弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

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「正義感」 を 犯罪の理由にしてしまう教育委員会

2020-10-14 | 成年後見利用促進基本計画 関連
★ 
行き過ぎた指導 ⇒ 体罰 ⇒ 犯罪(傷害罪)

激高した理由について 「正義感が強い人物で、それが間違った形で出てしまった」と答える教育委員会
正義感って間違った形で出るものなのでしょうか。

それでも、「体罰」と報道するマスコミ

神戸新聞の続報です
※引用

 兵庫県宝塚市立長尾中学校柔道部で男性教諭(50)が部員2人に体罰を加えたとして兵庫県警に逮捕された事件を受け、宝塚市教育委員会は13日午前、会見を開いた。一問一答は次の通り。
 -被害生徒は登校しているか。
 「当初は『顧問が怖い』と骨折した生徒が2日間、もう1人は翌日欠席した。その後も出席したり、欠席したり。今は体調が良いときに登校している」
 -骨折した生徒は全治3カ月とあるが。
 「運動が3カ月できないと聞いている。職員が送迎し、胸部にコルセットをしている」
 -男性教諭の体罰による処分歴を詳しく。
 「処分は3回で訓告が2回、懲戒が1回。全て2013年、前任地の宝塚市立宝塚中学校での事案。部員の暴言に対し、ビンタをした▽生徒指導上、生徒の胸ぐらをつかんで押した-の2件が訓告。生徒指導中に従わなかったため、顔に頭突きをして生徒の鼻の骨を折った件が減給10分の1(3カ月)の懲戒処分」
 -被害生徒2人の柔道歴は。
 「2人とも柔道経験はなく、中学に入ってから柔道部に入り、1人は入部まもなく、1人は仮入部だった」
 -学校に対する男性教諭の言い分は。
 「あくまで練習という形で『普段よりきつい練習をした』と言い、体罰という認識はなかった。保護者との面談を経て、体罰だと認めた」
 -どんな体罰があったのか。当日の流れは。
 「骨折した生徒は、寝技絞め技をされて失神に至った。逃げる形で帰宅し、その後部活には行っていない。生徒が帰った後、もう1人の生徒への体罰があり、その後全体ミーティングをして部活が終わった」
 -市教委の認知と対応は。
 「9月25日に学校から『行き過ぎた指導』と一報があった。28日に経過報告があり『体罰だった』と言われた。10月1日夜に本人と副顧問から聞き取りを行い、翌2日に保護者の元へ行き謝罪をした」
 -2013年に体罰をした男性教諭を顧問に据えている。市教委の認識は。
 「学校長に判断をゆだねている。5年間問題を起こさず、研修も受けているため意識が変わっていると思っていた。柔道経験者でもあるので顧問にした」
 -男性教諭が激高した理由は。
 「明確な理由は分からない。(OBから差し入れられたアイスキャンデーを)無断で食べたことに対し、指導する必要があると思って感情が高ぶったのではないか。正義感が強い人物で、それが間違った形で出てしまった。反省しないといけない」




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