大チャンス・・・。

昨日のことなんだけど、
会社から帰る途中、２１時くらいかな？橋を渡るんだよね。
結構大きな橋を、車で。

で、ふと見たら歩道に何かが・・・って人が倒れてるじゃないか！
車を運転しながらだから2秒くらいとバックミラーで見たのだけど、
女の人と自転車、しかもピクリとも動かない。
たぶん滑って転んで動けないのか気でも失ったか。
この時間この橋を車以外で渡る人は少ないし、
しかもちょっとかわいいっぽかった。
これは助けに行かねば！

でも橋のてっぺんで路面は凍結してるし、すぐには車は止められず、
結局橋を下って、左折左折してようやく駐車。
そこから一気に駆け上がったよ！巨大な橋を。

だって、これはよくあるパターンじゃないか
男：大丈夫ですか？
女：ちょっと転んじゃって・・・でも大丈夫です。
男：大丈夫って怪我してるじゃないですか。さあ僕につかまって。
女：す、すいません。

あるある！こんなの
そんでもって病院とか行って、

女：ありがとうございました。もう少し遅かったら手遅れだったとお医者様に言われました。
男：そうですか、でも助かってよかった。それでは。
女：ちょっと待ってください。あの、お名前を、
男：名乗るほどの者ではございませんよ。
女：で、でも・・・せめてお礼をさせてください。
男：お礼なんていりません。困ってる人を見たら助けるのは当たり前ですから。
女：それでは私の気持ちが収まりませんの・・・。

みたいな。
うひょー！
ここから先は各自妄想してくれ


俺は吹雪の中走ったよ、
この寒さの中でのラン、しかも橋を上るって、
東京マラソン36キロ地点の悪夢がよみがえったけど、
今日はうってかわって軽快だったね。


そして橋の上まで走ったら・・・・・

もうそこに女の子はいなかった

たぶん3分くらいあったから、その間に起き上がって逆方向に橋を下りていったんだろうね。

寒風吹きすさぶ中、一人橋の上でたたずむ俺。
「なんか変な奴いるよ」みたいに走り行く車からの視線がより一層寒さを増した。

彼女が助かってよかったと思うべきだろうが、

せめてもう少し倒れていてくれれば・・・

現実ってこんなもんだよ