前掲の「サザエさん版権問題」の「サザエさんバス事件」ですが・・・
ウエブ検索で、「牛木内外特許事務所さん」に行きつきました。
こちら からジャンプできます。
サザエさんバス事件(立川バス)のことは、 ここ にあります。
勉強になりました!
事件といえば 天才バカボンのパパ&サザエさん=サザエボン なるキャラも騒動を引き起こしたことがありました。
どんどん桜新町は「かたくな」になっていったのではないでしょうか??
噂はいろいろあります。
>版権元である長谷川町子美術館は、原作者である長谷川町子先生の死を期に
番組を終わらせ、作品は美術館の中に「封印」したかった・・・
>作品自体のコンテンツ利用を、版権元が許可しない。ゆえにビジネス的価値も
生み出せない・・・
そして行き着くところはココです。
>一つの著作物を原作として、そこに「新たな創造性を加えたもの」は、原作となった著作物とは別の著作物として保護されます。
---->このような著作物を「二次的著作物」と呼びます。
小説を映画化したり、外国の小説を日本語に翻訳したもの、既存の楽曲を編曲したものなども二次的著作物として保護されます。
二次的著作物を創作する場合には、原著作物の著作者の許諾が必要です。
また、二次的著作物の利用に当っては、二次的著作物の著作者の許諾のほかに原著作物の著作者の許諾も必要なことに注意を要します。
また、二次元的な表現を三次元的な表現とした時、その逆の場合も「二次的著作物」とされますが、「翻案」という概念のために表現手法が変わっても原著作物の著作権が認められるとして「形」として存在しない「イメージ」や「アイディア」にまでその保護が及ぶという解釈もあります。
本来著作権法は表現を保護するものでありアイディアを保護するものではないのですが、「翻案」を「二次的著作物」として保護の対象としたことで「表現」の範囲が曖昧になっています。
どこまでが「翻案」、「二次的著作物」なのか、どこからが「二次的著作物」でなくなるのか。
問題はどの程度に元の著作物を感得した時に「翻案」となるかですが、具体的な基準が存在しないために実際に「無版権」で「商品化」したような場合しか判例がありません。
「表現の自由」との間で法律的な判断がなかなかできないようです。
(引用/ http://homepage2.nifty.com/uncm/page/uncm/copyright.htm #著作権に関してTop)
◆長谷川町子美術館のHPは ここ です。
サザエさんと云ったら昭和30年代~40年代初頭まで「江利チエミ」だった・・・
この事実を「嫌悪」しているのだとすれば、随分と了見が狭く・・・
なにより、長谷川町子さんの意志だったのか・・・
サザエさん自体が今後「先細りしていく運命を良し」としているような・・・
納得がいかない・・・というか、
価値観の違いを感じてしまうのは私だけでしょうか??
本気で、番組を終わらせ、作品は美術館の中に「封印」したかった・・・のでしょうか?
※その推察の根拠・・・
長谷川町子先生は自身の漫画作品を原作とした漫画以外のメディア表現には厳しい評価をする傾向があった。
現在放映中のフジのアニメ/サザエさんにおいてもこの傾向は顕著であった。
実際に、当初アニメ放映にはあまり乗り気でなかったことや、「今テレビでやっている『サザエさん』は、私の『サザエさん』とは全く別のものです。私はテレビの『サザエさん』とは何の関係もありません」と、アニメを批判するような晩年の発言も注目に値する。
自身の漫画以外は「サザエさんじゃない!」・・・
この遺されたことばによって「江利チエミのサザエさん」も一緒に封印されてしまったのではないのか・・・
長谷川先生自身は「テレビアニメ」のことを言ったのでは???
そうでなければ、江利チエミ後も、
星野知子 榊原郁恵 浅野温子 という面々が演じています。
この浅野温子によるものが1992年のオンエアーで年に2度のペースで1996年までオンエアーされましたが、「プツ」っと「実写版ドラマ」は作られなくなりました。
長谷川先生が亡くなったのは、1992年5月27日。
案外、長谷川先生は「実写版は実写版」と「別物」と捕らえていて、「実写版には寛大だった」のではないのだろうか??
そうじゃなければ、青島幸男さんによる「意地悪ばあさん」も生まれるはずもなく、またチエミさん自身も亡くなる年、「エプロンおばさん」を連続ドラマで主演することが決まっていた(代役には、富士真奈美さんが抜擢)のが合点がいかない。
長谷川先生の死後に、アニメは視聴率も稼ぐ長寿番組で、打ち切りにはできなかった。長谷川先生が「別物です」といったそのアニメの代わりに「実写版」がわりを喰ってしまったように思えてならないのです。
そして「テレビオンエアー中のサザエさんこそがサザエさん」となって「人形焼」などのキャラクター商品も出てきた。
テレビのアニメにとっても「江利チエミのサザエさん」は「邪魔な存在」となった??
「封印」の憂き目を見る事になってしまった。
※江利チエミさんが30周年リサイタルの30曲メドレーが終わって...
「一曲大好きな曲を入れるのを忘れてました・・・ 本当に私はサザエさん的お粗末女性だな---」と言って「チェンジング・パートナーズ」を付け加えた...ということがありました。これはライブLPにも収録された。
この発言が「禍」となってビデオシリーズが急遽発売ストップがかかった・・・という推測もあるのですが...
だったら、なんでその後に「エプロンおばさんを江利チエミに」となったのか??
腑に落ちない部分が残ります。
それにもしこれが原因だとしたら、なんだかあまりにも・・・ ですよね!
※万が一、長谷川財団の方の目に留まりましたら『お願い』です。
様々な事情をこのように「邪推」しましたが・・・
なぜ「江利チエミのサザエさん」が「封印されたまま」なのか・・・
あまりに理不尽ではないでしょうか??
このままでは「風化」して「なきもの」となってしまいます。
今は亡き江利チエミにとって「サザエさんは勲章」なのです。
封印の解除をお願いします。