西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

とおりゃんせ

2008年02月02日 22時49分00秒 | Weblog
 家の近所に、非常に細い路地がある。

 その細さ狭さは、クルマ1台通るのがやっとという幅。しかも坂道になっている一番下の部分。当然ながら危ない路地だ。

 自転車は特に危険で、スピードを出して坂道を駆け下り、最後にこの路地で転倒するといった事故が多発。以前には、民家の壁に激突して亡くなった人もいたようだ。

 普段から人通りも少ないこの路地。坂の下に昔あった不気味な廃屋は無くなったものの、それでも夜は真っ暗でシーンとしていて、一人歩きは男の私でもちょっと怖い気がして、なるべくなら通るのを避けたいというのが本音ではある。

 私がこの地に住み始めた当初、家から駅に行き来するには、余程の遠回りをしない限り必ずここを通らねばならなかったが、その後別の道が出来た為、ここ何年かはほとんどこの路地を通らずに済んでいた。しかし昨年結婚して新居に移り、結局今またこの路地のお世話になっている。

 先日、路面の白い文字が「止まれ」から「交差点注意」に書き換えられた。
 早速真新しい白い文字の上には、自転車かバイクの急ブレーキのタイヤ痕であろうブラックマークが、何本かくっきりと走っている。


 田舎町にひっそりと存在する、ちょっとしたデンジャラスゾーン。
 ♪怖いながらも通りゃんせ通りゃんせ~