ガールファイト

ブルークラッシュで、男にうつつを抜かしている主役の女の子にガツンとハッパをかける強烈な目つきの友達。この顔どこかで見たぞ、ミシェル・ロドリゲス、そうか「ガールファイト」だ、この目つき。というわけで、まだ見てなかったので「ガールファイト」を借りてみました。

う～ん、とにかく、日常が、家庭が、学校が、自分を取り巻く社会が、ありとあらゆるものが、なんだかもうウンザリでいらついてしょうがない、10代の理由の無い怒り、行き場ののない怒りが、ミシェル・ロドリゲスという目つきの強烈な女性により表現されている。体中からむき出しの怒りパワー。毎日がイヤでイヤでしょうがないのに、自分は何をやったらいいのかもよくわからない。

で、ボクシングと出会う。夢中になる。のめり込む。きったないジムで男に混じって汗だくで練習に励む姿はいいですねぇ。なんで女性がボクシング？って思う反面、そもそも男女関係無く、なんでキツイ部活とかわざわざやっているのでしょう。やっぱやりたいんだよね。体をいじめて何かを掴んでいるんだよね。とことんまで体をいじめないと掴むことができない何かがあるんだよな。
中学の時のバスケ部での猛練習を思い出した。最近からだをいじめてないなぁ、俺。

真剣にスポーツをしている女性の目つきは好きです。あそこまで怖い目つきでなくて良いのですが。。　
ちょっと怖すぎです、ミシェル・ロドリゲス。ホントに、おっとこ前！


*****ちょっと追記
恋愛の部分は、なんか、８０年代を代表する青春映画「恋しくて」のドラマーの女の子の不器用な恋を思い出しました。ガールファイトはスポ根という要素が入ってますが、ガールファイトからスポ根を抜いたら、かなり「恋しくて」に似てくるのでは？　…って、スポ根を抜いたら意味が無いけど。