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udon-cha

ぽーるとダシヨの往復書簡

ステッカーでバスを釣ること

2020-07-28 20:00:00 | ノンジャンル
ぽーるへ

ごぶさたしてます。

いきなりステッカーが届いたのでびっくりしました。
前にウドンチャ10周年の「非公認グッズ」と言ってたのはこれか?

デザインが謎めいていて、バスみたいな魚が湯飲み(お茶が入ってる)を持って、なにかをくわえている(箸か?)。
魚の下にあるのは座布団?
そもそもこのちょっと妖怪感のあるバスの表情かたちはなに?
アマビエのバスカラー?
自分がやってるブログのグッズがいきなり届くのも不思議な気持ちで、「届いたよ」と報告するにも???マークが多すぎでどうしよう・・・

ちょうど翌日、午前休で釣りに行く計画をしていたので、ボックスの蓋にえいやと貼りつけて、御利益のほどを確かめることにした。



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終わりのみえない梅雨のなか休み、一日くもりのマークにこの日と狙いをきめた。
ところが、釣り場の駐車場に早めについて仮眠をとっていると、雨の音がして、どんどん強くなってくる。暗いうちからカヤックで出ようと思っていたけど尻込みしてうだうだうだうだしてしまう。カヤックがぬれると後がめんどうだし、なによりも今日はこんな雨の釣りのつもりできたわけではないのだ。

スマホの雨雲レーダーが示すとおり、夜が明けて少しすると雨あしも落ちついてきて、ようやく湖にでることができた。

濁りがきつい。
どろどろではなく、まだ透明感ののこる濁りかただから大丈夫と自分に言い聞かせる。
水位が高くてどこもかしこもポイントに見える。
ポイントがしぼれなくて、モブスを強く短くアクションさせては回収。でリズムをつかみかけたけど、だんだん目の前のポイントに集中できなくなってきた。
きれいな水に期待して支流をのぼっていきながら、水が冷たく感じられて、期待がしぼんでいくのが分かる。

いつも釣りに行く前には「今日は3匹くらい釣れそうだな」と思っている。
冬や春先のタイミングならまだしも、この最盛期に「ふつうの釣り」を期待しない理由はない。
だからボックスには今日もたくさんのプラグがつめこんである。このすべてのプラグでバスを釣り上げる意気込みだ。さらに、家には次の順番を待つプラグたちがこの○倍ひかえている。
「期待しなくてどうすんだ?」

だから釣り場に着いてしばら釣りして現実とのギャップに気がついて、意識を現実にシフトさせる作業が必要になる。
また雨あしが強くなってきて、心が折れそうになる。



バックウォーターあたりまでのぼっていくと、きれいな水と濁った水の境目、水面下1メートルくらいのところに大きなバスが二匹泳いでいるのが見えた。
(やっぱいるんだ)
そう思いつつ、あのバスを誘い出せるイメージもわかない。
ふと、ぽーるの釣りに刺激をうけて持ってきたリンプのことを思い出して結びかえた。

流れがきいてきたあたりまで上って、対岸に「えい・・やー」とキャスト(ロッド表記は3/4ozまで。リンプは約2オンス)。
アップクロスから流してくる感じでタダ巻きする。
リーリングに小刻みな緩急をつけながら巻いてくると、ウォブリングにカシャカシャとテールがふれていい感じ。

と、後ろにデカイ影!
けっこう真後ろ、近い!

くえ、くえ、食えー!

と念じたのがよくなかったのか、カヤック近くまできてさようならになった。
なんだかバスも残念そうに去って行った。

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雨降りすぎ。
カヤックにどんどん水がたまってくる。
防水スプレーをかけたはずのカッパもびちゃびちゃ。
ほんとにもう釣り止めて着替えてさっと家に帰ったほうが、どれだけ快適だろう。
そんなことを想像しながら、ダムの上流に向かってカヤックを漕ぎ進める。

それらしいポイントを打ちながら、反応なく、いくつか橋をくぐると水が青くなってきた。
雨もやんで少しだけ日が差しはじめている。

子バスがちらほら見えるようになってきた。
ここから先のエリアがいいはず。ひさびさにわくわく感が戻ってくる。
と、視界に2艇のフローターが入った。
両岸に分かれているが、いっしょに上流に向かっているようだ。
肩を落とし、対岸に渡って引き返すことにした。

大きなカーブを曲がるとシャローが広がっている。
いつもなら岸になっているあたりだ。今は水深2メートル弱というところか。
岸際には冠水した木々に木くずがたまり、あたりを子バスがふらふらしているのが見える。

岸に向かってプラグを投げるうちに、カヤックが寄っていってしまう。
ふりかえって沖を見ると、沖に浮かんだとても小さな流木をたよりにして寄りそう大きなバスの影が見えた。近くに同じくらいのサイズがもう2匹いる。
水面近くを泳いで、なにかを物色する感じがある。

バスたちからだいぶ離れたところに、ホローペイトをびゅーんと投げた。
着水して、ちょっと待って、ジャーク。
ごぼごぼごぼっと音をたてて泡を出し、水面を駆ける。
バスたちは大きな波紋をたてて逃げていった。

と思ったら、プラグの後ろに1匹バスがついてきてる。
少し距離があいていて、がぼっと何回かやってみたが、興味はありつつ食いつく様子はない。
さっきのは逃げたんじゃないのか?

しばらく姿を見失ってこちらも忘れかけたころ、また沖に同じバスたちが泳いでいる。
やはり3匹。

その数メートル先にホローペイトをキャスト。
ちょっと待って、ロングストロークでジャークする。

バスがいたあたりで、水がぐわんと大きく揺れる。
その揺れが波になってプラグのほうをめがけて近づいてくる。
今度はジャークの手を止めない、2ストローク目を入れる。

ごぼごぼごぼっという音、
水面直下をかけるプラグにつづいて泡のラインができる。
そこに大きな波が向かっていく。
バスの姿はもう分からない。
泡も波も一体になってただならぬ気配だけがする。

ロッドに重たいものを感じて、リールを巻いて思い切りロッドをあおる。
ずん!
という手ごたえがあった。

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ほんとに御利益あったよ!

ありがとう。

「はやく気兼ねなく一緒に釣りにいけますように」

ダシヨ

こころのピース

2020-06-01 00:34:00 | ノンジャンル
ダシヨへ


うーん。まさかの状況。ただの流行り風邪程度と思っていたのに。
ウイルスの素性はまだ不明だけど、それなりに付き合い方も分かり落ち着いてきてはいるのかな。
経済活動が前のように戻るかはまだまだ不安やね。
改めて、生活に必要ない部分が如何にお金を動かしていたことか。ただ生活するだけでは生きていけないんだね。

過去の写真を見返して妄想で自粛をしのいだけど、初バスと自粛前に釣れたフレッシュな春バスに大分助けられたよ。
妄想以外は、動画見たり、お取り寄せで自炊を楽しんだり、10年記念のウドンチャグッズを必死で考えて断念したり。
グッズは口だけとなり、ごめんなさい。
非公認グッズとして形にはしようと思ってるけど、ちゃんとしたのは、またいつの日か閃いた時にでも。


またまたLimpで 2020.3.10 15:03

朝イチからのはずが、急な仕事で昼過ぎになる。
夕マズメ勝負と思いつつ、久しぶりだし狙いのポイントは最初に入って、後からもう一度来るプランとした。
雨後の濁りが鉄板で、まだ濁りは思ったより無くて、他の場所が気になる。失敗したかぁと漕ぎながら釣り進む。

ワンド内に浮きゴミが線状になっており、温度か性質の違う水の境界線だとしたら、バス居そう?
Limpをコトコト巻いてくると、がぼぉ と横からひったくられた。

冬明けのキレイな魚体に見惚れる。
ひと満足して他の場所へ。
期待に反して全然反応なく、夕マズメに戻ってくると。
激濁流。想像以上に上流で降っていたようで、釣りにならない。
岸際の木を掴みながら入水地点に戻り、運良く一匹に感謝。

まったく想定していなかった自粛。何度も思い出しては感謝。
そして、ようやく釣りに行きはじめると、日々の活力が違う。
妄想力がまだまだ貧弱なんだろうけど、水面に浮くことで平静を保っていることを再認識できた。

例年よりプレッシャーが下がっててイージーに釣れると思ったけど、募らせたオモイとは裏腹に、ボーズの連続。
まぁ、いつものことだけど。

今日も釣れない。魚っ気すらない。
朝イチを棒に振り、スカッと広がる青空が憎らしい。
減水したダムはシェードが少なく、ルアーローテーションを楽しみだす。

シェルブレードをキラキラぴちゃぴちゃ水面を早巻きしてたら、後ろに影?
うわっ!バスやった!油断し過ぎてて目が合っちゃった。
早く気づいたところで、簡単ではないと分かりつつ、動揺。
去ってった方に慌てて投げると、バコっとぶつけて大ショック。

ジャンキーあるあるで、木と下地がしっかり強くて、厚みある塗装がパキっと剥がれる。
近づきたいのを我慢して、しばらくは魚に集中。。できない。
目を皿にして探す。諦めて、諦めきれずを繰り返し、岸だけじゃなく水中に目を向けたら異質なものが、急斜面をそろりそろりと沈んでく。
フローターから伸ばした手は無力で、積み込んでるオールがどうにか届き押さえつけるも、どうしようもない。
砂と一緒にすくい上げられる訳もなく、涙をのんでついに諦めかけた。
いや、やっぱり離れられないと、さらに沈んでたところへ竿を伸ばすとトップガイドにぴったり乗っかり、やったー!
もう満足。早く帰って接着剤でくっつけたい。笑。

それじゃ何しに来たか分からないし、準備したお昼とおやつを無駄にしたくないし、ってことで一周チャレンジへ。

山の天気は変わりやすい。
暖まった空気が上昇し、風が強くなる。
入道雲が立ち昇り、空模様が怪しくなってきた。
一日晴れ予報で雨具持って来てないし、一周はやめて入水地点へ戻ることにする。

雨脚はまだ遠く、逆風に疲れながらなんとか戻ってこられて、ちょうど風裏の川筋の急カーブに着く。
気圧変化でうわずったバスに会いたいと願うと、やる気感じるチェイス!
Limpがお口に合わないのかな。あの手この手を試したけど、バイトは得られず。
いいラストが飾れたかな。でも、入水地点までの少しの距離が気になる。
岸際に障害物はなく、可能性はブレイク沿いの回遊狙い。
もう一度、Limpに結び変える。

岸と平行にロングキャスト。あと10投くらいで終わりかな。
空を気にしながら、コトコトコトコト・・・。

ごぁぼぉぉ

1508XHがバットからブチ曲がるまではいかなかったけど。
湖底へグイグイ力強くのされる。
気持ち良さを楽しむなんて無理で、ひたすらお願い。
くるくる回りながら、ひと巻きひと巻き慎重に寄せて。
今だっ!とネットは空振り、変な汗が出る。
そこでジャンプされたら、エラ洗いされたらヤバかったけど、とにかく底へ突っ込むバスが優しかった。


色艶形さいこっ!! 2020.5.30 16:10

目が真っ黒で、黄色味の輝きが鮮烈で、月みたいなバス。
噂通り、+10cmの価値は大げさじゃない。


しばし静止してくれてて、嬉しかった♪ 2020.5.30 16:12

余韻に浸ってたら、雨雲から逃げ遅れて、ずぶ濡れになったのも天からの祝福だよね。


ぽーる。

snowman

2020-02-08 23:54:00 | ノンジャンル
ダシヨへ



また新しい朝が来る 2020.2.8 7:09

よい年を迎えられてますか。
昨年は素晴らしき長文をありがとう。
何度読んでも面白いし、興奮する。
紙に刷って欲しいと思わさせるね。
前半から好きなところがいっぱいあるのに、ラストバスの衝撃が強すぎ!
シャウエッセンのごとく皮膚が辛そうなほど身が詰まってて、アゴ周りの力強さが素敵なバスだね。
ラスト感あふれる自然の演出。
木の葉の動きに着目できる心の豊かさが健全だね。
そして、バシングに夢中やん!

羽鳥さん。
正直ハトリーズの思い出って、あまり無くて。
中学の時に持ってたのは2個。
カラーが目を引き買ったプラのインナーハンドと、親がフリーマーケットで高そうなのがお値打ちだったからと買ってきたコッキービートル。
釣ったことあったかな?
コッキービートルにまぁまぁサイズのバイトあったけどノラなくて、フォローのポップRで釣れた記憶がかろうじてあるくらい。
その頃は羽鳥さんを知らなかった。

ダシヨに教えてもらってから、本とビデオで好きになった。
大切なことをたくさん伝えてくれてる中で、一番心に残るはブラックバスの形容の仕方。
バスが四角い。なんて思ったことなかったもん。
訃報を聞いて僕がしたことは、DVDを見た。
リアルタイムに楽しむことができた「夏のときめき」と「鳥居祐二」。
タバコを燻らす姿がカッコ良く、バスに声かけてるのが最高。
ラバーのついたペンシルにバイトしたバスへ「スカートのぞきにきた」って言えるかね。
羽鳥静夫と仲間たちの続編はないんだね。。。


さてさて、ラスト(12/21,22)と初釣り(1/30,31)そして、今回(2/7,8)と。
冷たい湖面に浮かぶ非日常を楽しんで思うのは、暖房のきいた部屋で布団にくるまり、だらだら過ごす贅沢。

その誘惑に負け、朝マズメをすっぽかすのも仕様がないじゃないか。
仕事の疲れを言い訳にさ。
ラストと初はそんなのもあってか、丸ボーズ。

ただし、一昨日は行きたいが強くて。
今季一番の冷え込みがプラス要素と勘違いして、釣れる気しかしないくらい妄想し過ぎてたから。
釣れる訳なくても発散しないとね。

仕事から帰り、少しウトウト一服してると、ハッシーから電話(大学の時の釣りサークルの後輩)。
青木(同上)が札幌に行って、山内さんと二人呼び出され飲んでて、悪ノリで掛けてきたやつだわ。
何だかんだ話して、今から釣りに行くと言ったら。
「バカだね」
愛情半分残りは本気なニュアンスやと思うけど、釣りバカ共にバカにされ、普通じゃないのか?と少し我に返る。

あっ、ごめん。
青木って誰?だよね。
言い訳にならないけど、久しぶり過ぎて名前間違えちゃった。
ダシヨの同期の‘青’つくやつね。

-4℃の表示に路面が凍ってないかビクビクで、三時頃到着。
寝袋に入り少し仮眠。起きたときの寒さ!寝袋から出たくねぇ!
北海道の冬の釣り・海アメのメッカ島牧での朝を思い出したわ。

そう言えば、北海道で、道の駅とかにある「さわやかトイレ」やバス停の小屋で野宿してたけど、あれって変だよね。

金無い学生はそんなものと受け入れてたけど、イロイロ釣り行ってても会わないよ。
北海道ならではなのか、うちらの間で流行ってただけなのか。
夜中や未明の他の利用者が、誰もいないと思い入って自動照明ついたら、寝袋が横たわる光景。
かなり迷惑なのに、ビックリするだけで、怒られなかったよね。
逆の立場になって優しく接するつもりが、全然会わないからさ、今頃になって変だったと気づく。
むしろ、まだ向こう側の住人なのか僕は。


二度寝で寝坊しかかったものの、気合いで何とか暗いうちに湖面へ。

期待充分ながら何もなくしばらくすると、強烈な便意。
ガイドが凍る寒さがお腹に来たね。
迷いに迷い賢明になれ、一時撤退。

プライムタイムは逃したけど、曇りのお陰でまだ朝マズメの余韻が続いてる感じ。

段々、興奮より疲労が勝ちだして、寝釣り。
(どうでしょうファンは「寝ー釣ーりー!寝ー釣ーりー!」コールを)
着水ポーズ中に意識が飛ぶ。
ふっと目が覚め、明後日の方向見てアクションさせる始末。
ダメだダメだと頑張ろうとするが起きてられない。

着水後、深めな眠りに落ちて、たぶん超ロングポーズ。
うつろな意識でルアー位置を確認して、ちょんっとリンプがもだえる。

すると、リンプの左に白いのが現れ

じゃばぁっっ

夢か現実か考える感覚もない状態ながら、ちゃんとアワセてた思う。

手前に来てテンション軽くなりバレた?
潜行後の急浮上からのジャンプに追い付けずヤバっ!
フローターくるくるしてバスを見失ったぁ!
もう散々。

めっちゃ優しいバスで良かった。

小さい頭に不釣合な腹ぽっこり
輝きがシルバーかかってて脂のってそうで
歯がキンキンに鋭くて
この時季ならではな風貌な気がして嬉しかった。

メル友みっこさんに報告したら、そのバス起こしに来てくれたんちゃう?と。

テレビとかの奇跡体験「雪山で遭難して雪男に助けられる」と一緒なのか。
自分では疲労からくる睡魔と感じてたけどヤバかったのか。

「寝たら死ぬぞー!」とバイトしてくれたんかな?


どうよ!めっちゃ可愛くない!(我が子自慢ならぬ我がバス自慢。笑) 2020.2.7 8:22

たた、たまちゃん。バスのかたちがゆきだるまだよ。


ぽーる。

2019年の釣り

2019-12-18 23:56:00 | ノンジャンル



1、はじめに(羽鳥静夫さんの言葉)

羽鳥さんの訃報を聞いてからまた羽鳥さんの本を読んでる。

はじめて読んだのは高校生のときに地元にできたトップウォーターショップ(今はもうない)で買った『気が向いたらプラグ作り』だった。あれから20年がたとうとしている。
僕はハトリーズプラグ以上に羽鳥さんの文章のファンで、ここでも何回も登場してもらっている。本を読みかえすたびに発見があるんだけど、今回は『BASS OF BASS』の序文にあったこんなくだりが心に残った。


ともあれバシングは、それもゲームとしてのバシングは、自分で想い描いたイメージが先行して、はじめて遊びといえるのである。
そうして夢(イメージ)は、いつの時も、ふくらむほど、また長引くほどいい思い出づくりができるのである。
となれば、その先は、自分のゲームに対して、どれだけ夢中になれるかということになる、のだが・・・・・・。



「自分のゲームに対して、どれだけ夢中になれるか」
ここがおもしろいと思う。


2、孤独のフィッシング

今年、生活のなかでいちばん大きかった変化は、4月から仕事の部署がかわったこと。
異動先は入社時に希望していたところなので、みなにもおめでとうと言われながら、10年たずさわった職場をはなれるとなると居場所をひとつ失うような気持ちになった。
(環境が変わってからの半年、なんやかんやあったけれど今は省略)

で、あたらしい部署では土日の仕事がちょこちょこ入る。
働き方改革ととかくやかましくいわれるご時世には「平日にできるだけ代休をとるように」ということになる。
となれば、釣り。昨年は1度も出撃の機会がなかったふくらまし式カヤックをレンタカーにつんだソロフィッシングだ。

7月中旬、むかったのは七色ダム。これまでひたすら連敗記録を重ねてきたリザーバーに7回目の挑戦。

ひさしぶりのひとりっきりの道中はそわそわして地に足がつかない。
高速道路をはしっているといつも「ここでちょっとハンドルを切ったら死ぬのだ」ということを想像してしまう。イメージしてしまうと現実との境目があいまいになって不安になる。
これだけの車が走っていながら、ほとんどの人が急に狂いだすことなく運転していることに感心する。
人間は頼もしい。

だいぶ早い時間にボート屋さんの駐車場に到着し、仮眠するまえの晩酌。保冷袋にビールを入れてきた。1日分をにぎってきたおにぎりとサラミをアテにはじめる。
駐車場には僕の車だけ。電波もとどかない。

前の職場にいたころ、携帯の電波が圏外になるフィールドへの釣行はふくざつな気持ちになった。いつも動きつづけている現場で今なにか起こっていたらどうしよう、ということが気になるし、その連絡があっても電話に出られない場所で遊んでいることに罪悪感があった。

今はその不安からは解放された。
仕事からも家族からもはなれて、この瞬間ほんとに孤独だということの喜びがこみあげてくる。
アラームの音で目覚めるとしっかり二日酔いだった。

ところでこの釣りはなんとボーズでした。7回連続記録を更新。

インレットちかくのシャローエリアに、菜の花みたいな黄色い花をつけた草が背たけの半分を水につけて群生している。
そこに良型の群れがいて、ルアーに反応した1匹が引き波をたてて追ってきて「がぷり」と食らいついたけど、オーマイガー、リアフックの代わりにシッポがついたルアーだった。

ハイライトは、湖面をカヤックですべり流れていく新緑の景色のなか、視界のはしっこでとらえたキラリとひかる物体。
あわてて戻ると宝石のような昆虫が水に浮いていた!
子どもと一緒に楽しめるので虫にはまっている最近、自然を見る目も変化している。





コガネムシの仲間。このあたりにしかいない瑠璃色にひかるセンチコガネ。
バランスのとれた丸い形が格好よく、色はこれまで見たことのないような輝き。すごい宝物を見つけたような気がしてうれしかった(のちにレアな虫ではないことが判明したけど)。
ちなみにこのセンチというのは「せっちん」がなまった言葉といわれる。せっちんとは便所のこと。糞にあつまる虫なんですと。


3、どうしようもない自分、の釣り

2回目のソロフィッシングは10月、七色とは別のダムにした。
ここは遠いけどいちばん好きかもしれないダム。
遠いのにさらに高速が夜間通行止めになっていて、行きからえらい目にあった。

それでもおなじく早めに到着して晩酌プラン。
降ってきそうな満天の星空。やっぱり酔う。

この釣り場の好きなのは雰囲気がいいところ。

ロケーションがいいということともちょっとちがって、ダムサイトと支流と本流とがあって、それぞれほどよい規模で、ダム全体としてもほどよい。カヤックでもがんばれば全部まわれるくらい。
なんとなくプライベート感があって大学のときの礼文島の釣りを思い出す。
あとバスが小魚をよく追っていて、そのためか体色がシルバーっぽくてかっこいい。

さあ支流からはじめようと準備をしているとき、すごい勢いで1台の車がきたと思ったらばばばーっとボートを準備して支流のほうにいってしまった。しかたないので、ボートとかぶらないようにダムサイトに向かう。
あのボートもおひとり様だった。
こんな世界の果てのような場所でおなじ魚を愛する者同士がほんとうに仲良くなれない宿命。

この釣り場は岩場がメインになる。
ダムサイトに近づくにつれて、岬とワンドの間隔がみじかくなり、雰囲気もよくなってくるし、実績も高い。
ダムは去年から工事をしていて水位の変動がはげしく、まわりから釣果をきくこともなかったのが心配なところ。

ペンシルからスタートしてしばらく投げていたけど反応がない。
ここからが本番というところまできたあたりで、一番釣りたいルアーをと真っ赤なダーターに結びかえた。
岩場が岩盤になり、垂直の壁きわに流木が2本かさなって浮かんでいる。その手前にルアーが着水した。

カパッ・・・カパッ・・・

2回その場でポップアンドダイブさせたあと、ちょっとだけ間をおいて、ロッドをスイープさせる。

ボゥーン

音と泡をだして潜ったプラグが、ちょっとのあいだ水中を泳ぎ、ふらふらと浮かんできたところで

ジュバッ!

バスが飛びだしてプラグをかっさらっていった。





このダムの住民らしい美しいバス。サイズをはかると39センチメートル。今年は40cmの壁が厚い。でもめちゃうれしかった。

この日は台風が翌日に最接近する予報で、ダムは備えでどんどん水位を落としていった。
かえってなにか起こるかもとねばったけれど、そのあと反応はなかった。

ひとりで釣りをしているといろんなことが頭をよぎる。
釣りのことだけじゃなく、仕事や、家族のことも。考えるというより、脳みそが勝手に働いているという感じ。

4歳になった長男が、あれこれとせわしなく目移りするもんだから、朝の支度などちっとも進まないなぁ、困ったやっちゃなどと思っていたとき、ハッと、「俺がそうじゃん」ということに気がついてしまった。

たとえば、ルアーを動かしていてもちょっと引くと集中がきれて、つぎのポイントに気持ちがうつってしまうじゃん。
それで、油断しているときにバイト!ってことがめちゃ多いじゃん。2年前の初バスも、自己記録のバスもそうじゃん。
そういえば、大学のとき後輩のヨコヤマに「そんな釣れ方ばっかりですね」と指摘をうけたじゃん。よみがえってきた。さっきのダーターのバイトもちょっと油断してたぞ・・・。

その後、このひらめきを己のいろんな行動にあてはめて多くの発見があったんだけど、恥ずかしいことばかりなので詳述はしません。

ただ、自分というもののどうしようもなさを再認識した。

どうしようもなくて、でもなんとか外の世界とそれなりにやっていかないといけなくて、やむをえず、あれを信じてみたり、これを信じてみたりして調整を図っているんではないか。
「こだわり」という単語がもともとネガティブなニュアンスだというのは、その背後に、その人のどうしようもなさが潜んでいるからではないか、というようなことを考えた。

こんなころに冒頭の羽鳥さんの言葉と再会した。
自分のいかんともしがたさを意識するタイミングだったから、心にひっかかったのかもしれない。

この本が書かれたころ(1985年)のことを想像すると、「まったく近ごろのバシングときたら・・・」と、あえて人間中心のゲームであることを主張したくなる背景があったと思う。
羽鳥さんや、先人たちが築いてくれた礎があって、今トップウォーターバスフィッシングが「自分なりに楽しむ」ゲームだということは当たり前になって根付いている。

それにしても「自分のゲームに対して夢中になる」という言葉は、自分自身を突きはなしたような視点が独特で、おもしろいと思う。優しい感じもするし、厳しい感じもする。
しらふで酔う、といった趣もある。
この言葉に触れて、このどうしようもなさを引きずった自分のゲームというものをあらためて真剣に考えてみよう、と励まされた。


4、ラストフィッシング

毎年晩秋になると、あと1匹と思いをつのらせながら、なにも無く終わることが多い。
最後の釣りを考えているタイミングで、ワダちゃんから釣りのお誘いがあった。

今年は暖かかったので、12月をなめていた。冷たい風も吹いて、ボートの上がたまらなく寒い。手がかじかんでまったく動かない。手ぶくろをしたワダちゃんも、露出した指先がちぎれそう、と言っている。

それでもだんだんと慣れてきたころ、岩盤きわにそっと着水したインナーハンドに「ぽこ・・・」とギルが突っつくような反応があった。

そのあとは反応なく、ダムサイト近くのシャローフラットまできた。この先の岩盤が大事なポイント。ワダちゃんはちょっと前からノイジーを投げている。めずらしい。

さあ、岩盤スタート!というところで、「ゴポ!」と音がして、視界の端っこでノイジーが吸い込まれるのをとらえた。(うそっ!とワダちゃんが叫んだのは内緒)

あきらかにでかい。すぐにネットを準備する。
急いでかまえるネットに、なぜか僕のピスタチオの袋が入っていた。それかおかしくてワダちゃんに言いたくなるけど、今はそれどころではない。底に突っ込んだバスが強烈にロッドを曲げている。

ボート近くでかけたはずなのに、なかなかバスは上がってこない。
だんだんと緊張してくる。ネットでバスをすくいに行ってはいけない。じっくり待つべし。

ワダちゃんのバラしというのを僕は見たことがない。
いよいよバスが頭をこちらに向けて、水面をすべってくる。

すくう。

入った!

でかい!





船上が歓喜にわいた。
12月のみごとな50アップ。シルバーと黒い模様のコントラストが美しい。

あ~1年の最後に良いバスが見られてよかった。
とこれで終わりにしてもよかったけど、「自分のゲーム」というものをもう一度やってみたくて、平日の湖上に漕ぎ出すことにした。


5、続・ラストフィッシング(自分のゲームに対して、どれだけ夢中になれるか)

レンタカーを4時に予約。めざましを3時にセットする。前の晩、あるていど支度をすませて11時にベッドに入ったが、一睡もできなかった。

釣り場ちかくまでやってきたとき、すでに夜が明けはじめていた。
ダムの周囲を走る道路からときおり見える湖面をのぞくと、すこしさざなみが立っている。水位はよく分からないが減水しているようだ。

はやる気持ちをおさえられずカヤックをかついで山道をくだる。
葉っぱを真っ赤に染めたもみじの木の下に赤いじゅうたんがしかれている。湖の季節はどれくらい進んでいるのだろうか。

水は思っていた以上に下がっていた。
水面からオーバーハングははるか上、湖は土色の岩場に囲まれている。
ゴニョゴニョしたところをねらうプラッギンをイメージしていたのだが。ハイシーズンなら心浮き立つ景色が今日は殺風景に見える。

湖面にこぎだして、すぐのワンドで感覚をつかむためのキャスト練習。
いつものしなやかなグラスロッドから、今日は現行フェンウィックのシャキッとしたグラスロッドに変えてきた。
カヤックの釣りを考え、フィーリングよりもキャストスピードが速くラインをさばきやすいことを優先させた。
すべてはプラッギンに集中するため。

対岸まで移動して釣りをはじめる。
すこし風っけはあるけど、このあたりは風よけになって湖面は静かだ。

このポイントは見た目なんてことのない岩場だけど、湖岸線がゆるやかにくぼんでいて、地形がいいためか実績がある。
数キャストしたところで水に手を入れると、外気温があたたかいのにあまり冷たいと感じなかった。
ふつーに、こういうところで、チャンスがあるかも。





くぼみが終わって、地形が少しだけはりだす(とても岬とはいえないくらい)すこし手前。岩がある。
その横を狙ってキャストすると、思ったところに、甘く軽やかな音をたててプラグが着水した。
この日は、おろしたてのピーソーカー(ダブルスイッシャー)をはやく使いたかったけど、朝イチからはちがう気がして、シングルスイッシャーのドロップラットを結んでいる。

カヤックはピタリと止まって、船首から50度くらいの方向にラインが伸びている。
ここまでの流れは理想的だ。

カシャッ・・カシャッ・・・・・・

カシャッ・・カシャッ・・カシャッ・・カシャッ・・

軽やかに、きっちりとターンさせる。
目で追えるくらいの速さでプロップを回転させる。
水になじませ、跳ねすぎないように。
でも、ターンのあとに細かな余韻が残るように、すこしだけ頭を上下させて。

岸からはなれても沖のほうまでていねいに引いてくる。

そうそう、こんな感じ。
こんな風に釣りをしていたら、釣れそう。

カシャッ・・カシャッ・・カシャッ・・

「ゴポンッ」

大きな白い光がプラグをさらって翻った。

「よっしゃ~!」
(と叫びながら、まじかー!と思った)

ロッドを横にあおるとたしかな手ごたえ。

ここから先は、いつもの祈りの時間。

沖に泳いでいくバスを、ロッドをさばいて反転させる。
ラインの角度がルアーを外すようになって、こんなんではぜんぜんアカン!と思いながら、バレる気は不思議としない。
カヤックの船べりまで寄ってきたけど、ネットの準備がまだ。
そこで船首を回り込んで反対側にバスを誘導する。
すべて間違っているような気がしてならない。

全身を激しく震わせてバスがジャンプする。でかい。
背後のネットをつかんでかまえる。

入った!





叫び声が出る。シットインタイプのカヤックは足を伸ばしているので分かりにくいけど、ひざ下に震えを感じる。





バスをリリースしたあとほどなくして爆風となる。

いまの瞬間まで黄色い葉を繁らせていた湖畔の一本の木が、突風にあおられ、ほとんどの葉っぱが抜け落ち、上空で小川のようにつらなって水面に舞いそそいだ。
今年の釣りが終わる。





次の日の朝。
徹夜明けでハードな釣りだったにも関わらず、いつもとあまり変わらず元気。
おれまだ若いじゃん!とちょっとうれしい。

朝ごはんを作って、支度をして、子どもたちを保育園に送る。

途中、ちょいちょいスマホの写真を見たり、バイトのシーンを思い返したり、バスの姿を思い浮かべたりする。
ファイト中のあれはあれでよかったのかとか、リリースする前に魚を横にして眺めているとき、下から手で支えた尾びれがとても大きくて、あの尾ビレの存在感を全体写真に残したいけど難しいな、と思ったりとか。

ただ、いつものことながら、頭へのイメージの焼きつけが弱く、思い出せるのはボンヤリとした像ばかりなのが歯がゆい。
駅に向かって歩きながら、それでも、こうやってボンヤリとしたイメージを反芻したり、釣りのディテールを振り返っている今、まさにあのバスが僕の頭のなかを泳いでいるんだということをふと思って、うれしくなった。

会社に着いて、上着をイスにかけて席に座って、ふだんのようにノートPCを開いて電源を入れたところで、突如、頭がずーんと重たくなって、全身にはげしい気だるさを感じた。
ひ、疲労困憊じゃん。
さっきまで夢の中にいたことを知ってしばし呆然としていた。

羽鳥さんの残したモノ、言葉、心が、今この瞬間、僕のなかにも生きている。


6、今年もありがとう

今年もすてきな釣行記をありがとう。
なんだかこれまで以上に、ポールの釣りに勇気と刺激をもらった1年だったと思う。
ナマズ釣りの感想も、「そうだった、もともとそういうことが書きたかったんだ」と、意を汲んでくれてありがたかったです。
ここまでの長文がそれに対するアンサーポエムです。

ということで・・・
よいお年を!

ダシヨ

中毒者?

2019-12-09 16:59:00 | ノンジャンル
ダシヨへ


ナイスシーバス!
丸飲みされたルアーって素敵やね。
喰う喰われるの弱肉強食感が伝わり興奮する。

思い浮かべた情景は、僕まで懐かしく感じちゃった。
川から見るダシヨの成長。
学校帰りの中学生が、大学生になり、久しぶりに見たら子供連れて。
変わらない風景があるのは幸せなことだね。
釣りを通すことで、目には見えない幸せがカタチになるようで。
普段のこだわりの道具ではなく、在りもので、しかも親父さんの竿で楽しむ粋。
俯瞰で見てたはずが、バコン!!のあたりでは一緒になって釣りしてた。
>ほんとに釣れた
これが味わいたくてトップウォーターにハマってるよね。
印象的なバス釣りも楽しみにしてます!


釣る気みなぎるイイ景色 2019.11.17 6:16

一緒に浮かべなかったのは残念だけど、漕ぎ出した瞬間にはダシヨのこと忘れてた。
薄情だけど釣りたかったんだなぁ。
釣り後からミーティング。あのゆったりとした雰囲気が好き。
今回はイベント外が楽しすぎて、最高な3日間。
気が置けない友とのたわいもない会話に、美味しすぎる品の数々。
思い出すだけでヨダレが…(笑)



少しやせ我慢タックル 2019.12.6 15:34

まだ1回しか使ってないけど、どハマり中のタックル。
リンプを丸のみしてブチ曲げてくれるのが夢です!
だいぶ寒くなったけど、寒いからこそ釣れてくれないかな。

フィールドに着くと
風ビュービュー。予報と全然違う。
想定外に水位下がってて、これ下りれるの?
うっかりコケても危ないし、落石の危険も高そう。
しばらく悩んだ結果、バカが勝ち入水。

ベイトが居なければコイも跳ねない荒寥とした景色。
絶対釣れないと分かってても、深いところから急浮上して食べてくれないかな。
妄想だけで楽しめるこの釣りの良さか、ただ僕が変態なのか。
悦に浸りつつも、しばらくすると足先が冷たいし、寒いし、眠い。
帰るタイミングを考えつつ、あの岬まで、次の岬までを繰り返す。
風がやむと曇天の寒い中でも、釣れそうと思っちゃう。
集中して他の音が聞こえなくなり、ルアーに意思が乗っかる。
あぁ、ワクワクしたぁ。と現実に戻る。

岬の先。大岩が何個かうっすら頭を見せてるところ。
岬を横ぎる様にリンプを通す。
ハイシーズンだったら、ブレイクに差しかかるあたりで出るなぁ。

がぉぼっっ

うそー!!!

びっくりアワセせずに、竿を倒しつつ横に巻きアワセ。
珍しく上手く出来たと思ったけど。
あれ?軽い?いや、ついてる?違う。リンプの抵抗や。
マジか!えぇ!出たよな!と大声で独り言。しばらく声出ちゃってるのも気付かずに。
凄いね。バイトだけで満足。
全身にみなぎる元気、目を見開いて、景色の見え方が全然違う。
ぼんやりとしてた岩盤や木々が、岩肌の質感・割れ目・葉の輪郭・枝ぶりまでクッキリと世界が一気に鮮やかになった。
脳内麻薬バンバン出てるんじゃないかな。こりゃ、やめられないわ。
妄想を越えてくるブラックバスにほんと感謝だよ。

バイトシーンをおさらいしようと、再び同じところを通したら。

ごぼっ



上顎1本ヤバかったかも… 2019.12.6 14:54


スリムビューティーな魚体! 2019.12.6 14:59


達者でね。 2019.12.6 14:59

この手袋がくさいの。
手に薄っすらつくくらいがちょうど良いのに、凄いバスくさいの。
でも嗅ぐのをやめられない。何度も何度もニヤニヤを隠せずに。
それだけバスのぬめりを取った訳で、すぐに逃がせなかった罪もあり、元気でまた会えるのを願うばかりです。

ごめんよー そして、 ありがとー


ぽーる。