つれづれなるままに映画や音楽の感想などをテキトーに書いていければなぁ、と思っております。
つれづれおきらく
ソウル・キッチン
「太陽に恋して」「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」のファティ・アキン監督の最新作。
トルコ系ドイツ人のこの監督の作品ではいつもトルコ系ドイツ人ならではのストーリーになっていたんだけど、この作品は主人公はギリシャ系ドイツ人。
いつものトルコ色は無いし、移民の子孫であることそのものは全く映画のテーマとはなっていないんだけど、音楽も含めドイツ系ドイツ人(ってなんだ?)だったらやっぱりこういう映画にはならないだろうなぁ、という感じ。
これまでの映画に比べると、すごく肩の力が抜けた作品になっている。
音楽の使い方は相変わらずうまいけど、ソウル、ファンク、レゲエ、ギリシャ、そしてトルコと、楽しく軽やかな。楽しい。サントラ買おうかな。
1つのボロボロのレストランを舞台にしたコミカルなストーリー。本当に小さな小さな作品だけど、でもやっぱりいい感じ。
主人公がいいんだよな。腰も痛そうだし。
最後、エンディングが素敵。
そうだよね、招待するのはあの子だよね。媚薬を少々。いい感じ。
ソウルミュージックってやっぱりいいなぁ。
トルコやギリシャからの移民がいっぱいいて、もちろんそういう国からの音楽的影響も受けつつ、そしてもちろん最新の流行の音楽もありつつ、それでも、昔のファンキーでハッピーでハートフルなソウルミュージックで今の若者は踊るのだ。楽しく踊るのだ。
この監督の作品、また見ようっと。
やっぱりどれもとても好き。
この映画もとても好き。
小さな小さな作品だけど。
トルコ系ドイツ人のこの監督の作品ではいつもトルコ系ドイツ人ならではのストーリーになっていたんだけど、この作品は主人公はギリシャ系ドイツ人。
いつものトルコ色は無いし、移民の子孫であることそのものは全く映画のテーマとはなっていないんだけど、音楽も含めドイツ系ドイツ人(ってなんだ?)だったらやっぱりこういう映画にはならないだろうなぁ、という感じ。
これまでの映画に比べると、すごく肩の力が抜けた作品になっている。
音楽の使い方は相変わらずうまいけど、ソウル、ファンク、レゲエ、ギリシャ、そしてトルコと、楽しく軽やかな。楽しい。サントラ買おうかな。
1つのボロボロのレストランを舞台にしたコミカルなストーリー。本当に小さな小さな作品だけど、でもやっぱりいい感じ。
主人公がいいんだよな。腰も痛そうだし。
最後、エンディングが素敵。
そうだよね、招待するのはあの子だよね。媚薬を少々。いい感じ。
ソウルミュージックってやっぱりいいなぁ。
トルコやギリシャからの移民がいっぱいいて、もちろんそういう国からの音楽的影響も受けつつ、そしてもちろん最新の流行の音楽もありつつ、それでも、昔のファンキーでハッピーでハートフルなソウルミュージックで今の若者は踊るのだ。楽しく踊るのだ。
この監督の作品、また見ようっと。
やっぱりどれもとても好き。
この映画もとても好き。
小さな小さな作品だけど。
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ブリッツ
前に映画館で予告編を見て、なんか面白そうって思ってしまったのだ。
それが間違いだった。と結論から先に言ってしまいたくなる映画。ダメだこりゃ。
ジェイソン・ステイサム。
なんか彼が出てくるだけで、そこそこ面白い映画なんじゃないかと思ってしまっているが、それが大間違いだってことを痛感させられる。
そうだよな。
映画は監督のもの。
主役を誰がやっていようが監督がダメならダメな映画ができあがる。当たり前のことだ。映画館で映画を見るときはそういうとこをすごく気にして見に行く、というか、役者がだれかが出ているからという理由で映画を見に行くなんてことはしないのだけど、あーあ、レンタルとはいえ、ジェイソン・ステイサムが出てるというだけでなんか面白いアクション映画なんじゃないかと思いはじめてしまっていた。反省だ。反省。
この映画はもう、とにかくひどい。
登場人物が全員勝手に場当たり的に行動するだけなのだ。
計算しているのか? 先を見越した行動なのか? 全然そんなことない。その場その場の思いつきで、それも怒りにまかせて行動するだけ。
プロ同士のヒリヒリするような緊張感とかそういうのは皆無だ。
犯人の動機も、殺人の手口も、全部がもうテキトー、ほんとテキトー。
主人公の刑事の行動も、もうほんとテキトー。
ゲイの相棒が出てきてそのコントラストで面白くなるかと思えば、全然ダメだった。そもそもそんなにコントラストを強調してくれない。
つまらん。
ほんと、つまらない映画だった。
主演俳優の名前にだまされてはいけない。
誰が出ていようとダメな映画はダメなのだ。
役者ひとりで映画が面白くなるわけないじゃないか。あたりまえのことだ。
反省。
それが間違いだった。と結論から先に言ってしまいたくなる映画。ダメだこりゃ。
ジェイソン・ステイサム。
なんか彼が出てくるだけで、そこそこ面白い映画なんじゃないかと思ってしまっているが、それが大間違いだってことを痛感させられる。
そうだよな。
映画は監督のもの。
主役を誰がやっていようが監督がダメならダメな映画ができあがる。当たり前のことだ。映画館で映画を見るときはそういうとこをすごく気にして見に行く、というか、役者がだれかが出ているからという理由で映画を見に行くなんてことはしないのだけど、あーあ、レンタルとはいえ、ジェイソン・ステイサムが出てるというだけでなんか面白いアクション映画なんじゃないかと思いはじめてしまっていた。反省だ。反省。
この映画はもう、とにかくひどい。
登場人物が全員勝手に場当たり的に行動するだけなのだ。
計算しているのか? 先を見越した行動なのか? 全然そんなことない。その場その場の思いつきで、それも怒りにまかせて行動するだけ。
プロ同士のヒリヒリするような緊張感とかそういうのは皆無だ。
犯人の動機も、殺人の手口も、全部がもうテキトー、ほんとテキトー。
主人公の刑事の行動も、もうほんとテキトー。
ゲイの相棒が出てきてそのコントラストで面白くなるかと思えば、全然ダメだった。そもそもそんなにコントラストを強調してくれない。
つまらん。
ほんと、つまらない映画だった。
主演俳優の名前にだまされてはいけない。
誰が出ていようとダメな映画はダメなのだ。
役者ひとりで映画が面白くなるわけないじゃないか。あたりまえのことだ。
反省。
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ファミリーツリー
アレキサンダー・ペイン監督。
大好きな大好きな「サイドウェイ」の監督の最新作。
やっと見れた。
こないだ見たばっかりのジョージ・クルーニー。
ちょっと期待しすぎたかなぁ。
あと、公開を待っている間に、かなりの情報を耳にしてしまっていたというのが一番残念だな。
奥さんの例の件(なんて隠す必要がないぐらい宣伝でも使われているわけですが)を知らずに見るのと知って見るのとではこの映画は見たときのショックがちがうと思うんだよなぁ。ああ残念。
この監督らしく、わかりやすくは話が進まない。
話が進んでいるようにさえ見えない。
でも、いつのまにか、バラバラだった家族はひとつになっている。
やっぱり見事だと思う。
思うんだけど、見るたびにボロボロ泣いてしまう「サイドウェイ」や、泣きはしないけどやっぱりジーンと来る「アバウト・シュミット」と比べて、エンターテイメントとしてどうだろうか。
そういう感じでしたね、やっぱり。
長女が話が進むにつれてどんどんいい感じになっていくのがいいなぁ。
最初は本当にただのビッチじゃないかって感じだったのが。
次女もなかなかいい感じ。
長女の彼氏(?)も面白い。後半、あのキャラならではの活躍があるかと思ったけどそうでもなく…。ちょっと残念。
ジョージ・クルーニーは、サンダル履き(?)で相手は誰かを聞きに行くシーンの、あの情けない走り方がもう最高でした。あれって演技だよなぁ。見事だなぁ。
こないだ鍛え抜かれた肉体で懸垂してた同じ人とは思えない。役者ってすごいね、ほんと。
★★以下ネタバレ★★
土地を売らないことにしたのは、少なからずあいつに対する「復讐」の意図がこめられているのかなぁ。それも含めて、誰もが未成熟で完全な大人なんていないというこの監督のいつもの主張が感じられる。
あの浮気相手の奥さんだって、「だから夫じゃなくわたしが来た」という言葉はつまり、見舞いに来たのはお別れを言いに来たのではなく恨みの言葉をぶつけに来たってことだもんなぁ。
その言葉を聞いて浮気をしていた妻にやさしい最後の別れの言葉をかけるジョージ・クルーニー。
妻が本気で好きになり離婚しても一緒になりたかった相手の男は単なる肉体だけの浮気相手としてしか妻を見ていなかった。あと数日で死んでしまうから見舞いに来てくれと言われても愛してもいない相手だから男はやって来ず、その妻が恨みごとを言うだけのために病室に現れる。そんな妻の悲しい状況を知ってはじめて主人公ジョージ・クルーニーは、浮気していた妻にやさしい別れの言葉をかけることができるようになる。あああ、皮肉だなぁ。なんという皮肉。
長女のあの状況を見て、自分の娘が高校生ぐらいになると扱いづらーくなるんだろうなぁと思ったり。。。
ただまぁ、結局、そんな時期もほんの数年で、社会人になったりすればまた別の段階に入っていくんだよなぁ。
人生はままならず。人との関係も、それが家族であってもままならず。
僕らは自分のこの小さな人生を、周りにいる人をせいいっぱい大切にしながら丁寧に生きていく以外には方法はないんだよなぁ、と思った、というのはまぁ、やっぱり、いつもこの監督の作品を見ると思うことだったりするんだよなぁ。
大好きな大好きな「サイドウェイ」の監督の最新作。
やっと見れた。
こないだ見たばっかりのジョージ・クルーニー。
ちょっと期待しすぎたかなぁ。
あと、公開を待っている間に、かなりの情報を耳にしてしまっていたというのが一番残念だな。
奥さんの例の件(なんて隠す必要がないぐらい宣伝でも使われているわけですが)を知らずに見るのと知って見るのとではこの映画は見たときのショックがちがうと思うんだよなぁ。ああ残念。
この監督らしく、わかりやすくは話が進まない。
話が進んでいるようにさえ見えない。
でも、いつのまにか、バラバラだった家族はひとつになっている。
やっぱり見事だと思う。
思うんだけど、見るたびにボロボロ泣いてしまう「サイドウェイ」や、泣きはしないけどやっぱりジーンと来る「アバウト・シュミット」と比べて、エンターテイメントとしてどうだろうか。
そういう感じでしたね、やっぱり。
長女が話が進むにつれてどんどんいい感じになっていくのがいいなぁ。
最初は本当にただのビッチじゃないかって感じだったのが。
次女もなかなかいい感じ。
長女の彼氏(?)も面白い。後半、あのキャラならではの活躍があるかと思ったけどそうでもなく…。ちょっと残念。
ジョージ・クルーニーは、サンダル履き(?)で相手は誰かを聞きに行くシーンの、あの情けない走り方がもう最高でした。あれって演技だよなぁ。見事だなぁ。
こないだ鍛え抜かれた肉体で懸垂してた同じ人とは思えない。役者ってすごいね、ほんと。
★★以下ネタバレ★★
土地を売らないことにしたのは、少なからずあいつに対する「復讐」の意図がこめられているのかなぁ。それも含めて、誰もが未成熟で完全な大人なんていないというこの監督のいつもの主張が感じられる。
あの浮気相手の奥さんだって、「だから夫じゃなくわたしが来た」という言葉はつまり、見舞いに来たのはお別れを言いに来たのではなく恨みの言葉をぶつけに来たってことだもんなぁ。
その言葉を聞いて浮気をしていた妻にやさしい最後の別れの言葉をかけるジョージ・クルーニー。
妻が本気で好きになり離婚しても一緒になりたかった相手の男は単なる肉体だけの浮気相手としてしか妻を見ていなかった。あと数日で死んでしまうから見舞いに来てくれと言われても愛してもいない相手だから男はやって来ず、その妻が恨みごとを言うだけのために病室に現れる。そんな妻の悲しい状況を知ってはじめて主人公ジョージ・クルーニーは、浮気していた妻にやさしい別れの言葉をかけることができるようになる。あああ、皮肉だなぁ。なんという皮肉。
長女のあの状況を見て、自分の娘が高校生ぐらいになると扱いづらーくなるんだろうなぁと思ったり。。。
ただまぁ、結局、そんな時期もほんの数年で、社会人になったりすればまた別の段階に入っていくんだよなぁ。
人生はままならず。人との関係も、それが家族であってもままならず。
僕らは自分のこの小さな人生を、周りにいる人をせいいっぱい大切にしながら丁寧に生きていく以外には方法はないんだよなぁ、と思った、というのはまぁ、やっぱり、いつもこの監督の作品を見ると思うことだったりするんだよなぁ。
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ルドandクルシ
ガエル・ガルシア・ベルナル。
オフビートなコメディって思って借りた。
なーんか忙しかったり、気分じゃなかったりで、通勤電車の中でちょっとずつちょっとずつ見て、結局1か月以上かけて見終わった。
ま、要するに、期待したような、オフビートコメディでもなく、じゃあもっとテンポのよい楽しい映画かというとそうでもなく、じゃあシリアスなヒューマンドラマかというともちろんそんなわけじゃなく。
だから、いったいなんなんだよこれ?という感じなんだよなぁ、この映画。
だらーっとしてるんだけど、けっこう楽しくない方向に話は進んで行ってしまう。
最後の兄弟対決の試合で本人たちの意思とはうらはらに展開するんだけど、それによってすべての問題が解決してハッピーエンド、というのを勝手に予想して期待してたのだけど、そんな話ではなかった。
うーん。
これは、まぁ、やっぱり、「ハズレ」だったってことかな。
オフビートなコメディって思って借りた。
なーんか忙しかったり、気分じゃなかったりで、通勤電車の中でちょっとずつちょっとずつ見て、結局1か月以上かけて見終わった。
ま、要するに、期待したような、オフビートコメディでもなく、じゃあもっとテンポのよい楽しい映画かというとそうでもなく、じゃあシリアスなヒューマンドラマかというともちろんそんなわけじゃなく。
だから、いったいなんなんだよこれ?という感じなんだよなぁ、この映画。
だらーっとしてるんだけど、けっこう楽しくない方向に話は進んで行ってしまう。
最後の兄弟対決の試合で本人たちの意思とはうらはらに展開するんだけど、それによってすべての問題が解決してハッピーエンド、というのを勝手に予想して期待してたのだけど、そんな話ではなかった。
うーん。
これは、まぁ、やっぱり、「ハズレ」だったってことかな。
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ラスト・ターゲット
ジョージ・クルーニー。
渋い。
セリフが少ない。
アクションほとんどなし。
それなのに、ひたすら張りつめる緊張感。
誰も信じられない。
朝から晩まであんなに緊張して生きてたらツライだろうなぁ。
冒頭の、まったく関係ない女性を、それもあんなに一緒にいて幸せそうだった相手を、知られてしまったというだけで迷わず殺してしまうところが、うわーすげー殺し屋容赦ねー、と驚いたわけですが、やっぱり彼はずっとあれを悔やんでいたってことだよなぁ。
今度見つけた相手は…、って思ったんだろうなぁ。今度はあんなことはしない、させない、と。
まぁ、なんというか、ロケハンありきの映画って気はしましたけど。
イタリアのあの町が美しい、だからここで映画を撮りたい、という感じが。
観光映画って感じがどうしてもしてしまう。
でも、じゃあ、この映画をもっと普通のどうってことない景色のごくごく普通の街で撮ったらこんなに楽しめたかと聞かれると、うーん、やっぱりあのイタリアのあの美しい街を美しく切り取った映像を楽しんだという面はたしかにあるんだよなぁ。
ただ、思ったのは、あれならば日本でも撮れそうだなってこと。
ハリウッドが日本で映画を撮ると、どうしても、渋谷や歌舞伎町、秋葉原とかのネオンぎらぎらの大都会を舞台にしちゃうけど、もっと日本のいなかの美しい街並みで、その街並みの美しさも含めて張りつめた緊張感ビンビンの映画をこの手法で撮れないだろうか。
ま、ジョージ・クルーニーが日本の田舎町にいたら目立ち過ぎるけどね。
日本の女性がピストルを持っていたらものすごく変なのですが、イタリアの田舎街の娼婦がピストルを手にするっていうのはどれぐらい変なことなんだろう。
そこいらへんのリアリティがよくわからない。
神父が娼婦殺しの犯人なんじゃないか?とか、いろいろ考えさせられたわりにはただのいい人だったりするわけですが、こういう誰もが敵なんじゃないかという映画だと、結果がわかると「なーんだ」ってことにどうしても構造的になってしまうわけですが、だからサスペンスものっていうのは僕はそこにいつもガッカリしてしまうわけですね。
そういう映画だからしょうがないし当たり前なんだけど、怪しく見えたほとんどの人はただのいい人なわけですよ。
それを「うわー、見事にだまされた」と喜べる人もいると思うんだけど、僕は「だってそういう風に怪しく見せられてたんだからだまされて当たり前じゃないか」って思ってしまう。怪しく怪しく見せておいて、実はいい人でした、どうですか見事にだまされたでしょ、って言われてもさぁ。
でもこの映画はそういうところも含めてよくできてたと思います。
その構造をあえて利用しているというか。
誰もが敵に見えてしまうという観客の気分はそのままジョージ・クルーニーの気分で。
愛する女性さえ敵に見えてしまうという皮肉。
だからこそ、彼がそこからもう足を洗おうという気持ちになるのも観客は共感できる。
こんな生き方はもうやめよう、と。
終わり方も渋いなぁ。
ハンドルをくやしそうに叩くのは、ちょっと演技が大げさじゃないかいジョージ?と思ったりもしましたが。
なかなか渋い大人の映画でした。
渋い。
セリフが少ない。
アクションほとんどなし。
それなのに、ひたすら張りつめる緊張感。
誰も信じられない。
朝から晩まであんなに緊張して生きてたらツライだろうなぁ。
冒頭の、まったく関係ない女性を、それもあんなに一緒にいて幸せそうだった相手を、知られてしまったというだけで迷わず殺してしまうところが、うわーすげー殺し屋容赦ねー、と驚いたわけですが、やっぱり彼はずっとあれを悔やんでいたってことだよなぁ。
今度見つけた相手は…、って思ったんだろうなぁ。今度はあんなことはしない、させない、と。
まぁ、なんというか、ロケハンありきの映画って気はしましたけど。
イタリアのあの町が美しい、だからここで映画を撮りたい、という感じが。
観光映画って感じがどうしてもしてしまう。
でも、じゃあ、この映画をもっと普通のどうってことない景色のごくごく普通の街で撮ったらこんなに楽しめたかと聞かれると、うーん、やっぱりあのイタリアのあの美しい街を美しく切り取った映像を楽しんだという面はたしかにあるんだよなぁ。
ただ、思ったのは、あれならば日本でも撮れそうだなってこと。
ハリウッドが日本で映画を撮ると、どうしても、渋谷や歌舞伎町、秋葉原とかのネオンぎらぎらの大都会を舞台にしちゃうけど、もっと日本のいなかの美しい街並みで、その街並みの美しさも含めて張りつめた緊張感ビンビンの映画をこの手法で撮れないだろうか。
ま、ジョージ・クルーニーが日本の田舎町にいたら目立ち過ぎるけどね。
日本の女性がピストルを持っていたらものすごく変なのですが、イタリアの田舎街の娼婦がピストルを手にするっていうのはどれぐらい変なことなんだろう。
そこいらへんのリアリティがよくわからない。
神父が娼婦殺しの犯人なんじゃないか?とか、いろいろ考えさせられたわりにはただのいい人だったりするわけですが、こういう誰もが敵なんじゃないかという映画だと、結果がわかると「なーんだ」ってことにどうしても構造的になってしまうわけですが、だからサスペンスものっていうのは僕はそこにいつもガッカリしてしまうわけですね。
そういう映画だからしょうがないし当たり前なんだけど、怪しく見えたほとんどの人はただのいい人なわけですよ。
それを「うわー、見事にだまされた」と喜べる人もいると思うんだけど、僕は「だってそういう風に怪しく見せられてたんだからだまされて当たり前じゃないか」って思ってしまう。怪しく怪しく見せておいて、実はいい人でした、どうですか見事にだまされたでしょ、って言われてもさぁ。
でもこの映画はそういうところも含めてよくできてたと思います。
その構造をあえて利用しているというか。
誰もが敵に見えてしまうという観客の気分はそのままジョージ・クルーニーの気分で。
愛する女性さえ敵に見えてしまうという皮肉。
だからこそ、彼がそこからもう足を洗おうという気持ちになるのも観客は共感できる。
こんな生き方はもうやめよう、と。
終わり方も渋いなぁ。
ハンドルをくやしそうに叩くのは、ちょっと演技が大げさじゃないかいジョージ?と思ったりもしましたが。
なかなか渋い大人の映画でした。
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モンスター上司
主役の3人が見たことない役者たちなんだけど、脇役?っていうか、憎き上司達が超豪華。
コリン・ファレル、ケビン・スペイシー、ジェニファー・アニストン。
この上司達がほんととんでもない奴らで面白い。
コリン・ファレルとジェニファー・アニストンは、まぁ、マンガっぽい極端な「イヤな上司」なんだけど、ケビン・スペイシーのイヤな上司っぷりときたら…。ありゃ、ひどい。
あと、ジェイミー・フォックスまで出てくる。これもまたいい感じの役で。
で、話としても、ちょっとマンガっぽすぎる展開になっていくんだよなぁ。
そこをマイナス点とするかどうかだよなぁ、この映画を評価すべきかどうかは。
だって、殺そうと思ってる相手が勝手に暴走してしまうなんてねぇ。そんなことはありえないじゃないですか。
そこまであり得ない展開になってしまうと、これはもう、ちょっと、見ている側としては映画から気持ちが離れて行ってしまうんだよなぁ。
3人の上司のひどさも、こういう上司もいるかもなぁ、いたらイヤだろうなぁ、って思って見てるし、3人の計画とかも、まぁあり得ないことではないかと思って楽しく見ているんだけど…。
まぁ、キャスティングが豪華なだけで、気楽に作った気楽に見られる映画ってことだと思うんだけど…。
ビールとポップコーン片手に、わっはっはっはって見る映画だとは思うんだけど…。
でもなぁ…。
僕の気分の問題かもしれない。
映画を見たのが久しぶりだったので、豪華なキャスティングも含めてちょっとこの映画に期待しすぎちゃったのかもしれない。
だから、もっと普通の気分の時に見たら「あっはっはっはっは!!」と大笑いして大満足の映画だったのかもしれない。
けど、今の僕にはちょっと、「え~、そこまで行ったらもうあり得なさすぎるじゃーん」と思えてしまう映画でした。
残念!
コリン・ファレル、ケビン・スペイシー、ジェニファー・アニストン。
この上司達がほんととんでもない奴らで面白い。
コリン・ファレルとジェニファー・アニストンは、まぁ、マンガっぽい極端な「イヤな上司」なんだけど、ケビン・スペイシーのイヤな上司っぷりときたら…。ありゃ、ひどい。
あと、ジェイミー・フォックスまで出てくる。これもまたいい感じの役で。
で、話としても、ちょっとマンガっぽすぎる展開になっていくんだよなぁ。
そこをマイナス点とするかどうかだよなぁ、この映画を評価すべきかどうかは。
だって、殺そうと思ってる相手が勝手に暴走してしまうなんてねぇ。そんなことはありえないじゃないですか。
そこまであり得ない展開になってしまうと、これはもう、ちょっと、見ている側としては映画から気持ちが離れて行ってしまうんだよなぁ。
3人の上司のひどさも、こういう上司もいるかもなぁ、いたらイヤだろうなぁ、って思って見てるし、3人の計画とかも、まぁあり得ないことではないかと思って楽しく見ているんだけど…。
まぁ、キャスティングが豪華なだけで、気楽に作った気楽に見られる映画ってことだと思うんだけど…。
ビールとポップコーン片手に、わっはっはっはって見る映画だとは思うんだけど…。
でもなぁ…。
僕の気分の問題かもしれない。
映画を見たのが久しぶりだったので、豪華なキャスティングも含めてちょっとこの映画に期待しすぎちゃったのかもしれない。
だから、もっと普通の気分の時に見たら「あっはっはっはっは!!」と大笑いして大満足の映画だったのかもしれない。
けど、今の僕にはちょっと、「え~、そこまで行ったらもうあり得なさすぎるじゃーん」と思えてしまう映画でした。
残念!
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リアル・スティール
この映画は、公開しているときにずっと息子と一緒に見に行こうと虎視眈々と狙っていた映画だったのですが、タイミングが合わず断念。
戦隊もの、仮面ライダー、ドラえもん、名探偵コナン、宮崎アニメ、ピクサーのフルCG映画、いろいろ映画館で見てきたけど、まだ実写のガキ向けじゃない映画は見ていない。
息子のデビュー戦はちゃんとした、ハズレじゃない映画にしてあげたかったわけです。
この映画は公開当時から評判も良かったし、父子の物語だし(予告編でだいたいストーリーがわかってた)、ハズレない映画って感じだったので「コレだ!」と思っていたわけです。
でもタイミングを逸してしまいました。
で、自分が見る映画としてもずっと見たかったわけですが、ついにレンタル開始。
子供たちが寝たあとにホームシアターにて鑑賞です。
最初から「おおっ!」と嬉しかったのが、音響ですね。
サラウンド。
うしろ方面からの音がけっこうしっかり聞こえてくる。いいねぇ。
サラウンド環境整えた甲斐があるってもんです。
ブルーレイじゃなくDVD借りて見たんだけど、サラウンドの音がよいですねこの映画は。
ストーリーはどっかで見たような、負け犬のどうしようもないおっさんが存在すら忘れてた息子と再会し、いやいやながら生活を共にせざるを得なくて、そして段々と人間としても成長し、そして息子との絆も深めていく、という。ほーら、どっかで見たような…。
あと、一見おんぼろで「こんなやつに絶対負けるわけがない」とバカにしている相手に勝っていくという快感ということでいうと、「イニシャルD」の豆腐屋配達カー、とか、のだめカンタービレののだめとか、いくらでもあるパターン。これって見ている側としては快感なんだよなぁ。
でもいいのです。
定番、それはハズさないための鉄則。
だからこの映画はちゃんと「やったぜ!」とガッツポーズできる映画になっているのです。
勝つことが目的じゃなく、親父としての誇りを見せるために、息子との絆を取り戻すために、勝てるはずがない相手との試合で、最後までやられずにリングの上で立っていられるように精いっぱい耐えて耐えて頑張るっていうのが、もろロッキーなのですが。
やられてやられてやられて…、からの…、という展開は、ロッキーというよりは猪木って感じかなと思いました。
ロッキーはもう、ぼろぼろで、ふらふらで、でも倒れない、どうにか立ち上がる。
猪木は作戦として(というか、観客を興奮させるために「仕組み」として)、やられてやられてやられておいて、そこから反撃!
ということで、どっちかというと猪木でしょうか。
なので、中学生のころ、古館さんの解説で新日本プロレスを見ていたころのように、制作者の意図にきれいに乗せられて(こんなのは、わかっていても乗せられて楽しむべきですからね)、「そこだーアトム~、やりかえせ~、いけー、いけーアトム~!」と心の中で叫びながら、最後はもう「やったぜ!」とガッツポーズでした。
雑なところも多いと思います。
特に気になったのは、最後の最後の、チャーリーが何かを打ち明けようとしたのをマックスが「わかってる」って制して言わせないところですね。あれは一体なんですか?なにをチャーリーは言おうとしたんですか?マックスを金で売ったってことはもう知ってるわけだし、それ以上に何かあるのか?だとしたらなぜそれをマックスはすでに知ってるのか? なーんですかねぇ、あれ? 気になりましたよ。
でもまぁ、いいです。
だめだめだった主人公が成長し、息子との関係を取り戻し、バカにされてたアトムが強い相手を倒し、世界中がアトムに熱狂し、そして最後は「やったぜ!」とガッツポーズ。
それで十分。
面白かった~。
戦隊もの、仮面ライダー、ドラえもん、名探偵コナン、宮崎アニメ、ピクサーのフルCG映画、いろいろ映画館で見てきたけど、まだ実写のガキ向けじゃない映画は見ていない。
息子のデビュー戦はちゃんとした、ハズレじゃない映画にしてあげたかったわけです。
この映画は公開当時から評判も良かったし、父子の物語だし(予告編でだいたいストーリーがわかってた)、ハズレない映画って感じだったので「コレだ!」と思っていたわけです。
でもタイミングを逸してしまいました。
で、自分が見る映画としてもずっと見たかったわけですが、ついにレンタル開始。
子供たちが寝たあとにホームシアターにて鑑賞です。
最初から「おおっ!」と嬉しかったのが、音響ですね。
サラウンド。
うしろ方面からの音がけっこうしっかり聞こえてくる。いいねぇ。
サラウンド環境整えた甲斐があるってもんです。
ブルーレイじゃなくDVD借りて見たんだけど、サラウンドの音がよいですねこの映画は。
ストーリーはどっかで見たような、負け犬のどうしようもないおっさんが存在すら忘れてた息子と再会し、いやいやながら生活を共にせざるを得なくて、そして段々と人間としても成長し、そして息子との絆も深めていく、という。ほーら、どっかで見たような…。
あと、一見おんぼろで「こんなやつに絶対負けるわけがない」とバカにしている相手に勝っていくという快感ということでいうと、「イニシャルD」の豆腐屋配達カー、とか、のだめカンタービレののだめとか、いくらでもあるパターン。これって見ている側としては快感なんだよなぁ。
でもいいのです。
定番、それはハズさないための鉄則。
だからこの映画はちゃんと「やったぜ!」とガッツポーズできる映画になっているのです。
勝つことが目的じゃなく、親父としての誇りを見せるために、息子との絆を取り戻すために、勝てるはずがない相手との試合で、最後までやられずにリングの上で立っていられるように精いっぱい耐えて耐えて頑張るっていうのが、もろロッキーなのですが。
やられてやられてやられて…、からの…、という展開は、ロッキーというよりは猪木って感じかなと思いました。
ロッキーはもう、ぼろぼろで、ふらふらで、でも倒れない、どうにか立ち上がる。
猪木は作戦として(というか、観客を興奮させるために「仕組み」として)、やられてやられてやられておいて、そこから反撃!
ということで、どっちかというと猪木でしょうか。
なので、中学生のころ、古館さんの解説で新日本プロレスを見ていたころのように、制作者の意図にきれいに乗せられて(こんなのは、わかっていても乗せられて楽しむべきですからね)、「そこだーアトム~、やりかえせ~、いけー、いけーアトム~!」と心の中で叫びながら、最後はもう「やったぜ!」とガッツポーズでした。
雑なところも多いと思います。
特に気になったのは、最後の最後の、チャーリーが何かを打ち明けようとしたのをマックスが「わかってる」って制して言わせないところですね。あれは一体なんですか?なにをチャーリーは言おうとしたんですか?マックスを金で売ったってことはもう知ってるわけだし、それ以上に何かあるのか?だとしたらなぜそれをマックスはすでに知ってるのか? なーんですかねぇ、あれ? 気になりましたよ。
でもまぁ、いいです。
だめだめだった主人公が成長し、息子との関係を取り戻し、バカにされてたアトムが強い相手を倒し、世界中がアトムに熱狂し、そして最後は「やったぜ!」とガッツポーズ。
それで十分。
面白かった~。
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リトル・ランボーズ
イギリス映画。
評判がよかったけど、結局映画館では見ずにDVDレンタルで見た。
主人公ウィルのキャラと、悪ガキのリー・カーターのキャラ、どちらも素晴らしかったな。
特にリー・カーターかな。あのふてぶてしい表情、いかにも悪ガキって感じで、でも最後にはなんかかわいく見えてくる。見えてくるっていうか、そういう脚本なんだけど、やっぱり見事な話運びなんだよなぁ。
少年たちはみんな、その生まれ育った家庭環境にしばられて、その中で愛を求めて生きているってことだよなぁ。
主人公のウィルもあの環境の中でせいいっぱい母親や家族を愛して、愛を求めて、生きている。
それはリー・カーターもまた同じってことだろうなぁ。
環境は全然ちがっていても。
ふたりとも父親が不在っていうのが、実は大きいのかもしれないなぁ。
ふたりともその存在をとても強く求めている。 にちがいない。
ウィルが映像全般についてものすごく想像力を持っているってことを最初のほんの数分でちゃんと描き、リー・カーターが金持ちだっていうのもさらりと描き、だからこそ、たった二人でそこそこの映画を作れてしまうということに説得力があって(あくまでも、そこそこだけど)、そういうのもうまい。
あのフランスからやってくる男の存在理由がいまいちよくわからないんだけど、まぁ、いかにも80年代初頭の、ランボー公開当時の音楽・風俗を彼を中心に見せてくれるのも楽しいし、結局、二人の友情を引き裂くためにあらわれた異分子ってことでこの映画の中ではちゃんと機能しているんだよな。だからまぁ、いいのか。
ちょっとゆるいんだけどなぁ、ストーリーと直接関係ないフランス男子関係のエピソードは。ま、いっか。
最後がいいね。
コンテストで優勝するとか、特別賞をもらうとか、そういうオチではなく…。
面白かったです。
評判がよかったけど、結局映画館では見ずにDVDレンタルで見た。
主人公ウィルのキャラと、悪ガキのリー・カーターのキャラ、どちらも素晴らしかったな。
特にリー・カーターかな。あのふてぶてしい表情、いかにも悪ガキって感じで、でも最後にはなんかかわいく見えてくる。見えてくるっていうか、そういう脚本なんだけど、やっぱり見事な話運びなんだよなぁ。
少年たちはみんな、その生まれ育った家庭環境にしばられて、その中で愛を求めて生きているってことだよなぁ。
主人公のウィルもあの環境の中でせいいっぱい母親や家族を愛して、愛を求めて、生きている。
それはリー・カーターもまた同じってことだろうなぁ。
環境は全然ちがっていても。
ふたりとも父親が不在っていうのが、実は大きいのかもしれないなぁ。
ふたりともその存在をとても強く求めている。 にちがいない。
ウィルが映像全般についてものすごく想像力を持っているってことを最初のほんの数分でちゃんと描き、リー・カーターが金持ちだっていうのもさらりと描き、だからこそ、たった二人でそこそこの映画を作れてしまうということに説得力があって(あくまでも、そこそこだけど)、そういうのもうまい。
あのフランスからやってくる男の存在理由がいまいちよくわからないんだけど、まぁ、いかにも80年代初頭の、ランボー公開当時の音楽・風俗を彼を中心に見せてくれるのも楽しいし、結局、二人の友情を引き裂くためにあらわれた異分子ってことでこの映画の中ではちゃんと機能しているんだよな。だからまぁ、いいのか。
ちょっとゆるいんだけどなぁ、ストーリーと直接関係ないフランス男子関係のエピソードは。ま、いっか。
最後がいいね。
コンテストで優勝するとか、特別賞をもらうとか、そういうオチではなく…。
面白かったです。
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ブライズメイズ
ジャド・アパトーがプロデュース。
でも、この映画は男子ではなく女子の映画。
いつもの、男子でもちょっとひいてしまう下ネタ含めたいろいろを女子がやってしまうところがもうすさまじい。
主演もしているクリスティン・ウィグって人が脚本を書いている。
主演女優みずからの体験・本音が練り込まれているってことかな。だとしたら、さらにすごいかも。
あのブライズメイズの衣装選び。
ほかのブライズメイズ達のトイレでのめちゃくちゃの様子も笑ってしまうのだけど、アニーひとり額にあぶら汗をびっしりかきながら「ううん、大丈夫。むしろ何か食べたいぐらい。」と言うあの表情、流れる汗、あれがもう最高に笑った。
その後の花嫁リリアンの道路でのあれは、あれはちょっといくらなんでもやりすぎだけど、それでもやっぱり大爆笑。
飛行機の話は、ちょっとまぁ、笑いのために取って付けたような話で、あれはまぁどうでもいいのだけど…。
その後のブライダル・シャワーでの大爆発がすごい。
自分のプライドがずたずたになっていう状態での、お金、異性関係、全部に自信がなくなってぐちゃぐちゃな状態での、でも、リリアンとの友情だけはこれだけはもう揺るがすことのできあい確固としたもののはずだったのに…、それもヘレンに奪われて、その上アイデアは全部自分のアイデアを盗まれて…。
ふっざけんなーーーーーー!!
結果としてその自分の行動がますますリリアンとの友情を引き裂いてしまうというのも悲しいなぁ。
夢、金、異性、そして友情まで、もう全部失ってしまう。
ここのどん底な感じがすばらしい。
メーガンも素晴らしい。あのキャラ。自分の人生は自分で切り開いていくんだぜ!っていう。
ヘレンも決して幸せではなさそうだってことを、早い段階から見せているので、最後の展開も不自然じゃなくていいなぁ。うまいなぁ。
でもあいかわらず「でもわたし美人だし」っていうところはゆずらない感じがいいよなぁ。
ヘレンは金とコネにモノを言わせてなんでもやってしまうんだけど、それがアニーにとってはシャクに触ることだったわけだけど、最後のウェディングではリリアンとアニーの青春時代の夢を金にモノを言わせてかなえてしまうわけで、これがいいなぁ。
元気になる映画。
面白かった!
主演&脚本、お見事!
でも、この映画は男子ではなく女子の映画。
いつもの、男子でもちょっとひいてしまう下ネタ含めたいろいろを女子がやってしまうところがもうすさまじい。
主演もしているクリスティン・ウィグって人が脚本を書いている。
主演女優みずからの体験・本音が練り込まれているってことかな。だとしたら、さらにすごいかも。
あのブライズメイズの衣装選び。
ほかのブライズメイズ達のトイレでのめちゃくちゃの様子も笑ってしまうのだけど、アニーひとり額にあぶら汗をびっしりかきながら「ううん、大丈夫。むしろ何か食べたいぐらい。」と言うあの表情、流れる汗、あれがもう最高に笑った。
その後の花嫁リリアンの道路でのあれは、あれはちょっといくらなんでもやりすぎだけど、それでもやっぱり大爆笑。
飛行機の話は、ちょっとまぁ、笑いのために取って付けたような話で、あれはまぁどうでもいいのだけど…。
その後のブライダル・シャワーでの大爆発がすごい。
自分のプライドがずたずたになっていう状態での、お金、異性関係、全部に自信がなくなってぐちゃぐちゃな状態での、でも、リリアンとの友情だけはこれだけはもう揺るがすことのできあい確固としたもののはずだったのに…、それもヘレンに奪われて、その上アイデアは全部自分のアイデアを盗まれて…。
ふっざけんなーーーーーー!!
結果としてその自分の行動がますますリリアンとの友情を引き裂いてしまうというのも悲しいなぁ。
夢、金、異性、そして友情まで、もう全部失ってしまう。
ここのどん底な感じがすばらしい。
メーガンも素晴らしい。あのキャラ。自分の人生は自分で切り開いていくんだぜ!っていう。
ヘレンも決して幸せではなさそうだってことを、早い段階から見せているので、最後の展開も不自然じゃなくていいなぁ。うまいなぁ。
でもあいかわらず「でもわたし美人だし」っていうところはゆずらない感じがいいよなぁ。
ヘレンは金とコネにモノを言わせてなんでもやってしまうんだけど、それがアニーにとってはシャクに触ることだったわけだけど、最後のウェディングではリリアンとアニーの青春時代の夢を金にモノを言わせてかなえてしまうわけで、これがいいなぁ。
元気になる映画。
面白かった!
主演&脚本、お見事!
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カンパニーメン
便あふれ、、、、じゃない、ベン・アフレック。
最近はもうすっかり缶コーヒーのCMの人、トミー・リー・ジョーンズ。
クリス・クーパー。
そして、なんとなんと、ケヴィン・コスナーが出てる。って、今知った…。あの人がケヴィン・コスナーだったのか!?
とにかく、まぁ、日本で会社という組織の中で頑張って生きている者としては、いろいろ考えちゃう映画でしたねぇ。
プライドと、実際に家族を養っていくための「金」と。
ある日突然解雇されたり、ある日突然会社がなくなったりして職を失ったら、さてどうすんだ?ということですよ。
こういう映画を見ちゃうと、壊れてもいない車を、マニュアル車がいいなぁ、とか、4WDがいいなぁ、とかいうぜいたくな理由で買い替えるなんて、いけないいけないいけないよ! と思っちゃったりする。
大体、このベン・アフレック君は、日本円にするとそれほどの高給取りでもないのにポルシェとか乗っちゃって、バカじゃねーのか?とは思いますよ。
で、ひるがえりまして、自分のことを思うと、ポルシェなんてぜいたくはしてませんけど、別に壊れたわけでもないし、けっこう気に入って乗っていたはずの車を買い替えなくてもいいよなぁ、とか思ったりするわけです。
まぁ、プライドってのは、見栄とはちがうわけで、このベン・アフレックはプライドっていうよりは見栄だよね。
それは捨てないと。
奥さんが、すごく現実的に考えてくれるいい奥さんなんだから。
夫の実家にころがりこむとか、嫌がらずにできるもんじゃないですよ。
よくできた奥さんだ。大事にしろよ、ベン・アフレックくんよ。
いろいろ不幸があったけど、エンディングがいいなぁ。
トミー・リー・ジョーンズ。そうだよ、あんた一人金持ちのままじゃダメだよ。
もともと小さな会社から始めたんじゃないですか。
手持ちの自社株を現金にかえて、これが全部なくなったっていいじゃないか。そこから始めた最初のところに戻るだけ。
ジャック(ケヴィン・コスナー)がベン・アフレックに言う言葉がいいなぁ。
愛情をこめて、お前には大工は向いてない。
人それぞれ得意なものがあるし。
ま、とにかく、ベン・アフレックの奥さんみたいな人とか、ジャックみたいな人に、自分はなりたいなぁ。
そういう心の余裕とか優しさを持っていたい。
とかとか、まぁ、いろいろ考えた映画でした。
後味もいいし、これはいい映画でしたね。
最近はもうすっかり缶コーヒーのCMの人、トミー・リー・ジョーンズ。
クリス・クーパー。
そして、なんとなんと、ケヴィン・コスナーが出てる。って、今知った…。あの人がケヴィン・コスナーだったのか!?
とにかく、まぁ、日本で会社という組織の中で頑張って生きている者としては、いろいろ考えちゃう映画でしたねぇ。
プライドと、実際に家族を養っていくための「金」と。
ある日突然解雇されたり、ある日突然会社がなくなったりして職を失ったら、さてどうすんだ?ということですよ。
こういう映画を見ちゃうと、壊れてもいない車を、マニュアル車がいいなぁ、とか、4WDがいいなぁ、とかいうぜいたくな理由で買い替えるなんて、いけないいけないいけないよ! と思っちゃったりする。
大体、このベン・アフレック君は、日本円にするとそれほどの高給取りでもないのにポルシェとか乗っちゃって、バカじゃねーのか?とは思いますよ。
で、ひるがえりまして、自分のことを思うと、ポルシェなんてぜいたくはしてませんけど、別に壊れたわけでもないし、けっこう気に入って乗っていたはずの車を買い替えなくてもいいよなぁ、とか思ったりするわけです。
まぁ、プライドってのは、見栄とはちがうわけで、このベン・アフレックはプライドっていうよりは見栄だよね。
それは捨てないと。
奥さんが、すごく現実的に考えてくれるいい奥さんなんだから。
夫の実家にころがりこむとか、嫌がらずにできるもんじゃないですよ。
よくできた奥さんだ。大事にしろよ、ベン・アフレックくんよ。
いろいろ不幸があったけど、エンディングがいいなぁ。
トミー・リー・ジョーンズ。そうだよ、あんた一人金持ちのままじゃダメだよ。
もともと小さな会社から始めたんじゃないですか。
手持ちの自社株を現金にかえて、これが全部なくなったっていいじゃないか。そこから始めた最初のところに戻るだけ。
ジャック(ケヴィン・コスナー)がベン・アフレックに言う言葉がいいなぁ。
愛情をこめて、お前には大工は向いてない。
人それぞれ得意なものがあるし。
ま、とにかく、ベン・アフレックの奥さんみたいな人とか、ジャックみたいな人に、自分はなりたいなぁ。
そういう心の余裕とか優しさを持っていたい。
とかとか、まぁ、いろいろ考えた映画でした。
後味もいいし、これはいい映画でしたね。
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アザーガイズ
面白かった。
周囲からバカにされつづけてきた奴らが大活躍する、と見せかけて実はそれほど活躍するわけでもない、けど、巨悪をやっつける。
いちいち笑いを取りに行く感じがちょっとやりすぎかなぁ。
彼が一時期ピンプだったっていう設定はいらなかったんじゃないかなぁ。
彼の今の物腰や聴いている音楽であれだけ笑わせる映画なんだから、過去にそういうことがあったという設定にしてしまうと面白さが減ってしまうのだけどなぁ。
月曜日の朝のためのさわやかな音楽をBGMに派手なアクションシーン、最高ですね。
あと、あのTLCネタがもう最高だ。
こういうのが、でも難しいところだよなぁ。
TLCの代表曲はなんとなく知っているからこの面白さがわかるわけだけど、それって「当然わかる」って思えるのはアメリカ人だけなんじゃないだろうか。
結局、笑いがコアな笑いになっていけばいくほど、その文化に対する知識が必要となるわけで。
今、テレビやラジオを視聴していて、過去のゲームをネタに話されると僕にはさっぱりわからないわけです。
ドラクエとかは当然知ってるという前提で、それをヒネって面白い話を芸人さんとかがしゃべるんだけど、僕にはわからない。なぜならゲームをせずに生きてきたからだ。
逆に、あの時期、当たり前のようにTLCのヒット曲を聴いていたのって、日本だと、世代も音楽の趣味もそうとう限定される一部の人だと思うのだ。
僕だってTLCって別にファンでもなんでもないわけで、かろうじてヒット曲ぐらいは記憶にあるって程度なわけだし。
あれ?映画の話から離れてしまった。
この映画でも、ジーターを撃ったというエピソードが出てきて、それも最高に笑えるんだけど、ジーターだって、知らない人は知らないよなぁ。MLBに興味ない人のほうが多いんじゃないだろうか。
だから、この映画は、誰に対しても「面白いよ!」とすすめることはできない映画。
でも面白かった。
ほんとに。
周囲からバカにされつづけてきた奴らが大活躍する、と見せかけて実はそれほど活躍するわけでもない、けど、巨悪をやっつける。
いちいち笑いを取りに行く感じがちょっとやりすぎかなぁ。
彼が一時期ピンプだったっていう設定はいらなかったんじゃないかなぁ。
彼の今の物腰や聴いている音楽であれだけ笑わせる映画なんだから、過去にそういうことがあったという設定にしてしまうと面白さが減ってしまうのだけどなぁ。
月曜日の朝のためのさわやかな音楽をBGMに派手なアクションシーン、最高ですね。
あと、あのTLCネタがもう最高だ。
こういうのが、でも難しいところだよなぁ。
TLCの代表曲はなんとなく知っているからこの面白さがわかるわけだけど、それって「当然わかる」って思えるのはアメリカ人だけなんじゃないだろうか。
結局、笑いがコアな笑いになっていけばいくほど、その文化に対する知識が必要となるわけで。
今、テレビやラジオを視聴していて、過去のゲームをネタに話されると僕にはさっぱりわからないわけです。
ドラクエとかは当然知ってるという前提で、それをヒネって面白い話を芸人さんとかがしゃべるんだけど、僕にはわからない。なぜならゲームをせずに生きてきたからだ。
逆に、あの時期、当たり前のようにTLCのヒット曲を聴いていたのって、日本だと、世代も音楽の趣味もそうとう限定される一部の人だと思うのだ。
僕だってTLCって別にファンでもなんでもないわけで、かろうじてヒット曲ぐらいは記憶にあるって程度なわけだし。
あれ?映画の話から離れてしまった。
この映画でも、ジーターを撃ったというエピソードが出てきて、それも最高に笑えるんだけど、ジーターだって、知らない人は知らないよなぁ。MLBに興味ない人のほうが多いんじゃないだろうか。
だから、この映画は、誰に対しても「面白いよ!」とすすめることはできない映画。
でも面白かった。
ほんとに。
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デュー・デート
ハングオーバーのスタッフが集結して…、ということだったので、もっとハチャメチャな映画を勝手に予想(期待?)してたけど、それほどでもなかった。
けど、ちゃんと面白かった。
絶対に仲良くならないはずの二人が、どちらかというと憎み合っている感じだった二人が、1台の車に乗って長いドライブをするうちに段々と打ち解けていき最後には「親友」って感じにまでなっていく、という、まぁ、映画をたくさん見ていると「ああ、あのパターンね」と思ってしまうタイプの、ありがちな映画ではあるわけですが。
でもこのパターンの映画が何度も何度も作られるのは、それはやっぱり鉄板のパターンだからってことで、このパターンで作れば、たいてい面白くなるってことで、この映画もやっぱり面白かった。
やっぱり車の運転席と助手席っていう独特の距離がいいんだろうなぁ。
それぞれ互いの主張ができるけど、どうしても本心・本音が見えていく距離。
本当の自分を互いに見せ合って、認め合って、そして友達になっていく。その過程を見せてくれる映画にハズレは無いってことだろうなぁ。
面白かったです。
わざわざ休みを申請して休んだGWの中の1日が、映画館で映画を1本見ただけで終わってしまいそうなことが納得がいかず、とはいえほかにやることもないからツタヤでこの映画を借りてきてホームシアターで見始めたわけですが、寝るはずだったのに一緒に見始めてしまった妻も結局最後まで一緒に見て「けっこう面白かった」と言ってましたよ。
けど、ちゃんと面白かった。
絶対に仲良くならないはずの二人が、どちらかというと憎み合っている感じだった二人が、1台の車に乗って長いドライブをするうちに段々と打ち解けていき最後には「親友」って感じにまでなっていく、という、まぁ、映画をたくさん見ていると「ああ、あのパターンね」と思ってしまうタイプの、ありがちな映画ではあるわけですが。
でもこのパターンの映画が何度も何度も作られるのは、それはやっぱり鉄板のパターンだからってことで、このパターンで作れば、たいてい面白くなるってことで、この映画もやっぱり面白かった。
やっぱり車の運転席と助手席っていう独特の距離がいいんだろうなぁ。
それぞれ互いの主張ができるけど、どうしても本心・本音が見えていく距離。
本当の自分を互いに見せ合って、認め合って、そして友達になっていく。その過程を見せてくれる映画にハズレは無いってことだろうなぁ。
面白かったです。
わざわざ休みを申請して休んだGWの中の1日が、映画館で映画を1本見ただけで終わってしまいそうなことが納得がいかず、とはいえほかにやることもないからツタヤでこの映画を借りてきてホームシアターで見始めたわけですが、寝るはずだったのに一緒に見始めてしまった妻も結局最後まで一緒に見て「けっこう面白かった」と言ってましたよ。
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バトルシップ
バカ映画バカ映画とさんざん言われているけど、それなりに評判も良い。
評判の良いバカ映画。ってことは、これはけっこうおもしろいってことじゃないのか?!
妻と子供たちは、コナン映画の前売り券をゲットし、GW中には行きたいという構え。
で、家の近所のシネコンの上映スケジュールを見てみると、裏で「バトルシップ」をやってるではないか。
こないだのドラえもん映画で、子供向けアニメ映画を家族全員で見る(6000円かかります)のに嫌気がさしているので、迷わず僕一人は「バトルシップ」をネット予約。
映画館の入口で、じゃあまたあとで、と家族と離れ、男は一人戦場に旅立ったのでした。
けっこう面白い!
ちゃんと伏線が回収されていく!
学生時代アマチュアボクシングでチャンピオン。ちゃんと活躍。
一人だけ逃げたと思ったギークくん、ちゃんと活躍。
ちゃんとできてるじゃん、この映画! やっほー!
浅野、特別必要ない役だけど、しっかり活躍している。太って見えるのはなぜ? でもそんなのカンケーねー!
全部いい感じ。
チキンブリトー。
たしかに宇宙人が、あんな遠くからやってくるだけの技術を持っているはずなのにバカすぎるのはなぜなのか?
そんなことはカンケーねー。
細かいことはカンケーねー。
タマフルの冒頭で、リスナーからの感想で、「細かいことはカンケーねー、って言うけど、許せる映画と許せない映画があって、この映画は許せるほうだった」というのを紹介してたけど、まさにそういう感じ。
この映画は、ちゃんと許せる「細かいことはカンケーねー」系映画だった。
とにかく、ふつうこの規模のハリウッドアクション映画は、最近ではもうアクションシーンがさっぱりわけがわからない映画がほとんどなんだけど、この映画は、ちゃんと理解できるのが素晴らしい。
なるほど、こういう戦術で敵をあざむいたんだな、というのが理解できる。
ま、その戦術にひっかかる宇宙人もどうかと思うわけですが…。
とにかく、ちゃんと出来てました。
同じ船に乗ってる部下からも完全にバカにされている主人公が、だんだんと活躍して、自分の活躍で周りから認められていく。うん、よくできてた。
というわけで、けっこう良いです。
もちろん、バカ映画であることにちがいありませんので、そういうのが嫌いな人は最初から見ないほうがいいわけですが。
面白かった。
評判の良いバカ映画。ってことは、これはけっこうおもしろいってことじゃないのか?!
妻と子供たちは、コナン映画の前売り券をゲットし、GW中には行きたいという構え。
で、家の近所のシネコンの上映スケジュールを見てみると、裏で「バトルシップ」をやってるではないか。
こないだのドラえもん映画で、子供向けアニメ映画を家族全員で見る(6000円かかります)のに嫌気がさしているので、迷わず僕一人は「バトルシップ」をネット予約。
映画館の入口で、じゃあまたあとで、と家族と離れ、男は一人戦場に旅立ったのでした。
けっこう面白い!
ちゃんと伏線が回収されていく!
学生時代アマチュアボクシングでチャンピオン。ちゃんと活躍。
一人だけ逃げたと思ったギークくん、ちゃんと活躍。
ちゃんとできてるじゃん、この映画! やっほー!
浅野、特別必要ない役だけど、しっかり活躍している。太って見えるのはなぜ? でもそんなのカンケーねー!
全部いい感じ。
チキンブリトー。
たしかに宇宙人が、あんな遠くからやってくるだけの技術を持っているはずなのにバカすぎるのはなぜなのか?
そんなことはカンケーねー。
細かいことはカンケーねー。
タマフルの冒頭で、リスナーからの感想で、「細かいことはカンケーねー、って言うけど、許せる映画と許せない映画があって、この映画は許せるほうだった」というのを紹介してたけど、まさにそういう感じ。
この映画は、ちゃんと許せる「細かいことはカンケーねー」系映画だった。
とにかく、ふつうこの規模のハリウッドアクション映画は、最近ではもうアクションシーンがさっぱりわけがわからない映画がほとんどなんだけど、この映画は、ちゃんと理解できるのが素晴らしい。
なるほど、こういう戦術で敵をあざむいたんだな、というのが理解できる。
ま、その戦術にひっかかる宇宙人もどうかと思うわけですが…。
とにかく、ちゃんと出来てました。
同じ船に乗ってる部下からも完全にバカにされている主人公が、だんだんと活躍して、自分の活躍で周りから認められていく。うん、よくできてた。
というわけで、けっこう良いです。
もちろん、バカ映画であることにちがいありませんので、そういうのが嫌いな人は最初から見ないほうがいいわけですが。
面白かった。
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借りぐらしのアリエッティ
今さら見た。
うーん、なんだろうこれ?
これで終わりなんだ…、って感じで終わっちゃった。
面白かったのか?
うーむ、これは、やっぱり、おそらく、あまり面白くなかった、というのが正直な感想かな。
最初の「初めての借り」のところは、おおっ面白くなりそう!と期待したのだけど、ああ「借り」ってのは、年に何度かだけ人間の世界に勇気を出して行って借りてくるんだな、めったに行かないんだな、それぐらい危険なんだろうな、ネズミとかもいるし、と思っていたんだけど、その後のアリエッティの行動を見ると、毎日何度でも簡単に人間世界に行ってしまうし。
ま、とにかく、一番の問題は、この映画は誰も魅力的じゃないってことかな。
特にアリエッティのお母さんがひどい。チャーミングじゃない。自分勝手な子供みたいな母親って感じでなんかイヤなタイプ。なんだこの女?って思っちゃったな。
お父さんは別に一人の男としてはいいんだけど、でも、なんかこの3人が「家族」には見えなかった。このお父さんとお母さんが出会って恋に落ち結婚してアリエッティが産まれて危険な目に会ったり大変な思いをしながら家族を築き上げてきたようには全然見えない。嘘っぽい。
そしてなによりハルさんか。あの人がむかつく。なぜあんなむかつくお手伝いさんにする必要があったのだろうか。あの表情とか最悪だ。お手伝いさんはお手伝いさんで家のこと、病気の男の子のことを心配して、精いっぱい善意でやった結果アリエッティ達にとってはそれが脅威になってしまった、という話にしてはいけなかったのだろうか。
とにかくあんなイヤなおばさんが出てくるジブリ映画は見たくないなぁ。
とにかく、ほんとに、あれ?これで終わり?? って感じだった。
アリエッティは全く成長していない。まったく。
少年も何も変わっていない。彼がアリエッティから勇気をもらったようにも思えない。たとえば、心臓が悪いことで臆病になっていて家からは自分では一歩も出ようとしなかった、というような設定にしておけば、アリエッティとその家族を守るために勇気を出して自分の足で外を歩いたっていうような少年が成長するストーリーに出来たはずなのに、この映画ではそんなことも全然ないし。
なんだろうか、この映画は?
こういう設定にしたら面白いんじゃない?と思いついたその思いつきだけで、話をどうしたら魅力的になるのか全く練らずに映画にしてしまったような気がする。
僕らは別に、不思議な設定のアニメならば、話がつまらなくても面白いと思うわけじゃないのだから、こういう全然練られていない映画を見せられるとガッカリしてしまう。
映像だけはあいかわらず素晴らしいのになぁ。
とても残念。
つまらなかったです。
うーん、なんだろうこれ?
これで終わりなんだ…、って感じで終わっちゃった。
面白かったのか?
うーむ、これは、やっぱり、おそらく、あまり面白くなかった、というのが正直な感想かな。
最初の「初めての借り」のところは、おおっ面白くなりそう!と期待したのだけど、ああ「借り」ってのは、年に何度かだけ人間の世界に勇気を出して行って借りてくるんだな、めったに行かないんだな、それぐらい危険なんだろうな、ネズミとかもいるし、と思っていたんだけど、その後のアリエッティの行動を見ると、毎日何度でも簡単に人間世界に行ってしまうし。
ま、とにかく、一番の問題は、この映画は誰も魅力的じゃないってことかな。
特にアリエッティのお母さんがひどい。チャーミングじゃない。自分勝手な子供みたいな母親って感じでなんかイヤなタイプ。なんだこの女?って思っちゃったな。
お父さんは別に一人の男としてはいいんだけど、でも、なんかこの3人が「家族」には見えなかった。このお父さんとお母さんが出会って恋に落ち結婚してアリエッティが産まれて危険な目に会ったり大変な思いをしながら家族を築き上げてきたようには全然見えない。嘘っぽい。
そしてなによりハルさんか。あの人がむかつく。なぜあんなむかつくお手伝いさんにする必要があったのだろうか。あの表情とか最悪だ。お手伝いさんはお手伝いさんで家のこと、病気の男の子のことを心配して、精いっぱい善意でやった結果アリエッティ達にとってはそれが脅威になってしまった、という話にしてはいけなかったのだろうか。
とにかくあんなイヤなおばさんが出てくるジブリ映画は見たくないなぁ。
とにかく、ほんとに、あれ?これで終わり?? って感じだった。
アリエッティは全く成長していない。まったく。
少年も何も変わっていない。彼がアリエッティから勇気をもらったようにも思えない。たとえば、心臓が悪いことで臆病になっていて家からは自分では一歩も出ようとしなかった、というような設定にしておけば、アリエッティとその家族を守るために勇気を出して自分の足で外を歩いたっていうような少年が成長するストーリーに出来たはずなのに、この映画ではそんなことも全然ないし。
なんだろうか、この映画は?
こういう設定にしたら面白いんじゃない?と思いついたその思いつきだけで、話をどうしたら魅力的になるのか全く練らずに映画にしてしまったような気がする。
僕らは別に、不思議な設定のアニメならば、話がつまらなくても面白いと思うわけじゃないのだから、こういう全然練られていない映画を見せられるとガッカリしてしまう。
映像だけはあいかわらず素晴らしいのになぁ。
とても残念。
つまらなかったです。
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
映画館で見ようと思っていたのに見逃し、でも三軒茶屋でやってるらしいってことで見に行こうと思っていたら、GEOの新作コーナーに並んでいた。うーむ、映画館の大画面で見るのも捨てがたいけど、ウチの110インチで我慢しとこうか、ということでレンタル決定。240円で済んだ。三軒茶屋までの電車代よりも安い。
さて、評判のいいこの映画、期待して見てしまいました。
面白ったなぁ。
2時間13分。これ以上長いとダメっていうギリギリの長さかな。
『Mr.インクレディブル』の監督が監督しているので、ピクサー仕込みの、アクションシーンも含めちゃんとわかりやすく見せる技(っていうか「心配り」かな)が随所に見られ、あんまり混乱することなく最後まで楽しく見ることができた。素晴らしい。
女殺し屋は、黒髪とブロンド、顔もちがうタイプ。
こっち側の男3人もそれぞれちがうタイプで一目で区別できる。
相手側も、顔、体型がそれぞれちがうタイプ。名前もごちゃごちゃにならないわかりやすく違う名前。
やっぱさぁ、世界を相手に商売するんだから、そういう心配りは当然あるべきだと思うんだけど、無い映画のほうが多いんだよなぁ。
ドバイのビルのシーンはバツグンに面白かった。
あの外壁登りもヒヤヒヤして楽しかったし、でもそれよりも、その後の取引のシーンが最高!
なにをしようとしているのか、すごくわかりやすく説明がされているから、ちゃんと理解した上でハラハラできる。
冒頭の、相手の顔を知っているのかどうかでドキドキするところからもう最高だ。バレる?バレない?間に合う?うわっ間に合わないのか?スーツケース開けられちゃう!ダイヤ?ダイヤどうするの?やばいやばいやばい!
あの三本目の手の、トリックっていうのかってぐらいアナログな技も含め、この取引シーンは最高だった!
この後の砂嵐カーアクションも面白いんだけど、そこから後半に向けてちょっとわけわからなくなっていっちゃうんだよなぁ。
ここでゴーグルを使うから、その前の取引に向かうシーンでちゃんとゴーグルを持ってるという「説明」が入ってて、こういうところは本当にピクサー仕込みの気配りだなぁと感心しましたが。
そこから雑になっていくんだよなぁ。気配りも急に減少傾向。
刑務所からわざわざ一緒に出てきた男がどういう立ち位置なのかさっぱりわからない。
英語を普通にしゃべってるし。(英語でしゃべってたよな? ビール飲んで見てたからテキトー。)
で、相手が武器商人で、核戦争レベルの戦争が起こるとアンタの商売がすっかりダメになっちゃうよ、ということなんだろうけど、なーんかわかりづらい。もうちょっとちゃんと説明してくれよぉ。
かつてソ連が軍事用に使ってた衛星をインドの通信会社が買って、その衛星を使ってヘンドリックスが核戦争を起こさせようとしている、っていうのも理解はできたんだけど、ちょっと説明不足だと思うんだよなぁ。
だから、その後のクライマックスのアクションシーンも、何をしたくてみんながそれぞれ頑張っているのかがちっともわからない。コードってなんだっけ?なんのコードだっけ? この磁気スーツを着たオッチャンはどこに何を目的に潜入してるんだっけ? という感じ。
あと、これは見た誰もが思うところだと思うんだけど、学者がイーサン・ホーク相手に戦ってあんなちゃんと一対一で渡り合えるわけがなくて、なーんか砂嵐カーアクション以降が雑というかズサンというか。
敵がばっさばっさ抜いたケーブルを、初めて見るシステムなのにそんなに短時間でどこにどのケーブルをつなぐべきかわかるわけがないし、電源入った途端に通信が可能なのか???というのも疑問だし。
あの立体駐車場を利用したアクションも、なんだかなぁ…と正直思いました。「これ、アクションシーンに使ったら面白いんじゃない!」とひらめいちゃったんだろうけどさぁ。
そもそも、核ミサイルが爆発するのを食い止めるにはどういう方法があるのかをちゃんと説明してくれていないので、なんというか、この人たちはどうやら核ミサイルを止めようと必死に頑張っているらしい、けどどういう方法で食い止めようとしているのかなぁ?? なにをどうしようとしてこんなに必死に戦ったりしてるんだろうこの人たちは??? って感じなんだよなぁ。残念なことに。
まぁ、面白かったんですけどね。
最近の迫力だけはあるけどなにがなんだかよくわからないアクションシーンだらけの他の映画に比べたら段違いに素晴らしい出来だったのですが、後半が惜しかったなぁ。。
コードを聞き出すのも結局は力づくだったしね。なんだよ、結局力づくかよ、とガッカリ。
でも、十分面白かったです。
イーサン・ホーク一人だけが活躍するんじゃなくて、チームとして、こっちでこのメンバーがこれをやりつつ、あっちでこのメンバーがこれをやって…、という、同時進行で、それぞれうまくいかないとダメ、っていうハラハラ感。
あと、やっぱり色んな特殊な道具が面白かったなぁ。
特に、見ている人の視点によって映す映像を変えるっていうアレは面白かった。(けど、あそこまで近くなると、二次元の映像だっていうのは絶対バレると思うけどなぁ。)
映像を映すコンタクトレンズってあり得るのかなぁ。そこまで近い距離に目って焦点を合わせられるのだろうか? ちがうのか。コンタクトレンズ面に映像を映しているわけじゃないのかな? どうなんだろう。
と、まぁ、道具ひとつ取っても楽しく語れる映画。
アクションシーンもすっきり整理されてるから混乱しないし。
後半が説明が雑になってしまうのだけが残念でしたけど、面白かったですね。
日本もさぁ、スカイツリー建てたなら、建設費用の一部に「広告宣伝費」としてスカイツリーを舞台にカッコいいアクション映画を作る映画製作費も入れておけばいいのになぁ。
スカイツリーを舞台にしたすごいアクションシーン、見てみたい。
面白かったです。
さて、評判のいいこの映画、期待して見てしまいました。
面白ったなぁ。
2時間13分。これ以上長いとダメっていうギリギリの長さかな。
『Mr.インクレディブル』の監督が監督しているので、ピクサー仕込みの、アクションシーンも含めちゃんとわかりやすく見せる技(っていうか「心配り」かな)が随所に見られ、あんまり混乱することなく最後まで楽しく見ることができた。素晴らしい。
女殺し屋は、黒髪とブロンド、顔もちがうタイプ。
こっち側の男3人もそれぞれちがうタイプで一目で区別できる。
相手側も、顔、体型がそれぞれちがうタイプ。名前もごちゃごちゃにならないわかりやすく違う名前。
やっぱさぁ、世界を相手に商売するんだから、そういう心配りは当然あるべきだと思うんだけど、無い映画のほうが多いんだよなぁ。
ドバイのビルのシーンはバツグンに面白かった。
あの外壁登りもヒヤヒヤして楽しかったし、でもそれよりも、その後の取引のシーンが最高!
なにをしようとしているのか、すごくわかりやすく説明がされているから、ちゃんと理解した上でハラハラできる。
冒頭の、相手の顔を知っているのかどうかでドキドキするところからもう最高だ。バレる?バレない?間に合う?うわっ間に合わないのか?スーツケース開けられちゃう!ダイヤ?ダイヤどうするの?やばいやばいやばい!
あの三本目の手の、トリックっていうのかってぐらいアナログな技も含め、この取引シーンは最高だった!
この後の砂嵐カーアクションも面白いんだけど、そこから後半に向けてちょっとわけわからなくなっていっちゃうんだよなぁ。
ここでゴーグルを使うから、その前の取引に向かうシーンでちゃんとゴーグルを持ってるという「説明」が入ってて、こういうところは本当にピクサー仕込みの気配りだなぁと感心しましたが。
そこから雑になっていくんだよなぁ。気配りも急に減少傾向。
刑務所からわざわざ一緒に出てきた男がどういう立ち位置なのかさっぱりわからない。
英語を普通にしゃべってるし。(英語でしゃべってたよな? ビール飲んで見てたからテキトー。)
で、相手が武器商人で、核戦争レベルの戦争が起こるとアンタの商売がすっかりダメになっちゃうよ、ということなんだろうけど、なーんかわかりづらい。もうちょっとちゃんと説明してくれよぉ。
かつてソ連が軍事用に使ってた衛星をインドの通信会社が買って、その衛星を使ってヘンドリックスが核戦争を起こさせようとしている、っていうのも理解はできたんだけど、ちょっと説明不足だと思うんだよなぁ。
だから、その後のクライマックスのアクションシーンも、何をしたくてみんながそれぞれ頑張っているのかがちっともわからない。コードってなんだっけ?なんのコードだっけ? この磁気スーツを着たオッチャンはどこに何を目的に潜入してるんだっけ? という感じ。
あと、これは見た誰もが思うところだと思うんだけど、学者がイーサン・ホーク相手に戦ってあんなちゃんと一対一で渡り合えるわけがなくて、なーんか砂嵐カーアクション以降が雑というかズサンというか。
敵がばっさばっさ抜いたケーブルを、初めて見るシステムなのにそんなに短時間でどこにどのケーブルをつなぐべきかわかるわけがないし、電源入った途端に通信が可能なのか???というのも疑問だし。
あの立体駐車場を利用したアクションも、なんだかなぁ…と正直思いました。「これ、アクションシーンに使ったら面白いんじゃない!」とひらめいちゃったんだろうけどさぁ。
そもそも、核ミサイルが爆発するのを食い止めるにはどういう方法があるのかをちゃんと説明してくれていないので、なんというか、この人たちはどうやら核ミサイルを止めようと必死に頑張っているらしい、けどどういう方法で食い止めようとしているのかなぁ?? なにをどうしようとしてこんなに必死に戦ったりしてるんだろうこの人たちは??? って感じなんだよなぁ。残念なことに。
まぁ、面白かったんですけどね。
最近の迫力だけはあるけどなにがなんだかよくわからないアクションシーンだらけの他の映画に比べたら段違いに素晴らしい出来だったのですが、後半が惜しかったなぁ。。
コードを聞き出すのも結局は力づくだったしね。なんだよ、結局力づくかよ、とガッカリ。
でも、十分面白かったです。
イーサン・ホーク一人だけが活躍するんじゃなくて、チームとして、こっちでこのメンバーがこれをやりつつ、あっちでこのメンバーがこれをやって…、という、同時進行で、それぞれうまくいかないとダメ、っていうハラハラ感。
あと、やっぱり色んな特殊な道具が面白かったなぁ。
特に、見ている人の視点によって映す映像を変えるっていうアレは面白かった。(けど、あそこまで近くなると、二次元の映像だっていうのは絶対バレると思うけどなぁ。)
映像を映すコンタクトレンズってあり得るのかなぁ。そこまで近い距離に目って焦点を合わせられるのだろうか? ちがうのか。コンタクトレンズ面に映像を映しているわけじゃないのかな? どうなんだろう。
と、まぁ、道具ひとつ取っても楽しく語れる映画。
アクションシーンもすっきり整理されてるから混乱しないし。
後半が説明が雑になってしまうのだけが残念でしたけど、面白かったですね。
日本もさぁ、スカイツリー建てたなら、建設費用の一部に「広告宣伝費」としてスカイツリーを舞台にカッコいいアクション映画を作る映画製作費も入れておけばいいのになぁ。
スカイツリーを舞台にしたすごいアクションシーン、見てみたい。
面白かったです。
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