朗読教室ブログ「海のまち朗読館」

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4月開講「朗読ステップアップコース」誕生秘話・3

2019-02-26 21:18:23 | 朗読ステップアップコース

「特に練習とか、準備はしなくていいよ。ふつうにしていてくれたらいいから」

良い時代だったのだと思います。

毎回楽しく仕事させていただいていました。

せっかく選んでいただいたのだから、喜んでもらえるよう、しっかり良い仕事をしたい、

何を勉強したら上手になるのか教えてほしい、と頼んでみましたが、

「健康管理をしっかりして、毎回時間通りに局入りして、元気にはきはき話せばいいよ」

的なお返事。

元気にはきはき、というのが苦手な女子大生でしたが、それが仕事だというのですから、やるしかありません。

まあ、出来ていたかどうかわかりませんが。

そのうちに就職試験があり、放送局に入社が決まった時はただ驚きました。

試験に当たって、どんな勉強をしたらいいのかと尋ねると、

「スポーツ新聞を読んだらいいよ。あとは何もしなくていいよ」

とのことで、半信半疑でしたが、それでコネもなく本当に合格できたのですから、何とも言えない感覚、あまり自己肯定感を感じられないまま社会人になったように思います。

入社後は毎日一日中研修で、ボイトレ~アクセント~活舌などで日が暮れました。

もちろん私が圧倒的劣等生だったことは言うまでもありません。

研修が終わって、初めての仕事は、「人生相談」の番組のタイトルでした。

「人生相談」と声高らかに叫ぶのですよね。

これを朝から晩まで、一週間、何百回と録音したんです。

ディレクターは怒っていました。

「その言い方じゃ、困ったことがあっても相談してみようっていう気持ちにならないよ。もっと心をこめて!」

心をこめて、と言われて心を込めましたが、全然こもっているように聞こえなかったようです。

私自身も最後の方は全く分からなくなってしまってました。

一週間(!)何回も録音したものの、使えるものは一つもなく、結局先輩が代わりに読みにきてくれたところ、一発で採用になりました。

「会社が自分に払ってくれるお給料は一体何の役に立ってるんだろ?」と、情けなさでいっぱいだったことが忘れられません。

 

「この仕事は、指示が漠然としすぎていて、感覚的で、いったい何が求めれらているのかな?」

アナウンスが上手になりたいけど、どうしたらいいんだろ?

上手な先輩に教えてもらおうとしますが、「人のを聴いて盗まなきゃ」なんて言われると、とたんに気持ちが萎えてしまって。

結局私は在籍中、ほとんど読みの知識が増えることなく、

実力のない、頼りない、全く恥ずかしい仕事ぶりでした。

 

 ~to be continued

4月開講「朗読ステップアップコース」についてはこちらをご覧ください。

 

 

 


4月開講「朗読ステップアップコース」誕生秘話・2

2019-02-22 19:55:29 | 朗読ステップアップコース

アナウンスのスクールで読みを学ぶのをあきらめた私は、ある日新聞で、

ラジオ局の、女子大生の番組アシスタント募集の小さい記事を目にしたんです。

みんなで大きな声でボイトレなんて絶対無理だったし、恥ずかしそうに小さい声でぼそぼそ原稿を読むことしかできず、スクールでは全く目立たなかった私ですが、

「募集人数が一人なら、一人で読むんだよね、それならできるかもしれない」などと勝手なことを考えて、履歴書を送ったんですね。

数日後、電話がかかってきて、担当のアナウンサーの方とお話ししました。

「放送研究会にはいっていますか?」

「いいえ、はいっていません」

「高校で放送部とか、演劇部にいましたか?」

「いいえ」

「へえ、応募してきた人はみんな何かしゃべる活動の経験があるんですけどね。どうしてなにもされなかったんですか?」

「え~っと、そういうのはちょっと、恥ずかしくて、できないんです、、、」

これはダメだわ、と思いました。

そうですよね、ふつうは経験のある人が応募するものですよね。

それから、好きな音楽とか、趣味とか、どんなテレビを見ていますかみたいなおしゃべりを5分くらいして、電話は終わりました。

結局それで、私は採用されました。

なぜかはわかりませんでしたが、あとで聞いたところ、「アナウンス活動をしたことがなかったから」というのが「決め手」だったそうです(;O;)

そういえば原稿読みのテストとか、自己PRとか、何もしませんでした。

「そういうのは、仕事していれば自然にできるようになるから、今できなくても構わないよ。みんなそうだよ」

「そ、そうですか、それにしても、なにか、準備しておいた方が良いことはありませんか」

「特にないよ、普段通りでいいから」

「・・・・・・」

応募者は百人以上、みんな各「アナウンススクール」在校生ときいたときは、クラクラしました。

あの、教室に入りきれないほどの人数で、高い授業料を払って遠くから「アナウンスを勉強してオーディションに合格する」ために通学し、3時間ほど座って2,3分だけテキストを読み、「もっと気持ちを込めて読みましょう」と教わることに「意味がある」と信じていた少し前の私。

「アナウンスを勉強するより、普通の学生生活や社会人生活をしている方が、結果的に上手な喋りができるようになる」と現場で言われるなんて、想像もできませんでした。

かくして私は、「読みやフリートークなど、どうするのが良いのか何もわからないまま」3時間の生放送を担当することになったのです。

~to be continued

4月開講「朗読ステップアップコース」についてはこちらをご覧ください。

 


朗読ワークショップ、朗読会、コンテスト公開レッスン!「海のまちGW朗読in横浜」

2019-02-18 11:37:04 | 朗読イベント

「海のまち朗読館」恒例の、GW横浜みなとみらいでの朗読イベントが今年も開催されます。

お問い合わせをいただいておりますので、どんなことをするのか、詳しくご案内させていただきますね。

こちらはもともと、どなたでも朗読者としてご参加いただける朗読会として始まりました。

朗読歴の長い方でも、なかなか披露する場がないというお悩みをお持ちの方には特に好評で、

また、表現をしてみたいけど習いに行く時間がなく、初めてでも発表できるならやってみたい!という方もワクワク気分でご参加くださり、

初夏のみなとみらいで海風を感じ、リゾート気分で遊びに行きがてらちょっと朗読を聴いてみたい!という方もいらして、

華やかな雰囲気が漂う朗読時間を過ごしていただいていました。

今年、朗読会で読み手になって下さる方、どうぞお好きな作品を選んで朗読して聴かせて下さい(^^♪

 

また今回は、昨年好評だった朗読ワークショップも行います!

ステージの上で顔を合わせたメンバーが、ボイストレーニングで体と声を整え、

物語の登場人物の気持ちを観察しながら、それぞれの個性を声で表現していきます。

今回は時間を3時間たっぷり使い、全員がすべての役を体験して物語を遊ぶ、充実のワークショップです。

朗読は初めての方も、このワークショップに過去参加していただいたことのある方も、

縦横斜めの距離感と方向性を身につけて、衝撃のストーリーを一緒に体験しましょう!

朗読の定番、宮沢賢治「注文の多い料理店」の即興朗読劇への挑戦を楽しんでいただきます。

台本は事前にお渡しします。

過去に参加された方は、同じ台本を使いますので割引となりますよ(*^_^*)。

 

第3部は、こちらも昨年人気だった企画、朗読コンテストのための、ステージ公開レッスンです。

定員三人で、課題作品をステージでお読みいただき、その場で個人レッスンをさせていただき、お客様はそれをご覧になる、というものです!

ドキドキしますね~、とっても度胸がつきますね~(*^^)v

この時期、課題が発表になっている朗読コンテストについて、エントリーされる予定の方は、この機会にぜひ、ご自身のその時点での読みを聴かせて下さいね。

その後の練習に役立てていただければ幸いです。

 

終了後は横浜美術館内のカフェで茶話会を予定していますので、ご都合のよい方は、ご一緒におしゃべりしましょうね。

赤い座席の華やかなホールは、いつも心を浮き立たせてくれる、朗読ファンにとって憧れの場所です。

毎回ご参加下さっている方も、初めての方も、朗読歴の長い方も、朗読経験ゼロ!という方も、コンテストマニアの方も、コンテストには絶対出ない!と決めていらっしゃる方も、好きな物語を持ってステージに上がりましょう!

皆様とお目にかかれますのを楽しみにしております。

たくさんの方のご応募お待ちしてます<(_ _)>

初夏の一日、美しい風と光につつまれた海のまちみなとみらいで、朗読を楽しみましょう。

 

****************

「海のまちGW朗読in横浜」

 5月5日(日)10:30~16:30横浜美術館「レクチャーホール」

1部:発表朗読ワークショップ「注文の多い料理店」定員10人

2部:ステージ朗読会              定員10人

3部:朗読コンテスト公開ステージレッスン       定員3人

■参加費用

イベント一日券500円(第1部から第3部まで通して御覧になれます。途中出入りは自由です)

1部:発表朗読ワークショップ 9980円(2回目以降のご参加は7990円)

2部:ステージ朗読会 朗読作品9分以内 3490円(9分以上は2分ごとに980円)

3部:朗読コンテスト公開ステージレッスン 5940円

*朗読出演者の方は、ご自由に一日観覧できます。

詳しいことはこちらをご覧ください。

 


「海のまち朗読リサイタル2019」プログラム

2019-02-15 22:15:20 | ライブ

今年も4月第1日曜日に、「海のまち朗読リサイタル」が開かれます。

「海のまち朗読館」のメンバーによる、クラス単位の発表の場として、毎年さまざまな作品の朗読を楽しんでいて、

今年もお稽古が盛り上がっています。

楽しみにしてくださっている皆様に、今年の作品をご紹介しますね。

「夜福」林芙美子 /海野尾順子

「よだかの星」宮沢賢治 /ダリア組

「入れ札」菊池寛 /ストック組&プリムラ組

「雪女」小泉八雲 /クロッカス組

「器量のぞみ」宮部みゆき /桔梗組&アイリス組

「銀河鉄道の夜」宮沢賢治 /パンジー組、桃組、アネモネ組&カメリア組

「仙人」芥川龍之介 /マーガレット組

今年は初の試みとして、クラス合同で長い作品に取り組んでいます。

シンセサイザーの早希さんに、ライブで色々な音を入れていただきながら進めていくのは去年と同じです。

ちょっとだけ予告させていただくと、ラグタイムやクラプトンを声に絡めていく作品もあるんですよ(*^_^*)。

「海のまち朗読館」では休憩を頻繁に入れるなど、「変化」を大切にしています。

今年も「ピリッと刺激」「あと少し、やめないで」「泣くのは我慢」「そこはきゅっと絞めてほしい」などなど、物語にすっかりはいりこむ演出で、聴き手がワープできる時間をご提供したいと考えています。

デジャブタイプの朗読を体験したい方は、ぜひおいで下さいね。

あと少し、お席がございます。

4月7日(日)13:00~16:30 藤沢「ル・クラシック」にて

出演:「海のまち朗読館」メンバー

ご観覧ご希望の方はこちらをご覧ください。 

 


「海のまちGW朗読in横浜」

2019-02-07 20:13:05 | ライブ

「海のまちGW朗読in横浜」の詳細のご案内です。

■日時:5月5日(日)10:30~16:30 

■場所:横浜美術館「レクチャーホール」

■製作:「海のまち朗読館」

■プログラム

1部:発表朗読ワークショップ「注文の多い料理店」 出演定員10人

朗読劇じゃないし群読でもない、シンプルだけど引力があり、読むだけなのに華がある。

それが「発表朗読」(^O^)です!

どなたでもご参加になれます。「注文の多い料理店」で遊びましょう!

呼吸、発声、発音、滑舌から始めて、約20分の朗読ステージを完成させます。

朗読歴の長い方も、朗読は初めての方も、小学生からご参加いただけます。

中高の演劇部や放送部の顧問の先生には、このワークショップをそのまま学校で行っていただくと、面白い経験になりますのでお勧めです。

朗読教室の先生方もよろしかったらぜひどうぞ。

もちろん大学生サークルの出しものとしても使えます。

安心してください、「発表する場がない方」も大歓迎です!

2部:ステージ朗読会 出演定員10人

朗読歴の長い方、初めての方、この機会にステージで読んでみましょう!

マイクの使用は自由です。

お好きな物語を9分以内でご披露ください。9分を過ぎる場合はご相談ください。

3部:朗読コンテスト公開ステージレッスン  出演定員3人

昨今人気の各朗読コンテスト。

本選はスポットライトの当たるステージ上で、暗い客席を見おろしてのマイクを使った朗読となります。

このレッスンでは、登場から退場まで、本番を想定した立ち居振る舞い&朗読についてレクチャーします。

録音用の朗読、朗読会肉声朗読、ステージマイク朗読は、それぞれ聴き手の状況が異なるため、読み方にも工夫が必要です。

応募予定のコンテストの課題をお持ち下さい、客席のお客様を前にして度胸をつけつつ、入賞目指して実践的にレッスンしましょう!

 ■参加費用

*イベント一日券 500円(1部から3部まで通して御覧になれます。途中出入りは自由です)

1部:発表朗読ワークショップ 9980円(2回目以降のご出演は7990円)

第2部:ステージ朗読会 朗読作品9分以内3490円(9分以上は2分ごとに980円)

第3部:朗読コンテスト公開ステージレッスン 5940円

 ただいま、出演者・参加者を募集しています。

どの部も「海のまち朗読館」の生徒様に限らずどなたでもご参加いただけます。

お申し込みお問い合わせはこちらまでどうぞ!


「海のまちGW朗読in横浜」参加者大募集中です!

2019-02-05 22:06:37 | 朗読ワークショップ

お待たせいたしました。

GW恒例の朗読イベントについて、参加費用が決まりましたのでお知らせいたします。

どの部も、「海のまち朗読館」の生徒様に限らず、どなたでもご出演いただけます。

たくさんの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

「海のまちGW朗読in横浜」

5月5日(日)10:30~16:30横浜美術館「レクチャーホール」

第1部:発表朗読ワークショップ「注文の多い料理店」 定員10人

第2部:ステージ朗読会                定員10人

第3部:朗読コンテスト公開ステージレッスン            定員3人

■参加費用

*イベント一日券500円(第1部から第3部まで通して御覧になれます。途中出入りは自由です)

第1部:発表朗読ワークショップ 9980円(2回目以降のご参加は7990円)

第2部:ステージ朗読会 朗読作品9分以内 3490円(9分以上は2分ごとに980円)

第3部:朗読コンテスト公開ステージレッスン 5940円

 *詳しいことこちらをご覧ください。