ぽーるへ
はっぴーてぃる
一年以上かけて作ってくれてたんだね。
アクションもイメージするととても魅力的だし
屋久杉でできてるというのもなんだかウレシ。
僕があれこれ言うのは気が引けたけど
あれこれ聞かせてもらえてよかった。
ますます大切にします。ありがとう
嫁はこないだ棚から落としてたけど(笑)
そしたら俺も自分に対して記録を残す意味でも
作ったルアーのこと書かせてもらいます。
語ると長くなるけどカンベしてよ~
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

長さは100mm
重さはほぼ3/4oz
素材は吉野産の檜
削りはじめるとき最初の気持ちは
"ハトリーズのウィゾの大きいやつを作りたい"
自分では使ったことないけど
あの「ギュイーン」という動きが頭に焼き付いてた。
けど何も見ずに削ってたし
形のイメージも固まってたわけでないから
ナイフで角材を削りながらちょっとずつ姿を変える木片が
なんとかそれらしい形にならないかと調整しながらやったら
こんなのが出来あがりました。
途中から目指すアクションも変わって。
ヘッドで水を掴むように、アゴのカーブは急なラインに。
掴んだ水が抜けやすいようにお尻は細く。
「グッときて、スコッとすべる」みたいな。
意味不明か?
削り終えて、やすりがけして
8mmのスチールウエイトをそれらしいところに埋めて
バルサで蓋をして
フロントとリアにカップリグ用の穴をあけて
(木工用ドリルを雑巾で掴んで手で回す)
ここで仮組みしてアクションチェック、というところだけど
今回は完成するまで動かさなかった。
動かして気に入らなかったら色を塗る気もなくなるから・・・
とにかく、まず完成させること、が最優先。
大学の時に作りかけのルアーばかり溜めてたことの反省
何事もようやりきらん自分を反省して。

お腹はカップリグ。
Lリグが好きだけど、ネジの形とかメッキの質感とか
気に入るものはなかなかない。
2ピースリグは嫌いではないけど
フックの自由度が高くて、ローリングマークがつく。
ローリングマークは好きだけど
自分のルアーは塗装強度と防水性に不安があるからバツ。
というわけでカップリグ
しかし試しにリグを組んでみると
ヒートンの輪っかが大きくてカップに埋まらない・・・
これは、細軸のヒートンを加工して
輪っかをティアドロップ状に変形することで解決。

塗装はカシューの筆塗り。
白を何回か塗ってからの着色。
この色は市販の「小豆色」そのままだけど
名前よりも赤に近い感じ。
仕上げはコンパウンドで研磨。
ぴかぴかになった表面が見えてきたときの嬉しさといったらもう・・・
エアブラシを使わない
このアナログな塗装法のおかげで
設備ゼロのうちでもハンドメイドルアーが作れた。
強度は ? だけど
販売するわけでないから自己責任、自己満足。
さて、困ったのが目玉。
数年前から何となく想い描いていた表情は
「小さめの三層アイを前寄りに、怪しく」
でも市販の三層アイは気に入るものがない。
だから最初はタックオンアイにしようと思ってたけど
これもしっくりこない。
そこで・・・
"白目に黒目を描いた二層の目玉に、
カシューのクリアを塗り重ねたらいつか三層アイになるんじゃ?"
思いついた時はハッピー♪
手間がかかることも含めて愛おしいオリジナルアイ。
しかしカシューの塗膜はそんな厚みがあるはずもなく
いつまでたってもクリアの層はできない。
方向転換して、ご覧の目玉になりました。

マチ針にカシューの「透」「白(少し黄色を混ぜて)」「青」
を塗り重ねた三層アイ
白と青は爪楊枝を使って書いてます。
楊枝使いは羽鳥さんの主張に反するけれど
思いは込めてるからお許し下さい。
目玉周りがガビガビなのは、塗装後にアイホールを空けて
塗装や木が部分的に欠けたりしたせい。
ずっと自分に焦るなと言い聞かせて作ってきたけど
最後は衝動を抑えきれず
綺麗に修復するよりも、ルアーの完成を急ぎました。
深夜にリグ組を終えたときの喜びは忘れられない。
ご指摘のラインアイの位置だけど
やっぱりふつうはもっと下にあるもの?
でもデザイン的にはぜったいトップに持ってきたいのよね・・・
(試しに下向きにしてスイムテストしたら
ずっと良く泳ぐようになりました。変えないけど)
さてさて肝心のアクションは。
まだお風呂でしか試してないから何とも言えない
「グッときて、スコッ」でないことは確か(でないんか~い)
今年の初釣りは4/1に決定。
また使ってみての報告させてください。
英語のApril Foolは「4月1日にだまされた人」のこと
仏語ではPoisson d'avril(プワソン・ダヴリル、四月の魚)
って言うんだって。
そんな日に、自分で作った疑似餌でバス釣りをする
なんだか面白いと思わない?
こちらはだます気まんまんでプラグまでこしらえてるのに
頭のてっぺんからつま先まで
すでにすっかりだまされちゃってるような感覚があるのは
気のせいか?
むかし猿さんという釣り人がいて
自分のハンドメイドプラグを
"Shallow Trick"(浅はかなくわだて)
と呼んでいたことを思い出しました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「思い入れの強いフィールドの話」
答えないままですまんけど
ひとつどうしても聞いてみたいことが。唐突ですが
ときどき釣りをしない人から
「食べもしない魚を釣って何がおもしろいの?」
と聞かれることない?
俺はちょくちょくあるけど、いつもうまく言えない。
分かる人が分かればいい、というのも一つのスタンスだけど
ここはひとつ
ちょっとでも納得してもらえるような応えをしてみたい。
ぽーるならなんて応える?
ダシヨ
はっぴーてぃる
一年以上かけて作ってくれてたんだね。
アクションもイメージするととても魅力的だし
屋久杉でできてるというのもなんだかウレシ。
僕があれこれ言うのは気が引けたけど
あれこれ聞かせてもらえてよかった。
ますます大切にします。ありがとう
嫁はこないだ棚から落としてたけど(笑)
そしたら俺も自分に対して記録を残す意味でも
作ったルアーのこと書かせてもらいます。
語ると長くなるけどカンベしてよ~
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

長さは100mm
重さはほぼ3/4oz
素材は吉野産の檜
削りはじめるとき最初の気持ちは
"ハトリーズのウィゾの大きいやつを作りたい"
自分では使ったことないけど
あの「ギュイーン」という動きが頭に焼き付いてた。
けど何も見ずに削ってたし
形のイメージも固まってたわけでないから
ナイフで角材を削りながらちょっとずつ姿を変える木片が
なんとかそれらしい形にならないかと調整しながらやったら
こんなのが出来あがりました。
途中から目指すアクションも変わって。
ヘッドで水を掴むように、アゴのカーブは急なラインに。
掴んだ水が抜けやすいようにお尻は細く。
「グッときて、スコッとすべる」みたいな。
意味不明か?
削り終えて、やすりがけして
8mmのスチールウエイトをそれらしいところに埋めて
バルサで蓋をして
フロントとリアにカップリグ用の穴をあけて
(木工用ドリルを雑巾で掴んで手で回す)
ここで仮組みしてアクションチェック、というところだけど
今回は完成するまで動かさなかった。
動かして気に入らなかったら色を塗る気もなくなるから・・・
とにかく、まず完成させること、が最優先。
大学の時に作りかけのルアーばかり溜めてたことの反省
何事もようやりきらん自分を反省して。

お腹はカップリグ。
Lリグが好きだけど、ネジの形とかメッキの質感とか
気に入るものはなかなかない。
2ピースリグは嫌いではないけど
フックの自由度が高くて、ローリングマークがつく。
ローリングマークは好きだけど
自分のルアーは塗装強度と防水性に不安があるからバツ。
というわけでカップリグ
しかし試しにリグを組んでみると
ヒートンの輪っかが大きくてカップに埋まらない・・・
これは、細軸のヒートンを加工して
輪っかをティアドロップ状に変形することで解決。

塗装はカシューの筆塗り。
白を何回か塗ってからの着色。
この色は市販の「小豆色」そのままだけど
名前よりも赤に近い感じ。
仕上げはコンパウンドで研磨。
ぴかぴかになった表面が見えてきたときの嬉しさといったらもう・・・
エアブラシを使わない
このアナログな塗装法のおかげで
設備ゼロのうちでもハンドメイドルアーが作れた。
強度は ? だけど
販売するわけでないから自己責任、自己満足。
さて、困ったのが目玉。
数年前から何となく想い描いていた表情は
「小さめの三層アイを前寄りに、怪しく」
でも市販の三層アイは気に入るものがない。
だから最初はタックオンアイにしようと思ってたけど
これもしっくりこない。
そこで・・・
"白目に黒目を描いた二層の目玉に、
カシューのクリアを塗り重ねたらいつか三層アイになるんじゃ?"
思いついた時はハッピー♪
手間がかかることも含めて愛おしいオリジナルアイ。
しかしカシューの塗膜はそんな厚みがあるはずもなく
いつまでたってもクリアの層はできない。
方向転換して、ご覧の目玉になりました。

マチ針にカシューの「透」「白(少し黄色を混ぜて)」「青」
を塗り重ねた三層アイ
白と青は爪楊枝を使って書いてます。
楊枝使いは羽鳥さんの主張に反するけれど
思いは込めてるからお許し下さい。
目玉周りがガビガビなのは、塗装後にアイホールを空けて
塗装や木が部分的に欠けたりしたせい。
ずっと自分に焦るなと言い聞かせて作ってきたけど
最後は衝動を抑えきれず
綺麗に修復するよりも、ルアーの完成を急ぎました。
深夜にリグ組を終えたときの喜びは忘れられない。
ご指摘のラインアイの位置だけど
やっぱりふつうはもっと下にあるもの?
でもデザイン的にはぜったいトップに持ってきたいのよね・・・
(試しに下向きにしてスイムテストしたら
ずっと良く泳ぐようになりました。変えないけど)
さてさて肝心のアクションは。
まだお風呂でしか試してないから何とも言えない
「グッときて、スコッ」でないことは確か(でないんか~い)
今年の初釣りは4/1に決定。
また使ってみての報告させてください。
英語のApril Foolは「4月1日にだまされた人」のこと
仏語ではPoisson d'avril(プワソン・ダヴリル、四月の魚)
って言うんだって。
そんな日に、自分で作った疑似餌でバス釣りをする
なんだか面白いと思わない?
こちらはだます気まんまんでプラグまでこしらえてるのに
頭のてっぺんからつま先まで
すでにすっかりだまされちゃってるような感覚があるのは
気のせいか?
むかし猿さんという釣り人がいて
自分のハンドメイドプラグを
"Shallow Trick"(浅はかなくわだて)
と呼んでいたことを思い出しました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「思い入れの強いフィールドの話」
答えないままですまんけど
ひとつどうしても聞いてみたいことが。唐突ですが
ときどき釣りをしない人から
「食べもしない魚を釣って何がおもしろいの?」
と聞かれることない?
俺はちょくちょくあるけど、いつもうまく言えない。
分かる人が分かればいい、というのも一つのスタンスだけど
ここはひとつ
ちょっとでも納得してもらえるような応えをしてみたい。
ぽーるならなんて応える?
ダシヨ