朗読教室ブログ「海のまち朗読館」

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「第10回青空文庫朗読コンテスト」本選結果報告

2018-11-25 19:36:57 | 朗読コンテスト

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昨日、大阪で「第10回青空文庫朗読コンテスト」本選が行われました。

今年は初の試みとして、YouTubeで生動画配信され、ライブで本選出場者の朗読をすべて聴くことができました。

昨日のブログでもURLをご紹介しましたが、ご覧いただけましたでしょうか。

私は2時頃出ますよ~、とご案内しましたが、実際は2時半頃になったと思います。

遅くなり失礼しました<(_ _)>

一般の部、結果は次の通りです。

【一般の部/認定講師の部】
※会場審査員が6名だったため、満点は92点です。
金賞 須田直さん(愛知県) 夢野久作「ドグラ・マグラ」 82点
銀賞 ニシムラタツヤさん(愛知県) 田丸雅智「海酒」 77点
銅賞 奥津真理子さん(神奈川県) 夢野久作「ドグラ・マグラ」 76点
審査員特別賞 長野育夫さん(千葉県) 中勘助「銀の匙」
審査員特別賞 藤田紀子さん (滋賀県) 岡田光世「地下鉄の「マイ・ウェイ」」
※今回、認定講師の部の入賞者はありませんでした。
 
私は入賞となりませんでした。
 
応援していただいたのに、残念な結果になり、申し訳ございません。<(_ _)>

入賞された皆様は、素晴らしい読みで、審査員の方が選ばれたのはもっともなことです。

朗読人口に占める男性の割合はとても少ないのですが、今回は男性が大活躍され、大変立派なことでした。

私は今回応募するに当たり、自分なりに工夫を重ね、その工夫が実を結ばなかったわけですが、

これから、録音や録画を分析して、どこに問題があったのか、考えてみます。

自分で自分を分析できるか、ちょっと自信ないですが~(^_^;)

いえ、これは私が朗読講師だからであって、朗読が好きで読むことをふつうに楽しんでいらっしゃる方には、自分の読みを分析するなんて必要は、全然ないんですよ(*^_^*)

コンテストも、出場そのものを楽しむことに価値があります。

いつもと違う場所で、いつもと違う雰囲気で読む機会は本当に素晴らしい思い出として、いつまでも記憶に残るものですから(^O^)

 

「海のまち朗読館」では、「楽しむ」その先の「伝わる」読みをお稽古していますが、そのための一番良い方法として、

レッスンを録音してもらい、それを繰り返し聴いていただくことをお勧めしているんですよね。

というか、そうしないと、せっかくのレッスンもその場限りのものになってしまいます。

自分の読みを自分で聞くのはなかなかシュールなものですが。

まあそんなことですから、講師の私も自分のコンテスト本番の読みを繰り返し見て聴いて、

審査員の方に届かなかった原因を理解して、それを、来年以降コンテストに出ようとされるレッスン生の方に、

「こんな風にすると想いが届かないから、気をつけてみましょう」と、具体的に言葉で伝えられるようにしたいと思います。

「こうすると良いですよ」というレッスンに加えて、

「こうすると失敗の原因になりますよ」という、「よくない見本」を明確に示すことは、時にとても役に立つものですものね!(*_*;

いずれにしろ、今後コンテストレッスンに役立てられるように、今回は業者さんに自分を撮影し、編集して動画にしてもらうことを頼んでいます。

2週間ほどで出来てきますので、まあ、あまり楽しみという感じではないけれど(笑)、教材としてできるだけ他人の目で自分を見るように心がけるつもりです。

私は朗読講師をしていますが、なかなか自分で良いと思う朗読ができないのが悩みなんですね。

どこがどう良くないのかはわかるので、その分、同じような個所で躓く方に適切なアドバイスをさせていただけることになるのですが、

今回も、コンテストでの結果をレッスンに生かして、生徒様には良い朗読をしていただきたいと心から思います!

私自身ができないことを、生徒様ができるようになって下さるのが、本当に嬉しく、そこが講師業の何よりのご褒美で、満足感を得られる部分なんです(*^_^*)

また明日から、教室ができることに、心から感謝、

そして今回のコンテスト本選出場を何より喜んで下さった「海のまち朗読館」の生徒様の応援に、心から感謝して、今日のブログを終えたいと思います。

 

※コンテストレッスンは個人講座内で行っております。

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12/15「海のまち・冬休み朗読会」ご出演枠がいっぱいになりました

2018-11-22 20:01:23 | ライブ

12/15に藤沢で行う朗読会にご参加のご連絡をくださった皆様、ありがとうございます!

本日をもちまして、ご出演枠がいっぱいになりましたことをお知らせいたします<(_ _)>

13人の方が、朗読してくださいます、楽しみです~(^O^)

ご観覧席は、あと数名様分ございますので、ご希望の方はご連絡くださいね。

プログラムは1週間前に発表します。

どうぞお楽しみにされてくださいませ。

また、時間が少し変更になっております。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

****

12月15日土曜日 12時25分~14時50分(時間が変更になりました)  藤沢ミナパークにて。(下方に地図があります)

お好きな9分以内の作品を朗読されてください。

ご希望の方は、info@uioai.com までご連絡くださいませ。

 

 

 


朗読検定3級受検講座のお知らせ

2018-11-21 19:54:26 | 朗読検定

12月に3級受検講座を開くことになりました。

今回は、1回2時間の講座を2回行い、筆記の回答を作り、録音まで仕上げます。

通常は1時間半×5回の講座が今回2時間×2回となりますので、

お忙しい方、遠方の方、今月中に仕上げたい方にお勧めです。

 

【3級受検講座】藤沢教室

■日時 12/7(金)15時~17時・12/18(火)13時~15時

■場所 朗読検定協会認定教室「海のまち朗読館」にて

■定員3名 *現在空席がございます。

お申し込みはこちらまでお願いします。↓

info@uioai.com


2019年「海のまち朗読館」カレンダー

2018-11-20 17:42:44 | 海のまち朗読館

今日は、カレンダーが届きました。

「海のまち朗読館」初めての、名入れカレンダーです(^O^)

鵠沼海岸で朗読教室を始めて5年目、おかげさまで、たくさんの生徒様に恵まれ、毎日楽しく朗読させていただいております。

皆様に少しでも喜んでいただきたい、日ごろのお礼の気持ちをどんなふうに表わしたらいいかしら?と考えていて、

ふと、そうだ!と思い立ち、カレンダーを差し上げることに決めました。

「海のまち朗読館」では、クラスの生徒様に年間のレッスン予定をお渡ししていますが、

カレンダーにそれを書き込んでいただいて、わかりやすくその月の予定として見ていただきたいと考えたのです。

色々なカレンダーがありましたが、すぐに「これが好き!」と思ったのが、いせ辰のものでした。

もう何十年も前から気に入って、ポチ袋やポスターなどを集めたり、海外からのお客様のお土産にお渡ししている、いせ辰の江戸千代紙。

へえ~、カレンダーになっているんだ~、ってちょっと驚き(*^_^*)

壁掛け用と、卓上用があり迷いましたが、キッチンなどに貼っていただいて他の予定もたくさん書き込めると便利だなと思い、

壁掛けに決めましたよ~。

早速明日のお稽古から、生徒様に一人ずつお渡しできます。

皆様が喜んで下さると嬉しいのですが(*^^)v

名前とアドレスが入っています。

来年も一年間、「海のまち朗読館」を可愛がっていただけますように!

 

 

 


「手袋を買いに」を朗読する時に

2018-11-10 21:06:46 | 朗読作品

今日は、湘南モールカルチャーの朗読クラスがありました。

いまこちらでは、新美南吉「手袋を買いに」を読んでいます。

このお話は朗読ファンにとても人気があり、朗読会で最もよく読まれている作品の一つだと思います。

カルチャーでは「発表朗読」のお稽古をしているので、ある程度広い場所のお客様の前で朗読する前提で読むことになります。

ライブで読む場合と、録音で読む場合は、聴く方の環境も違うので、読み方も変わるわけですね。

今日は冒頭部分を一人づつ読みました。

このお話のナレーション部分は、状況を実況中継で説明している。

中継者は、狐の親子を愛情のあるまなざしで観ている。

そこで、読み手は、心の中の明るい面をベースにして読み続けることになります。

冬の夜、雪がたくさん降っているところに行ったことがありますでしょうか。

その雪は真夜中過ぎにやみ、明け方にはすでに太陽が輝き、子狐がほら穴から出た時は、

眩しいほど雪に反射して輝いていました。

何時ころでしょうか。

冬だから日の出は遅いですね。

太陽がすっかり顔を出すのは7時過ぎにはなるでしょう。

こんな風に、できるだけ具体的に物語の情景を描き、自分の頭のスクリーンに映します。

「母ちゃん!目に何か刺さった!抜いて頂戴!早く早く!!」

「!」は私が付けました(笑)。

きっとすごく痛かったのです。

まだ1歳にもならないので、経験も少なく、「痛い」→「足の裏にとげが刺さった」的な反応なのでしょうね。

だから「目に何か刺さった!」と、とっさに思ったわけです。

足にとげが刺さった時はいつもママが抜いてくれて、痛みが取れるから、この時もとっさにお母さんを呼びました。

―と、こんな風に、一行づつ物語を読み解いていくのですね。

「まっしろなゆきが、どっさりふった」のところは、韻的なリフレインを生かすと生き生きと表現できます。

「すっと」映る虹、「どたどた、ざーっ」と上から落ちてくるパウダースノー、落ち切る前に舞うさらさらした雪が「ふわーっ」と降ってくる。

擬音は思い切りよく、おなかに力を入れて表現するとリアリティを増しますね。

こんな解釈だけが正しいわけではないですが、このお話を読むときにはご参考にされてください。

朗読の楽しさは、一人ですべてを演出できることではないでしょうか。

丁寧に読みこむほどに、物語のなかにはいって、一緒に遊ぶことができるように思います(^O^)