西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

北海道夏から秋へ③

2006年09月08日 11時22分00秒 | Weblog
9月2日(土)

十勝地方一帯で開催される、自動車のWRC(世界ラリー選手権)第11戦ラリージャパンを観るため、午前3時半に起床。I君のクルマで4時には出発。途中帯広市内在住の十勝虎八会(阪神タイガース私設応援団)メンバーであるO氏も合流。3人で陸別町を目指す。

帯広から北東方向へクルマを飛ばすこと約2時間。陸別町にあるオフロードサーキットに到着。マイクロバスで山を登り、バスを降りてまたしばらくアップダウンの激しい山道を歩き、ようやくコース脇に陣取る。
やがてレースがスタート!生まれて初めて間近で観るラリーカーに、眠気も疲れも吹っ飛んでしまう。

感動と興奮の内に午前のレースが終了。再び山道を歩きマイクロバスに乗って、会場入り口近くに戻る。午後のレース開始までは数時間。折りたたみ椅子に腰を下ろし、のんびりと居眠りなどする。
日陰にしばらくいると、寒さでブルッとくる。持参のジャージを羽織ったがそれでも寒く、今度は野球用のウインドシャツを着込む。

会場には幾張りものテントが設営され、そこで地元陸別町の商工会などが露店を出している。
その露店で十勝名物の豚丼と茹でとうきび(とうもろこし)を食す。それがまた美味いのなんの!またまた生まれて初めての美味を堪能する。

午後のレースは、ゴールポイント近くのスタジアムセクションでの観戦。日差しが強くて暑くてたまらない。ウインドシャツを脱ぎ、またポロシャツ1枚になる。ホント、寒暖の差が激しい場所だ。

午後のレース、トップドライバーの走行が済んだあたりで途中退席。ラリーカーの場合、競技区間と競技区間を結ぶ、リエゾンと呼ばれる移動区間は一般公道を走るのであるが、我々のクルマもそんなラリーカーに混じってしばらく走る。自分達もラリーに参加しているような気分になる。

帰路、本別町で下車して、沿道でリエゾンのラリーカーに手を振り旗を振り声援を送る。沿道には地元の老若男女も出てきて、皆で声援を送っている。マラソンや駅伝のそれと雰囲気が似てはいるものの、競走中ではない分ラリーストにも多少余裕があるのか、沿道からの声援に手を振り返しパッシングをしたりして応える。


夜は帯広市内にある阪神タイガースファンが集まる店「串八」で、I君そして十勝虎八会メンバーのO氏にS氏も加わって4人で飲む。彼らと飲むのは、2003年阪神優勝の年、彼らが来阪した時以来3年ぶりのことだ。(写真)
ここで料理に出てきた秋刀魚の刺身には驚いた。関西では恐らく滅多に食すことのできない代物であろう。

前日に調子の悪かった腹の具合も頗る良好。また明日を楽しみに、早めに就寝。