朗読教室ブログ「海のまち朗読館」

オンラインZoom朗読レッスンで、
お家にいながらコミュニケーション上手になるブログ


           

リサイタルの写真「桔梗組」

2018-05-19 20:05:14 | 海のまち朗読館

プログラム5番は、桔梗組3人の朗読で永井荷風の「にぎり飯」に挑みました。

東京大空襲を生き延びた男女の、たくましくも微笑ましい、生きる力にあふれた物語を熱演。

アンケートでも、「初めて聞きました!」「本も読んでみたい」「自分でも朗読してみたい」と好評でした。

始まりの爆撃の音や、思いがけず再会した地下鉄の電車の音、行商でおにぎりを食べながらのプロポーズシーン、元夫がパンパン屋になっていたことを突き止めたエンディングなどに、シンセサイザーで音を作っていただき、ラジオドラマのような生朗読になりました。

たいへんおもしろく仕上がり、朗読ならではのエンターテインメントになったのではないかと思います(*^_^*)

この作品はあまり朗読されることがないようですので、これからもまた機会を見て、「海のまち朗読館」バージョンで工夫して、上演したいなあと思います。

桔梗組は、「海のまち朗読館」で一番長く続いているクラスで、メンバーの朗読は表現力に優れ、ギャグのセンスがあふれており、その結果、永井荷風作品をこんなにも面白く朗読して下さいました。

来年は何を読んでいただこうかと、今からとても楽しみです。


御礼

2018-05-14 09:34:25 | 海のまち朗読館

5/18の体験教室は、満席となりました。

ありがとうございます。

次回の体験教室は未定です。

決まりましたら、こちらのブログ、また「海のまち朗読館」WEBサイトにてすぐにお知らせ致します。

よろしくお願い致します<m(__)m>


オペラから拝借する朗読の知恵

2018-05-10 21:46:08 | オペラ

朗読をする時、私たちは、親子の関わりとか、友情とか、夫婦愛など、美しい感情を表現することにはとても素直になれるものです。

そしてちょっと恥ずかしいのが、恋の場面なんですよね(*^_^*)

そこだけなぜか無表情っぽくなったり、突然「清く正しく」風になったりして、どうも不自然になってしまいがちです。

なかなか等身大のオトナの恋を表現することができなくて…。

できれば避けて通りたいというか…。

そこでだいたい、観念的に恋のシーンを読んでしまいますが、書き手の心に思いをはせたら。

言葉は選ばれて、洗練されていますが、それが実際に意味するところは、すごくナマナマしいんじゃないかなと。

でも、一体それをどんなふうに読んだらいいのかしら?

たとえば、オペラのアリアの歌詞などは、かなり直接的な言葉で、男女のシーンを表わしていたりします。

オペラは、生々しい言葉を、上品に歌います。

そこで私たちは朗読で、上品な言葉を、生々しく読んだら、どうなるでしょうか。

聴き手にとっては大変面白い時間になるのでは?

今日は「コジファントゥッテ」の中から「女も15になれば」というアリアを聴いてみて下さいね。

日本語訳が見やすく出てきますよ。

こういう言葉を、私たちは口に出して言うのに抵抗を感じるものですが、照れずに悪びれずに明るく声を張って自信たっぷりに読みあげれらたら、魅力的な読み手になれそうな気がします(*^^)v

https://youtu.be/NilhFBYAtsA


リサイタルの写真「プリムラ組」

2018-05-09 20:29:38 | ライブ

4/1のリサイタル、2部のはじめはプリムラ組の3人による「雨ニモ負ケズ」宮沢賢治です。

この詩を3人で読むにあたり、少しアレンジを加えました。

リフレインは、詩の世界を耳で楽しむのに効果的だと思います。

眼で詩を読む時、心に飛び込んできた言葉があると、そこでしばらく立ち止り、文字をじっと眺めるということはありませんか?

黙読には、自分のペースを守れるという、素晴らしい利点があるのですね。

一方で朗読を聴いている時、聴き手には、読み手のペースに合わせることしかできません。

一字一字が重要な意味を持つ詩では、聴いているだけでは、どんどん読まれてゆく朗読についていけなくなることが良くあります。

だから時々、あまり先に進み過ぎないよう、情景描写の部分を繰り返して、異なる読み手の解釈を楽しむことで、一人で黙読していたのでは味わえない、新鮮な情緒を感じてもらうことができるとよいなと。

アネモネ組は、この試みにとても熱心に取り組んでくれました。

ありがとうございます!


「ステージ朗読みなとみらい」終了しました!

2018-05-05 20:17:43 | ライブ

今日、横浜はとても良いお天気に恵まれました。

午後から行われた朗読イベントも、無事に開かれました!

朗読ワークショップでは5人の皆様が、初顔合わせで声出しをして、台本を読み合わせ、即興朗読劇に挑戦!

皆様どんどん声が出るようになり、それにつれて自然な気持ちが表われて、たいへんおもしろい「注文の多い料理店」となりました。

朗読会では、7人の読み手が、興味深い物語を披露して下さいました。

どの方も、オリジナルな作品になっていたのが素晴らしいなと思います。

最後の「コンテストステージ公開レッスン」では、お二人が、登場シーンからマイクのチェック、表情、台本の持ち方などを練習し、もちろん朗読もレッスンしました。

特訓風のお稽古だったので、お客様は興味シンシンで見て下さったようです。

もっと時間があれば、より突っ込んだ部分までお稽古できたので、今度は時間を増やしたいなと思いました。

終了後は、恒例の「茶話会」。

私はクリームあんみつを食べながら、皆様とおしゃべりしました。

女優さんで、最近一人の朗読も始められた方から、次の朗読劇公演のお話や、どのくらい練習するものなのですか?など伺って、みんなで盛り上がりました。

みなとみらいでの朗読会も今回で5回目です。

次は10月を予定しています。

また皆様とご一緒できるのを楽しみにしています。

ご出演して下さった方に、改めて御礼申し上げます<(_ _)>

 


5/5「ステージ朗読みなとみらい」プログラム発表

2018-05-01 20:38:15 | ライブ

「海のまちステージ朗読みなとみらい2018立夏」

5/5(土)開演13:45~終演16:45(開演時間にご注意ください)

横浜美術館レクチャーホールにて

入場料500円

【プログラム】

第1部 朗読ワークショップ

~「注文の多い料理店」宮沢賢治~

この日出会う一度限りのメンバーによる、即興朗読劇です。

顔合わせから声出し、読み合わせ、練習、本番までをすべてステージ上で、90分間で仕上げます。

さて、紳士たちは、無事山猫軒から抜け出せるのでしょうか!?乞うご期待!!

第2部 朗読会 ~8人の朗読者によるお話~

「お休み券」重松清

「しわくちゃの百円札」村松真貴子

「ビロードのうさぎ」マージリィ・W・ビアンコ 酒井駒子訳

「すずちゃんののうみそ」竹山美奈子

「デンデンムシノカナシミ」新美南吉

「つり橋わたれ」長崎源之助

『地下鉄の「マイ・ウェイ」』岡田光世

「夏帽子」萩原朔太郎

第3部 青空文庫朗読コンテストステージ公開レッスン

コンテストチャレンジャー二人による、ステージでの公開レッスンです。

それは甘いかしょっぱいか!?

どんなに厳しくても、わたし、泣かないよ。だってあなたが応援してくれているから…、きっとがんばれる、きっと!