語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
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志摩の海女~神秘なる2D

2015-08-14 08:24:03 | 写真・アート・文化
2週間ばかし続いた炎暑もようやく一息…というところまできたかなと思いますが、あれだけ最高気温35度以上が続くと、32度ぐらいだと涼しく感じますな(苦笑)
さて、そんな真夏にあって海のイメージのある、来年のサミット会場にも予定されている志摩市がえらいことになってます。

志摩市公認の海女キャラ「碧志摩(あおしま)メグ」を巡ってセクハラ騒動…。
三重県内のイベント会社が地域おこしにと志摩市にデザインを提案。市もそれを受け入れて昨年11月にデザインを公表し、ネーミング募集も行いました(2千件集まったとか!)。これがその「碧志摩メグ」です。



うひーっ。たまりましぇん!



いいじゃないですかぁ。「祖母に憧れて海女をめざす17歳の少女」という設定です。

まあ「こんなエロい海女さんおらんやろー」というツッコミをしたくはなりますけど(笑)地元では現役海女(65歳)とその娘さん(39歳主婦)が発起人となって市に公認撤回を求め、6月下旬から署名活動を行っていて、昨日までに309人分の署名を市と市議会に提出したそうです。その論旨は、
・胸を強調しすぎ。性を売り物にしているような印象を与える。
・県の無形民俗文化財である海女文化を理解しているとは思えず、不愉快。
といった萌えキャラ属性を全否定するもの(苦笑)

そもそも「海女をめざす」ということは、まだ海女ではないわけでして、「海女でもないのになんで海女キャラ名乗るねん」と気にいらないんですかねぇ、現役海女さんは。

デザインを解説すると完全にエロくなるのですが…昨日のスポニチの一節を引用しますと
「着衣が一部はだけ、膝から下があらわになっている」
こうやってテキストにしたらあきませんわな。テキストにすること自体がもはやマヌケなセクハラ。



こうして絵コンテにして並べるとマニアにはたまりませんが、珍のような一般ピープルでも二次元世界に入り込みたくなりますな。確かにデカいです(ナニが?!)。



でもね、こうやって伊賀市の忍者萌えキャラ「伊賀嵐マイ」とのコラボで観光PRに一役買っているわけですよ、メグちゃんは。



ちなみにマイちゃんもかわいー。メグちゃんはロングですけど、マイちゃんはショートですぜ、旦那。しかもなぜかこちらもデカい(笑)
三重県人のパーソナリティがそこはかとなく反映されているわけですな。

現役の海女さんが噛み付いたわけですが、言うて悪いですけど、志摩市観光協会では以前からこんなイベントも行われていますけどね。



「志摩の海女大撮影会」です。熟女好きな方ならともかく、メグちゃんと比べるとややビミョーですが(失礼)濡れ透け具合は海女さんならでは。こうやってエロパパラッチを集めて海女さんを撮らしてわけですわ。観光イベントですよ、コレ。



こちらはその2012年版。「この人らほんとに海女か?」という気がしないでもないですけど、海女さんの撮影会だって、建前は置いといて本音のところは、言い方はナニですけど、野郎客を集めるために海女さんのビジュアルを餌にしているわけですやん。だったらこっちも止めさせたら?

海女さんの事業者組合ってのもありそうですけど、セクハラ批判の急先鋒として署名活動発起人になっている現役の海女さんが一人だけ…てのが珍に何となく背景を想像させます。結局は人間関係やケッタクソ、政治的な思惑などが絡んでいるような気がしなくもないですが…。ちなみに志摩市の人口は約5万3千人でして、反対署名309人(署名を精査したら減るのでは?)の割合はたったの0.5%です。観光客を含めてメグちゃんの人気投票を行えば忽ち1万人を超えるのは確実でしょう。志摩市は公認撤回はしないと明言しています。またデザインを提案したイベント会社は「議論を重ね制作しました。批判を真摯に受け止めて今後の参考にします」とも。要するに「ハイハイ」と聞き流したわけです(笑)

海女さんにもいろいろ種類があると思います。漁業としての海女さんが主体なのは当然としても、いまや観光要素もめちゃめちゃ強いと思います。いや、むしろ今は観光主体ですよね。そういや、今でもあるのかもしれませんけど、かつてミキモト真珠島では海女さんのショーがありました。某O府出向時代、会議出張で近くまでいった珍も当時の上司(超絶まじめでクラシック音楽好きの)O主幹とともに見学しました。すんげぇエロかったんですけど、O主幹がまじめな感想を漏らされたので珍からエロいネタ振りが一切できなかったことを覚えています(苦笑)
そうなると魚介類・甲殻類を獲らない観光海女さんだっていると思いますよ。泳げない陸上の海女さんだっているのでは?(でも磯着は濡らしてくださいね)

そもそも明治~昭和にかけても日本の伝統的な海女さんは上半身裸で褌(Tフロント/Tバックの先駆)を締めるだけでした。その後さすが恥ずかしいという意見も出て、韓国済州島の海女さんの磯着を参考に現在のような衣装が普及したと言われています。濡れたら透けますけども…。

最近マスコミをはじめ国会でもそうですが、言葉狩り、敵失狙いみたいな風潮が出てきています。批判・反対するなら対案を出してほしいですな。もちろん、くだんの現役海女さんの不快な気持ちまでは否定しませんけど、観光振興、地域活性化のために頑張っているたくさんの人たちの努力もあるわけでして、別に海女さんを馬鹿にしているわけではなく、むしろ「志摩の海女」というブランド力の高い地域資源を全国展開に活用しようってことですから、「市の公認撤回」みたいな否定ばかりを主張せず、現実を見て寛容さも持ち合わせていただきたいですな。

ああ、もしこれが実は出来レースってことなら高等戦術ですね。スポーツ紙まで食いつくだけのニュースになって話題性が高まり、逆にメグちゃんのPRにつながったわけですから。とまあ、そんなオチだと今回の一件もラブリーなんですけどねぇ。



メグちゃんいいねぇ。
珍的には、巫女さんの絶対的神聖性には及ばないものの、海女さんの神秘性、潮の香り、濡れた肌…破壊力は凄まじいです。問題は高齢化の進展ですね(苦笑)
そういや「あまちゃん」ブームだってありましたし、「北限の海女」に美人すぎる海女さんがいて話題になったことも記憶しています。これを機に再びブームとなって海女さんに憧れるJC、JKが続出することを祈ります。



こんなキャラクター商品もちゃんと用意されているのですね。
盆にかかってしまいましたが、どなたか志摩に行かれる方、珍へのお土産はこちらでお願いします!
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えらく力入ってますねぇ (六二郎)
2015-08-14 14:19:48
さすがにお若い、一回り下の17歳で萌えるとは。

私は、類型的消費キャラにはあまり関心はないのですが(ギャルタレより多部未華子ですからね)、たしかに、目くじら立てて否定するようなことでもないでしょうね。
そりゃ、「碧志摩メグ」より、生身の熟女キャラ「天野夏」(宮本信子)の方が良いに決まってますが、こっちは北の海女ですから志摩では使えませんし、NHKにも金を払わんといかんでしょうから。

もっとも、でかいナニ、特にマイちゃんですが、垂れたナニはマリリン・モンローの成熟したナニですし、腰のあたりの肉付きもそう。二の腕が細すぎるのが惜しい。ここがもう少しむっちりとしていて、顔を隠したら悶えます。

ミキモト真珠島の海女さんは、私も見たことがあります。小学校の遠足か何かで行って、作文に「早く潜れ、このアマ」と書いて先生に×出されました。

一緒に行かれたのはOKD主幹でしょうか。
返信する
メグちゃん、マイちゃん (珍之助)
2015-08-14 15:43:27
「17歳で萌える」って六二郎さまの“萌え”は年齢基準ですか?(笑)
天野夏(考えたらすんごいダジャレ)できましたか!(笑)
さらに「萌える」に一字挿入するだけでハイパーにレベルアップするわけですね、「悶える」。

マイちゃんのムチムチ度は確かに度を越してますな。
てゆーか、身軽でストイックという忍者属性ないし!(笑)
忍術を行う「くノ一」というより野郎敵を篭絡させる潜入工作員系ですな。

>「早く潜れ、このアマ」
ウマイ!さすが六二郎さま、小学生のときから冴えてましたな。

珍がご同行いたしたのは、お見込みのとおりOKD主幹です。本来の出張先は鳥羽でした。往復の近鉄特急でも(ちょうど社長講演原稿が控えていましたので)ほぼずーっと仕事の話でご指導いただきました。
「海女さん、完璧透けてましたよね」といったシモな話は微塵どころかミジンコレベルでありませんでした。
返信する
地域のことは地域で (珍之助)
2015-08-26 17:41:51
自己レス失礼。
今日の「伊勢新聞」にこのような記事が掲載されていました。

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 海女をモチーフにした志摩市公認キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」の公認撤回を求め、日本と米国の芸術家でつくる団体「明日少女隊」は二十五日、大口秀和市長と企画担当の同市観光戦略室宛てに、国内外からの署名六千九百三十八人分を提出した。
 碧志摩メグは、海女文化に関心を持ってもらおうと、四日市のイベント企画会社「マウスビーチ」が制作。昨年十月、市がPRに活用しようと公認した。
 同団体は、芸術家ら二十人で今年四月に結成。男女平等を訴え、性差別的な表現や看板などに反対している。
 碧志摩メグについて、同団体は「十七歳という未成年の設定でありながら、脚を露出したデザインは女性蔑視であり、公的機関の公認は不適切」と主張。今月十八日から、インターネット上などで署名活動を展開し、国内のほかイタリアやフランス、韓国など海外からも署名を集めた。
 この日、署名を提出した京都府の女性は「女性を軽視したキャラクターを市が公認することは、児童ポルノなど日本にまん延する性差別を支持していることにつながる」と指摘。市が公認を撤回するまでは署名を続ける姿勢を示した。
 公認キャラをめぐっては、今月十三日にも地元の海女約二百人含む三百九人が反対署名を提出。
 市観光戦略室は「今後も公認を撤回しない」としつつ、「女性蔑視などと受け取られないよう、デザインなどに配慮していく」と強調。一部市民の声を受け、市庁舎一階のパネルについては撤去する意向を示した。

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どうですかねぇ。意見を表明するのは言論の自由ですけど、表現の自由は絶対的正義を標榜する価値観の前では関係ないわけですか。
地元の人、とりわけ海女さんが反対を唱えるのは当然アリだと思いますが、よくわからないイデオロギーを振りかざす言論テロ集団が便乗して、海外含め反対署名を集めて市に圧力をかけるのは、むしろ地域への暴力だと珍は思いますけどね。

反対している人たちがどれだけ現地に訪れた経験があるのか、はたまた海女さんの文化や本質を知っているのかかなり怪しいですよね。萌えキャラに対し女性蔑視というステレオタイプだけでケチつけてますが(公共が加担していることも大きな要素なのでしょうが)むしろ女性あるいは海女礼賛ですよ、このデザインの本質は。

地域のことは地域が決めたらいいのであって、志摩市はこんなことに屈しないでほしいのですが、事なかれ的腰砕け気味なのが気になります。一つ妥協したら次さらに強硬に圧力をかけてくると思いますよ。

こうなったら地元のオタクたちは、秋葉原に徘徊する萌えキャラ好きなど全国のファンに呼びかけて志摩市応援署名を集めて対抗してほしいですな。数で負けずに、しかも志摩に訪れる観光客もターゲットにして。
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公認取り消し (六二郎)
2015-11-05 15:37:06
ネットに流れてました。

「三重県志摩市が観光PRのために公認した海女のキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」が「性的な部分を過剰に強調していて不快だ」として、現役の海女を含む市民が公認撤回を要望していた騒動で、市は5日、公認撤回を決めたと発表した。撤回の理由を市は「キャラクターの作者から申し出を受け承認した」としている。」
(産経新聞 2015年11月5日(木)14時35分配信)


『これで脱いでも良くなったわ。』
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志摩市(-_-) (珍之助)
2015-11-05 20:51:31
公認取り消しとは…志摩市はヘタレ市ですな。
しかも制作したイベント会社による取り下げ(させた)という、自治体としての主体性が微塵も感じられない幕引き。
碧志摩メグファンとしては志摩市にとことん突っ張ってほしかったですわ。

ま、確かにこれでメグちゃんは「全裸の海女」になって脱いでも、ナニしてもよくなったわけで、この後とことん堕ちていく汚れメグちゃんもできるわけですな。
見てみたいような見たくないような…。
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