コーザ・ノストラ いろいろ


cosa nostra


cosa nostra II


mind songs


love the music


world peace


bellissima! years



ブックオフで、一番上の2枚を発見。「cosa nostra」と「cosa nostra2」だ。
この2枚、学生の時に吉祥寺のレンタルビデオ屋(ドラマかシネマ。2階じゃなくて地下1階にあったほう)でレンタルしてたのだ。当時の東京を代表するクラブのDJ達が作ったクラブミュージックのコンピレーション。それぞれにUFOの曲が2曲ずつ入ってる。特に、「cosa nostra2」の1曲目に入っていた「Loud Minority」に完全にはまり、その後、同じZEROレーベルからUFOの単独のアルバムが出た時にはソッコーで買った。そして、僕は完全にアシッド・ジャズとか、レア・グルーブとか言われていたムーブメントにズッポリはまって行ったのだ。もちろんこれだけじゃなく、Acid Jazzレーベルのコンピを買ってBrand New Heaviesとか、ガリアーノとかの音が気に入ったのもあるのだけど。でも、きっと、渋谷のWAVEで、そのAcid Jazzレーベルのコンピを手に取ったのだってやっぱりこれが原因だったように思う。

というわけで、この2枚のCDは僕にとってはかなり大きな存在。
ので、ブックオフで750円で売っているのを見てあわてて買い込んだ。なにせ、こんなCD、今でも大事に持っている人も珍しいだろうから、中古屋で出会うのも珍しいはずだ。
今聞くと、90年代初頭のクラブミュージックなので、しょーもないつまらない曲も多いけど、でもやっぱり思い入れがある。「Loud Minority」は今聞いてもいいなぁ。やっぱり大好き。レゲエの曲があったり、なんというか、この当時って、東京のクラブシーンといってまとめられるほど東京にクラブが少なかったってことなんだろうなぁ。Yellowとクラブ・ジャマイカの看板DJが作った曲が1枚のコンピの中に入れられてしまうほどに。

で、ついでと言ってはなんだけど、グループとしてのコーザ・ノストラのCDも1枚250円で叩き売られていたので、前からこの元の2枚のCDとの関係が気になっていたのもあり、購入。4枚買って1000円だぜ。
ライナーノーツなどを読んで判明したことは、この2つのつながりは、上のほうの2枚は、桜井鉄太郎がプロデューサーだ。この桜井鉄太郎って人が、友達のDJ達に声をかけて1枚のCDにするということをしたのだな。で、グループとしてのコーザ・ノストラは同じ桜井鉄太郎って人が、メンバーに入ってるので、この人が、「なんかカッチョいい音楽を自分で作りて~」って思って知り合いとかに声かけてグループ作って、せっかくだからコーザ・ノストラっていうそこそこ知名度のある名前をグループ名として付けたっていう、まぁ、そんなところだろうなあ。

だから、上の2枚と、下の4枚では、これはもう全く別物。
下の4枚は、4枚で1000円で買ったのだけど、これは予想よりも良かった。
音作りもとてもしっかりしてると思う。
一つ気に入らないのは、鈴木桃子って人のボーカルが、声があまり魅力的じゃないことかなぁ。英語が達者で、詩も書けて歌も歌えてっていうとなかなかそんな人はいないのだろうけど、でもやっぱりシンガーって声が魅力的かどうかは大きいと思う。
いや、下手じゃないし、音程はずしたりとかそういうことではなく、あくまでも声が好みかどうかという問題なのだけど。

あと、ジャケットを見るとダブルボーカルっぽいのだけど、もう一人の小田玲子って人は、ほとんどの曲で歌っていない。う~ん、ルックス重視、ビジュアル担当ってことなのか?まぁ、実際、このグループがオシャレでカッコイイ最先端のグループっていう雰囲気は、実はこの小田玲子って人のビジュアルもかなり貢献していたのかもしれない。

一時期、それなりに売れていたと思うのだけど、グループってそう何年もずっと同じメンバーでは続けられないのだろうなぁ。
音は思ったよりもずっと良かったですね。
ただ、いずれにせよ、あの頃の音、って感じかな、やっぱ。
2000年以降はもっと、癒し系っぽい音が、敏感なオシャレさん達からは求められたのだろうと思う。それはやっぱり日本中が疲れきっていたのとか、そういうのが原因なのだろうなぁ。
やっぱりこの音は、仲の良いカップルが腕を組んで歩いていた世代の音で、手をつないで歩く世代の音ではないのかもね。
こういうので踊り狂ってクラブ2軒ハシゴっていう時代の後に、カフェで素敵なイスに座ってお茶してボッサでっていう時代が来たのでしょうか、ねえ?
どうなんですか?
もちろん、そういうのに続くブラジル、ラテン的なアプローチっていうのは、まさに、UFOとか、こういう人達がやってきたわけなんだけども。

ま、とにかく上の2枚は自分史的な貴重な資料として買えてよかった。
下の4枚は、4枚1000円で買った割にはカッコよくてよかった。
おしまい。
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コメント
 
 
 
ごめんなさい。 (めぐ)
2007-03-30 23:27:28
コメントを読んでいただきたく、書き込みさせていただきました。

どうか、2005年5月18日の記事を読んで頂けないでしょうか?

そこに、お願いを書き込みさせていただきました。

何卒、宜しくお願い致します。
 
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