リサイタル第3部、カメリア組の朗読です。
石川啄木のエッセイを現代語訳で絵本にした「サルと人と森」に取り組んでいただきました。
サルと人との口げんか!
サルは木の上から、人は地面に立って、お互いに自分がいかに素晴らしいか、相手がいかに情けないかを声を限りに叫び続けます。
かなり疲れます(^_^;)
体も全力を使いますし、気持ちも高揚させなければなりません。
それでもメンバーは練習に熱心に参加して下さいました。
ありがとうございます!
朗読を始める時は、私たちはなんとなく「綺麗な声で、よどみなく、ちょっとだけ感情が表れた読み方を練習するのかな」って思ったりするものです。
それは、私たちが聴いて感動したことのある朗読が、そんなふうに聞こえたからなんですよね。
聴く人が感動し、読み方が綺麗に聞こえている時、読み手は自分の気持ちを全開にして、必死で声を出しているものです。
綺麗に読もうとか、ちょっとだけ感情を出そうとか、思うゆとりは全然ないです(^^ゞ
全編自分の気持ちがお話が進むにつれてどう変わるかに向き合いながら、必死なんですよね。
カメリア組の皆様は、この作品を通して、朗読の一番大事なことを、自分のものにして下さいました。
今皆様は、クラスでそれぞれの好きな作品を読んでくださっています。
大変ユニークで面白い作品が選ばれています。
リサイタルの経験が、これからの朗読にとても良い影響を与えてくれることでしょう!
皆様本当にありがとうございます<m(__)m>