江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ きよしこの夜 (Xmas特集 Ⅳ )

2015年12月05日 | 続・江利チエミ(初期記事・後編)

きよしこの夜... この曲の英題は「サイレント・ナイト」です。この名がつけられたのには意外な真相があるのです。
1818年、オーストリア西武の山の中「オーペルンドルフ」という田舎町の教会...イブの朝、ミサの準備を始めたところ『パイプオルガン』が壊れていること...が発覚します。
(この原因には、洪水による冠水説とネズミによるものという2説があります。)
音楽がなければイブの晩のミサははじまらない!!
 『そうだ!今年は合唱で間に合わせよう!!』ということになり、近くの小学校の校長だった「フランツ・グルーバー」なる人物が即興で作曲し、歌詞は司祭の「ヨセフ・モール」が書き上げた...この歌こそが「サイレント・ナイト」...
 オルガンが鳴らない『静かな夜』という意味なのです。

英語歌詞では「サイレント・ナイト ホーリー・ナイト・・・」となるので、邦題は「聖しこの夜」なる表記になる場合がありますが、先にふれた「チエミのクリスマスLP」では「清しこの夜」と表記されています。

※ついでの話...
オルガンのルーツは、紀元前2世紀頃の古代ギリシア(いまでもギリシャ・ペルシャは『シア』と表記するのか不安... 笑)云われています。
ピュドラウリスという水車のように水を使って鳴らす大楽器がそれで、大音量が出るものでした。そのため、古代ローマに至っても「格闘技の間のファンファーレ」のごとくに使用されていたという記述が残っています。
5世紀ごろ、エルサレムにあったオルガンは、2㌔mまで音が聞こえた...と云われています。
その「古代オルガン」に「鍵盤」と「音階」が付いたのは中世になってからのこと。
11世紀のオルガンは、鍵盤の巾:7㌢ 厚さ:5㌢ 長さ:50㌢ という巨大なもので、奏者はボクシング・グラブのような皮手袋をはめて叩いたのだとか...

そして、ピアノですが...
鍵盤楽器のピアノ登場以前の代表は「チェンバロ」...弦を引っ掛くことで音を出すのですが、音に強弱をつけることができない、雑音が入る...という難点がありました。
それを、弦を引っ掛く--->弦をハンマーで叩くという形式に、メディチ家に遣えていた楽器修理係の「パルトロメオ・クリストフォリ」という人物が改良したもの...です。
ピアノの正式名称は「ピアノ・エ・フォルテ」...
 ピアノは音楽記号の「P」フォルテは「f」... そう、「弱い音と強い音の出る楽器」という意味なのです。

◆画像は夜の山下公園・氷川丸ライトアップ
  横浜トリエンナーレも開催... 見に行かなくっちゃ!


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2 コメント

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また----!(笑) (う--でぶ)
2005-12-03 22:01:23
私が詳しいのは「限られた範囲」の「歌」だけですがな。

しかも「重箱の隅」みたいな話題です。
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ものしり博士ですねぇ・・。 (よっちやん)
2005-12-03 21:19:14
うーーでぶさんのブログも 素敵なクリスマス用になりましたね。しかし、うーーでぶさんは 何でもよくご存知で、感心いたします・・。ケペル先生のようです。(わかるかなぁ・・?)(笑)



でも、何だか 微笑ましいエピソードですね。
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