ぽーるへ
ごぶさたしてます。
いきなりステッカーが届いたのでびっくりしました。
前にウドンチャ10周年の「非公認グッズ」と言ってたのはこれか?
デザインが謎めいていて、バスみたいな魚が湯飲み(お茶が入ってる)を持って、なにかをくわえている(箸か?)。
魚の下にあるのは座布団?
そもそもこのちょっと妖怪感のあるバスの表情かたちはなに?
アマビエのバスカラー?
自分がやってるブログのグッズがいきなり届くのも不思議な気持ちで、「届いたよ」と報告するにも???マークが多すぎでどうしよう・・・
ちょうど翌日、午前休で釣りに行く計画をしていたので、ボックスの蓋にえいやと貼りつけて、御利益のほどを確かめることにした。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
終わりのみえない梅雨のなか休み、一日くもりのマークにこの日と狙いをきめた。
ところが、釣り場の駐車場に早めについて仮眠をとっていると、雨の音がして、どんどん強くなってくる。暗いうちからカヤックで出ようと思っていたけど尻込みしてうだうだうだうだしてしまう。カヤックがぬれると後がめんどうだし、なによりも今日はこんな雨の釣りのつもりできたわけではないのだ。
スマホの雨雲レーダーが示すとおり、夜が明けて少しすると雨あしも落ちついてきて、ようやく湖にでることができた。
濁りがきつい。
どろどろではなく、まだ透明感ののこる濁りかただから大丈夫と自分に言い聞かせる。
水位が高くてどこもかしこもポイントに見える。
ポイントがしぼれなくて、モブスを強く短くアクションさせては回収。でリズムをつかみかけたけど、だんだん目の前のポイントに集中できなくなってきた。
きれいな水に期待して支流をのぼっていきながら、水が冷たく感じられて、期待がしぼんでいくのが分かる。
いつも釣りに行く前には「今日は3匹くらい釣れそうだな」と思っている。
冬や春先のタイミングならまだしも、この最盛期に「ふつうの釣り」を期待しない理由はない。
だからボックスには今日もたくさんのプラグがつめこんである。このすべてのプラグでバスを釣り上げる意気込みだ。さらに、家には次の順番を待つプラグたちがこの○倍ひかえている。
「期待しなくてどうすんだ?」
だから釣り場に着いてしばら釣りして現実とのギャップに気がついて、意識を現実にシフトさせる作業が必要になる。
また雨あしが強くなってきて、心が折れそうになる。

バックウォーターあたりまでのぼっていくと、きれいな水と濁った水の境目、水面下1メートルくらいのところに大きなバスが二匹泳いでいるのが見えた。
(やっぱいるんだ)
そう思いつつ、あのバスを誘い出せるイメージもわかない。
ふと、ぽーるの釣りに刺激をうけて持ってきたリンプのことを思い出して結びかえた。
流れがきいてきたあたりまで上って、対岸に「えい・・やー」とキャスト(ロッド表記は3/4ozまで。リンプは約2オンス)。
アップクロスから流してくる感じでタダ巻きする。
リーリングに小刻みな緩急をつけながら巻いてくると、ウォブリングにカシャカシャとテールがふれていい感じ。
と、後ろにデカイ影!
けっこう真後ろ、近い!
くえ、くえ、食えー!
と念じたのがよくなかったのか、カヤック近くまできてさようならになった。
なんだかバスも残念そうに去って行った。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
雨降りすぎ。
カヤックにどんどん水がたまってくる。
防水スプレーをかけたはずのカッパもびちゃびちゃ。
ほんとにもう釣り止めて着替えてさっと家に帰ったほうが、どれだけ快適だろう。
そんなことを想像しながら、ダムの上流に向かってカヤックを漕ぎ進める。
それらしいポイントを打ちながら、反応なく、いくつか橋をくぐると水が青くなってきた。
雨もやんで少しだけ日が差しはじめている。
子バスがちらほら見えるようになってきた。
ここから先のエリアがいいはず。ひさびさにわくわく感が戻ってくる。
と、視界に2艇のフローターが入った。
両岸に分かれているが、いっしょに上流に向かっているようだ。
肩を落とし、対岸に渡って引き返すことにした。
大きなカーブを曲がるとシャローが広がっている。
いつもなら岸になっているあたりだ。今は水深2メートル弱というところか。
岸際には冠水した木々に木くずがたまり、あたりを子バスがふらふらしているのが見える。
岸に向かってプラグを投げるうちに、カヤックが寄っていってしまう。
ふりかえって沖を見ると、沖に浮かんだとても小さな流木をたよりにして寄りそう大きなバスの影が見えた。近くに同じくらいのサイズがもう2匹いる。
水面近くを泳いで、なにかを物色する感じがある。
バスたちからだいぶ離れたところに、ホローペイトをびゅーんと投げた。
着水して、ちょっと待って、ジャーク。
ごぼごぼごぼっと音をたてて泡を出し、水面を駆ける。
バスたちは大きな波紋をたてて逃げていった。
と思ったら、プラグの後ろに1匹バスがついてきてる。
少し距離があいていて、がぼっと何回かやってみたが、興味はありつつ食いつく様子はない。
さっきのは逃げたんじゃないのか?
しばらく姿を見失ってこちらも忘れかけたころ、また沖に同じバスたちが泳いでいる。
やはり3匹。
その数メートル先にホローペイトをキャスト。
ちょっと待って、ロングストロークでジャークする。
バスがいたあたりで、水がぐわんと大きく揺れる。
その揺れが波になってプラグのほうをめがけて近づいてくる。
今度はジャークの手を止めない、2ストローク目を入れる。
ごぼごぼごぼっという音、
水面直下をかけるプラグにつづいて泡のラインができる。
そこに大きな波が向かっていく。
バスの姿はもう分からない。
泡も波も一体になってただならぬ気配だけがする。
ロッドに重たいものを感じて、リールを巻いて思い切りロッドをあおる。
ずん!
という手ごたえがあった。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

ほんとに御利益あったよ!
ありがとう。
「はやく気兼ねなく一緒に釣りにいけますように」
ダシヨ
ごぶさたしてます。
いきなりステッカーが届いたのでびっくりしました。
前にウドンチャ10周年の「非公認グッズ」と言ってたのはこれか?
デザインが謎めいていて、バスみたいな魚が湯飲み(お茶が入ってる)を持って、なにかをくわえている(箸か?)。
魚の下にあるのは座布団?
そもそもこのちょっと妖怪感のあるバスの表情かたちはなに?
アマビエのバスカラー?
自分がやってるブログのグッズがいきなり届くのも不思議な気持ちで、「届いたよ」と報告するにも???マークが多すぎでどうしよう・・・
ちょうど翌日、午前休で釣りに行く計画をしていたので、ボックスの蓋にえいやと貼りつけて、御利益のほどを確かめることにした。

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終わりのみえない梅雨のなか休み、一日くもりのマークにこの日と狙いをきめた。
ところが、釣り場の駐車場に早めについて仮眠をとっていると、雨の音がして、どんどん強くなってくる。暗いうちからカヤックで出ようと思っていたけど尻込みしてうだうだうだうだしてしまう。カヤックがぬれると後がめんどうだし、なによりも今日はこんな雨の釣りのつもりできたわけではないのだ。
スマホの雨雲レーダーが示すとおり、夜が明けて少しすると雨あしも落ちついてきて、ようやく湖にでることができた。
濁りがきつい。
どろどろではなく、まだ透明感ののこる濁りかただから大丈夫と自分に言い聞かせる。
水位が高くてどこもかしこもポイントに見える。
ポイントがしぼれなくて、モブスを強く短くアクションさせては回収。でリズムをつかみかけたけど、だんだん目の前のポイントに集中できなくなってきた。
きれいな水に期待して支流をのぼっていきながら、水が冷たく感じられて、期待がしぼんでいくのが分かる。
いつも釣りに行く前には「今日は3匹くらい釣れそうだな」と思っている。
冬や春先のタイミングならまだしも、この最盛期に「ふつうの釣り」を期待しない理由はない。
だからボックスには今日もたくさんのプラグがつめこんである。このすべてのプラグでバスを釣り上げる意気込みだ。さらに、家には次の順番を待つプラグたちがこの○倍ひかえている。
「期待しなくてどうすんだ?」
だから釣り場に着いてしばら釣りして現実とのギャップに気がついて、意識を現実にシフトさせる作業が必要になる。
また雨あしが強くなってきて、心が折れそうになる。

バックウォーターあたりまでのぼっていくと、きれいな水と濁った水の境目、水面下1メートルくらいのところに大きなバスが二匹泳いでいるのが見えた。
(やっぱいるんだ)
そう思いつつ、あのバスを誘い出せるイメージもわかない。
ふと、ぽーるの釣りに刺激をうけて持ってきたリンプのことを思い出して結びかえた。
流れがきいてきたあたりまで上って、対岸に「えい・・やー」とキャスト(ロッド表記は3/4ozまで。リンプは約2オンス)。
アップクロスから流してくる感じでタダ巻きする。
リーリングに小刻みな緩急をつけながら巻いてくると、ウォブリングにカシャカシャとテールがふれていい感じ。
と、後ろにデカイ影!
けっこう真後ろ、近い!
くえ、くえ、食えー!
と念じたのがよくなかったのか、カヤック近くまできてさようならになった。
なんだかバスも残念そうに去って行った。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
雨降りすぎ。
カヤックにどんどん水がたまってくる。
防水スプレーをかけたはずのカッパもびちゃびちゃ。
ほんとにもう釣り止めて着替えてさっと家に帰ったほうが、どれだけ快適だろう。
そんなことを想像しながら、ダムの上流に向かってカヤックを漕ぎ進める。
それらしいポイントを打ちながら、反応なく、いくつか橋をくぐると水が青くなってきた。
雨もやんで少しだけ日が差しはじめている。
子バスがちらほら見えるようになってきた。
ここから先のエリアがいいはず。ひさびさにわくわく感が戻ってくる。
と、視界に2艇のフローターが入った。
両岸に分かれているが、いっしょに上流に向かっているようだ。
肩を落とし、対岸に渡って引き返すことにした。
大きなカーブを曲がるとシャローが広がっている。
いつもなら岸になっているあたりだ。今は水深2メートル弱というところか。
岸際には冠水した木々に木くずがたまり、あたりを子バスがふらふらしているのが見える。
岸に向かってプラグを投げるうちに、カヤックが寄っていってしまう。
ふりかえって沖を見ると、沖に浮かんだとても小さな流木をたよりにして寄りそう大きなバスの影が見えた。近くに同じくらいのサイズがもう2匹いる。
水面近くを泳いで、なにかを物色する感じがある。
バスたちからだいぶ離れたところに、ホローペイトをびゅーんと投げた。
着水して、ちょっと待って、ジャーク。
ごぼごぼごぼっと音をたてて泡を出し、水面を駆ける。
バスたちは大きな波紋をたてて逃げていった。
と思ったら、プラグの後ろに1匹バスがついてきてる。
少し距離があいていて、がぼっと何回かやってみたが、興味はありつつ食いつく様子はない。
さっきのは逃げたんじゃないのか?
しばらく姿を見失ってこちらも忘れかけたころ、また沖に同じバスたちが泳いでいる。
やはり3匹。
その数メートル先にホローペイトをキャスト。
ちょっと待って、ロングストロークでジャークする。
バスがいたあたりで、水がぐわんと大きく揺れる。
その揺れが波になってプラグのほうをめがけて近づいてくる。
今度はジャークの手を止めない、2ストローク目を入れる。
ごぼごぼごぼっという音、
水面直下をかけるプラグにつづいて泡のラインができる。
そこに大きな波が向かっていく。
バスの姿はもう分からない。
泡も波も一体になってただならぬ気配だけがする。
ロッドに重たいものを感じて、リールを巻いて思い切りロッドをあおる。
ずん!
という手ごたえがあった。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

ほんとに御利益あったよ!
ありがとう。
「はやく気兼ねなく一緒に釣りにいけますように」
ダシヨ