という設定がおいしすぎるため、過大評価されているが、一話一話のクオリティは手塚作品の中では高くない。つうかかなり低い。
一話ごとに展開がいいかげんで続けて読むと整合性がまったくないし、ブラックジャック先生の云うことがころころ変わって冷静に見るとイライラする。が、そこはブラックジャック先生が萌えキャラなので「もう、先生ったら気まぐれなんだからあ♪」ということで済まされてしまう。
萌えはすべてを克服する。
当時、過去の人扱いされかけていた手塚先生は、必死こいて考えた結果、現代漫画の原点を掘り当てた。ストーリーなんてどうでもいい。設定と萌えだけあればいい。ツンデレのBJ先生とロリッ子ピノコというあざといコンビが成り立てば、あとはどうとでもなる。
もういい歳だったのに、二千年代の現在にも通じる少年漫画の本質を見事に探り出した手塚先生のバイタリティには脱帽するしかない。
そんなわけで、なぜか「大人の漫画」みたいな扱いをされるブラック・ジャックだが、その内実は手塚漫画の中でも格別に「勢いだけのいいかげんな少年漫画」となっている。そこを勘違いしている人が多すぎて辟易する。
ブラックジャック自体はもちろん好きだし、萌え的には非常に高いクオリティをもった作品ではあると思うが、ストーリーを取り出して考えるなら、手塚作品の中ではダメな部類の作品だとぼくは判断している。
……と、こんな感じでいいんですか?


>グレッグ・イーガン「祈りの海」
正味なところ、イーガンはここ二ヶ月くらい、ブックオフにいくたびに捜しているんだが、なぜかまったく売ってない。


>デイモンはいる!やおい的にいるんだーー!! これも返事いらない感想でした(笑)
やおい的っていうか、コメディ的にも客寄せ的にも必要なことはわかるんだが、パパやママが来れないから代わりに誘われたデイモンですから、パパやママが来てくれるならストーリー的にはいらないというか、オーシャンズにはストーリー的に考えると要らない人物が本当に多すぎる。そこもバカ萌えにつながっているんですね?わかります。


>ヤッターマン
>YATTERRRRRRRRR MAN
ヤッターマンのことは十分に書いているでしょ、輪駆さんw


>小説スティーブン・キングの『クリスティーン』か『シャイニング』
>映画『スリーピー・ホロウ』『ナルニア国』の一作目 あ、あと『ブラザー・グリム』

シャイニングは、やはり高校時代に読んだなあ。
どっかで新井素子が「怖すぎるし面白すぎる」みたいなことを云っていたのでがんばって読んだが、雪山でしずかに狂っていく三文作家の描写はしつこいすぎてげっぷが出るくらいに緻密だが、結局お化けの話なのでどうでもいいような気もした。根本的にお化けとかどうでもいいんですよね~。
まあ、お化けの話としては、非常に丁寧な良い小説だとは思ったんですが。
どちらかというと、映画版と見比べて「人と人の絆」「親子の関係」という作品のテーマを光の速さでぶった切ったキューブリックの傍若無人っぷりを楽しむものだと思う。
そんな感じでキングは数冊読んだんですが、面白いけどそれ以上にくどくて疲れるという認識になったので、ちょっとクリスティーンはパスで。
でもダークタワーが最近ずっと気になってるんだよね、キング。

スリーピー・ホロウ、ティム・バートンとデップのコンビでサスペンスというねなんだかそれだけでもうすべてがわかるような気がする話なので、観ればそれなりに面白いんだろうけど観たいという気にはならずにスルーしてきましたが、まあ気が向けば。
ナルニアは原作読んでから~と思っていますが、原作を読もうと思い始めてからもう十年が経過しました。いまだ読みはじめる気にはなりません。残念。
ブラザーズ・グリムは、またデイモン受けですね?わかります。






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5 コメント

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Unknown (usa)
2008-07-08 21:25:44
こんばんは~。
アンケートに乗り遅れた…。
先日の講演会で皆川博子姐さんが、「『カストラチュラ』が大好きで、ノベライズしたいくらい。」とおっしゃっていました。
だいたいそんな感じ。
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Unknown (うなぎ)
2008-07-08 23:26:56
いや、乗り遅れたというか、随時受け付けてるんですけどね。
皆川先生はカストラート大好きっ子だからさ。しょうがないよ。
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Unknown (hisui)
2008-07-10 05:45:06
いやデイモン受けは置いといて(笑)あの映画は面白いのか面白くないのか私にはわからなくてジタバタしたので、うなさんはどう思うのかなーって<ブラザー・グリム
『クリスティーン』はね、いじめられっ子話なので、結構私は好きなんですが、でもキングのくどさが嫌いな人にはきついかなあ……。もう一冊だけ騙されたって感じでどうですか?(笑)
『スリーピ・ホロウ』は面白いから、ぜひ観てちょ。
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Unknown (pom)
2008-07-10 11:47:32
hisuiさんに横レス失礼♪
映画グリムは娯楽作品としてはオーシャンズより面白いはず……!ただその面白さはお化け屋敷で「キャー!」「ワー!」とキャッキャできる人でないと感じにくいかもしれないです。

>うなぎょむ
ダークタワーは微妙な部分も多いのですが読むと言うなら止めはしない。たぶん想像するほどファンタジックではない。
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Unknown (うなぎ)
2008-07-11 04:29:14
>>hisuiさん
面白いはずのものを面白くなくした映画だと思いましたとさ。
つうか、いじめられッ子話=好きというその回路がまずどうかとは思うんだがw
スリーピーホロウは借りられていたので観ますん。

>>pomさん
集めるのがまず面倒だが、ファンタジーという認識はない。なぜか西部劇のイメージはある。
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