江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ チエミの民謡ハイライツLP 昭和40年発売の・・・

2011年12月28日 | 江利チエミ(続編)

2度目のテイク、山屋清編曲 伴奏:原信夫とシャープス&フラッツ による「おてもやん」
 絶頂期の音源をまたまたUPしてくださった方が...
http://www.youtube.com/watch?v=LWWhdGDCQic

映画/唄祭りロマンス道中より(ニコ動さん)
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm8716968

この歌詞には「色々な訳」がありますが、有力な訳を「熊本の歌資料館」で発見しましたので引用、紹介をさせていただきます。

>おてもやん あんたこの頃嫁人りしたではないかいな
(おてもさん あなたは 最近結婚したんではないんですか?)
 嫁人りしたこたしたぱってん
(はい、結婚したのはしたのですが)
 ご亭どんがぐしゃっぺだるけん まあだ盃ゃせんだった
(ただ、婿殿が天然痘のあとが残っているので、まだ三々九度の杯はしていません。それとも、「婿殿がブ男だから三々九度の杯はしていません」でも)
 村役(むらやく)鳶役(とびやく)肝(きも)入りどん
(村の役付きさんや火消しの頭や仲人さんなど、いろんな世話人の人たちが)
 あん人達のおらすけんで あとはどうなっときゃあなろたい
(そんな人たちがいらっしゃるので、後はうまくとりなしてくれるでしょう)
 川端町(かわばたまち)つぁんきゃあめぐろい
(川端町のほうにまわって歩きましょう。川端町は春日より繁華街に近い地域)
 春日ほうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃーで 花ざかり花ざかり
(当時、春日はかぼちゃの産地。かぼちゃががその尻(ヘタの反対側)に萎れて裏返しになったような大きな花をくっつけてコロコロ転がっている様子。かぼちゃ男たちが裾を引っ張ったりして、私はモテモテです。私の人生は今が花盛りと、面白おかしく表現しています)
 ピーチクパーチクひばりの子 げんばくなすびのいがいがどん
(春にさえずる雲雀の子のような浮かれっぱなしの男や野暮ったいイガグリ男たちは私の趣味ではないよと、ここも面白おかしな言葉の言い回しです。「玄白なすび」とは蘭学者杉田玄白が広めた茄子。)

この 春日ほうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃーで は、どうも「尻引っ張って」と歌われることが多いのですが・・・
>熊本弁で「シリヒッピャージ」と言えば、それは明らかに「尻をひっぺがして」という意味... とのことです。

最初のレコーディング(昭和33年/チエミの民謡集)
 http://www.youtube.com/watch?v=1OZ2GLvRpXE

ある時期、チエミ路線を引き継いだともいえるミコさんも宮間さんとニューハードの伴奏でレコーディングしています。
 http://www.youtube.com/watch?v=2CAg3k6D66o


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。