改装後の府中はスローになりやすい。
よーいドンの競馬じゃ、展開への対応力と瞬発力だけが求められ、強い馬が勝つレースにならないことが多く、面白みに欠ける。
さらにGⅠの日は異常に時計が速く、カチカチに固められた馬場に対応できる速い時計も必要。その辺がこの天皇賞に必要な条件か。
もちろん今回もハイペースにはなりそうもない。
それにしても、いったい逃げ馬はどこにいったのか?
かつて暴走ラップを踏んでいたローエングリンはすっかり脚質転換して追い込み馬になり、コスモバルクは前走で後方での折り合いをつけ好走、おそらく今回も後ろから。さらに、レースを引っ張るはずのバランスオブゲームが故障で直前の回避。
去年までとはいかなくても、おそらく今年もコテコテのスロー。
32秒台の脚を使っても届かない展開もあり得る。
スイープ、アドマイヤムーン、カンパニー、メガワンダーあたりは軽視した。
前で競馬が出来て、速い時計にも対応出来るダイワメジャー、ダンスインザムードの2頭が中心。
スローならスタミナよりもマイルでのスピードを重視し、○ダイワメジャー、▲ダンスとした。
ただ、この2頭であっさり決まらないのが秋の天皇賞の歴史。
前での競馬、時計勝負、それに「人気薄」という条件を加え、
本命◎トリリオンカットを狙ってみる。
この馬6戦目で初勝利、33戦目の前走で重賞初勝利と伸び盛りの晩成馬だ。
先行するこの馬に6番枠は絶好、
馬場は違うが57秒台の時計もある。坂路での動きも前走以上、
人気がないので思い切った競馬を試すこともできる。
2000mは父の子らしくベストだし、母系優秀で一発の魅力を感じる。
勝つとまでは言わないが、3着ならあってもいい
3連単で爆配当を狙うぜー