コブラー引退。

愛馬の引退が決定しました。

昨日のレースでは果敢に先頭に立つ積極的な姿を見せてくれました。
スタートしてまもなく、そのままー！って叫びました・笑
４角で同じ位置にいた馬に直線だけで７．４秒差をつけられる大敗でした。
現状では500万下では全く通用しないと証明されてしまいました。


振り返れば、2歳の5月のレポートに、
「屋内坂路ではハロン15秒～16秒を毎日３本消化していました(週２回はハロン13秒のペース)ので、距離が長くなっても問題は生じていません。脚元は何の問題もなく、体もぐっとしまってきた感がありとても良い・・・・」
とあり、ここまでは非常に順調で、本気でクラシックを・・・と夢を持っていました。
しかしその後、
右前脚球節が腫れ・・・気性難が出てきて・・・7月には両前脚の球節が腫れ・・・一進一退。
10月に去勢し立て直しを図るも、翌2月にまた右脚の球節が腫れ・・・
それでも4月になると入厩し、しかしまた両前脚の中スジが弱く調教が進まない状態に。
5月には山元ＴＣへ逆戻り。その後転厩し・・・・
脚元には何も触れられないまま、急遽デビュー。インフルエンザにもかかり、除外もあり、すったもんだでの3戦目が昨日でした。

現状では「力不足」を見せつけられましたが、
今一つ思うのは、

あれがこの馬の実力では決してなかったということ。

敢えてタラレバを言わせてもらえば、
脚元に不安さえなければ、2歳夏にデビューできただろうし、
当時の牧場での評価と、ノーザンファームの坂路のタイムを見れば、
もっと活躍できたのは明らかだと思うのです。
この馬の3走は決して実力ではなく、脚元と相談しての結果であり、
後藤調教師がデビューさせられないと判断されての山元移動だったわけであり、
そんな状態で、とても走れる状態ではなかった3戦だったのです。
クラブには何度もＴＥＬ・メールしました。
走れないと判断された後藤調教師、それでも走らせてくれた斎藤誠調教師。
関係者みんなが悩み、本馬にとってベストと判断された選択だった信じています。

サラブレッドが、持てる能力をレースで発揮することが非常に難しいと、この馬で改めて痛感しました。

思えば一昨年の6月にこの馬に初めて会った時からその大人びた馬体に一目ぼれし、
厩舎長からも「この馬は能力がある」と聞かされました。
今でも、それは間違いではなかったと信じています。
ただ、それが発揮できなかっただけだと。

ブログを通して出資者仲間とのやりとりも楽しかった思い出です。
本馬に出資して良かった・・・と言うのは微妙ですが（笑）
2年前の時点で選択肢は他にありませんでした。特に悔いはありません。

ブログもミクシィもこの馬の顔が自分の写真です。
もうしばらくこのままにしておこうと思ってます。

お疲れ様でした。
そして夢をありがとう
クラレットコブラー