西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

大阪造幣局と東京コロッケ

2008年04月22日 10時20分00秒 | 関西ですねん!
 一昨日の土曜日、妻と大阪造幣局の桜の通り抜けに行った。
 私としては、3年連続、6回目の観桜となる。

 今年の桜は、125品種370本とか。まさに桜色ピンク色をした桜も美しいが、私は「黄桜(きざくら)」や「御衣黄(ぎょいこう)」といった、緑色や黄色っぽい花をつける品種が、異色を放っていて好きだ。

 1883(明治16)年に始まったという、この通り抜け。今年で125周年。もうそうなれば、恒例の風物詩と呼ぶよりも、立派な伝統行事とも言えるであろう。

 昔私の両親も、一度二人で来たことがあるそうだ。
 1967(昭和42)年。4月20日の逓信記念日(現在の郵政記念日)の式典に併せて、中之島中央公会堂行われた、郵便局勤続30周年の表彰式に、夫婦揃って出席。式を終え、同じく表彰を受けた同僚らと一緒に、造幣局の夜桜見物をしたのだと言う。
 この時期になると、母は毎年この話を聞かせてくれる。これもまた、私にとっての年中行事のひとつだ。

 125年にも渡って、数多くの人々の様々な思い出とともに語り継がれ受け継がれてきた、大阪造幣局桜の通り抜け。

 果たして私たち夫婦は、これからどんな思い出を語り継いでいくことが出来るのであろうか……?


 夜店で買った東京コロッケを味わいながら、ちょっぴり、未来を想像してみた。

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