つれづれなるままに映画や音楽の感想などをテキトーに書いていければなぁ、と思っております。
つれづれおきらく
JUDY AND MARY いろいろ
ORANGE SUNSHINE (2nd)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4c/9af5f8a1d5e01c57bf38a35e83cddf0f.jpg)
MIRACLE DIVING (3rd)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/15/8c6b9b1253c2132c2a1bcff393dad435.jpg)
THE POWER SOURCE (4th)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b6/f21778cde37fa13dfd5c88d98c5f14bc.jpg)
WARP (6th)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ae/790babc95060dcc4f32e62c2aa24ed04.jpg)
昔、そうだ、もう10年ぐらい前に、職場の人とカラオケ行って、そこで当時のスタッフの若い女性が「そばかす」を元気に歌った。なんかサビの部分だけ微妙に知っているぐらいだったけど、そのカラオケで聞いた「そばかす」なんだかとてもすがすがしく、突き抜けた歌詞に不思議とドキドキしたのを覚えていた。
例によってブック・オフである。
250円。
いくら気になっていたって、3000円も出して買う気にはとてもなれなかったJUDY AND MARYのアルバムが今や250円で売っている。「そばかす」の入っている4thアルバム「THE POWER SOURCE」を買うと決め手に持ってみるが、やっぱり250円だし、ねぇ、買っちゃいますか、というわけで、店にあったベスト盤以外のCDを全部買ってみた。調べてみると、1枚目と5枚目が抜けているのだが、まぁ、別にマニアでもないし、ひとまずこんなもんで。
お目当ての「そばかす」の入っている「THE POWER SOURCE」から聴いてみる。意外に面白い音作り。へぇ、けっこう面白いことやってたんだね。でもやっぱ、歌詞となによりもYUKIの声がスゴイんだな、このバンドは。音がスゴイかというと、まぁ、それなり、ですよね。それなり。声ってのは、唯一無二だよなぁ。どんな曲でもこのバンドの曲になってしまう、声という武器が、楽曲を力でねじ伏せてしまう感じ。いや、でも、音もなかなか面白いですよ、ほんと。
で、2nd、3rd、6thと順に聴いてみる。
2ndは、音がつまらないなぁ。ただのどーでもよいバンドの音作り。つまらん。
それでもけっこう聴けてしまうのは、やっぱりYUKIの声の力だな。
3rd、けっこうこのあたりから面白くなってくるかな。
このアルバムで評価が固まって、次の4thで大爆発ってところかな、売り上げ的には。
で、ラストアルバムとなった6th。こりゃあもう、音はかなり面白いけど、あんたらはスーパーカーか?という音作り。そういうのにバンドメンバーがはまっていたのか、レコード会社の人がはまっていたのか、それは知らんが、ここまでやっちゃうとファン置いてきぼりでは? ま、ファンではない僕には面白い音づくりだが。
しかし、5thアルバムを聴いていないからなんともいえんが、この6thアルバムみたいな音は、決してバンドの全員が目指した音ではなかったはずだ。
バンド内の一部のメンバーとレコード会社の人が突っ走る横で、自分はこんな音楽がやりたかったわけじゃないと思い続ける別のメンバー。当然解散がすぐそこに見えていた、そんなレコーディングだったんではないだろうか。
ま、音、面白いけどね、このラストアルバム。でも、こういう音響系に凝るならば、もうYUKIの声も必要ない感じ。とことん音に凝ってきゃいーじゃん。YUKIの声がかえって邪魔だな、これじゃ。
ってことは、やっぱり一番売れた4thあたりがこのバンドの真骨頂だったということじゃないかなぁ。ファンは敏感に感じとったってことだろう。
はじけたバンドサウンド、突き抜けた歌詞、唯一無二の女性ボーカル、全部が最高の状態で溶け合い混ざり合ったアルバム、それが4thであり、それを一番象徴している曲がやっぱり「そばかす」だと思う。
と、ついこないだ初めて買ってネットで色々知識も手に入れただけのくせにえらそーに書いてみた。
いや、しかし、「思い出はいつもキレイだけど、それだけじゃおなかがすくわ」だぜ。こんな歌詞かけるか? 失恋ソングのはずなのに、「本当は切ない夜なのに、どうしてかしら、あの人の笑顔も思い出せないわ」だぜ。こないだ失恋した相手の顔を思い出せないんだぜ。すごいよなぁ。こんな歌詞絶対書けないって。こんな歌詞だからこそ同世代の女の子達の心をワシづかみにしたんだろうなぁ。
今のYUKIに当時の気持ちを思い出して青春ソングの歌詞を書いてくださいって言ったって、今じゃ絶対書けないよ。
まさにほんの一瞬の輝きなんだろうなぁ。
その時にしか出てこない言葉。
プロの作詞家には絶対出来ない芸当だよな。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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やっぱりyukiさんだったね。
リーダーの人が結構がんばってとんがっていた記憶がある。
一枚もアルバムを聴いたことがないけど、
6枚目ってのが、リーダーの意地なんだろうな。
散るときの。
Yukiって人は、恩田って人のおかげでバンドに入れてもらった、というようなところから始まっているらしい。なので、当初はパンクっぽい音作り。でもありきたりでつまらない音。
恩田って人は、そういうルックスなのだけど、Takuyaって人はごく普通のルックス。で、Takuyaって人は、Yukiの魅力を引き出せるポップな曲を書ける人だったみたい。そしてそれはレコード会社の思惑とも、ファンの求めるものとも合致し、後期のほとんどのシングル曲がTakuya作によるもので、6枚目のラストアルバムではついに恩田作曲の曲はゼロになってる。
6枚目って、つまり、このバンドを作り上げたはずのリーダーが完全に孤立し仲間はずれになり、曲を作るTakuyaと詞とボーカルのYukiとそしてレコード会社の人が完全にリーダーに気兼ねしないでとことんやっちまったアルバム、らしい。
6枚目は、もはやパンクどころかロックですらない、音響系ポップアルバム。
で、リーダーもさすがに堪忍袋の緒が切れた。
のかな?
そんな感じだと思います。勝手な推測では。
タクヤさんがリーダーじゃなかったんだ。
知らなかった。
おれが撮ったときにはもうタクヤさんがリーダーぽかったから。
なんかちがうユニットも組んで、タクヤさんはやってたな。
ユキさんはたしか、
恩田さん?がやっていたバンドの追っかけで、
きゃーきゃーやってて、じゃあ歌う?みたいな感じで入ったと
聞いたことがある。
そうそう、当時のマネージャーが
大学のともだちだったんだ。
なつかしいなぁ。
スタジオで再会するとはおもわなんだ。