日曜日の20：00～フジテレビで「オールスター家族対抗歌合戦」という萩本欽一さんが司会の番組がありました。チエミさんは確か最初の出場は昭和４８年だったと思います。
ま、ホント色々あったとき、横領事件の裁判がひと段落したころ...でした。
それゆえご家族の絆というものを大切にされていたのではないでしょうか？
第一回の出演では、たしか...
お父さま、（一番上とまんなかのお兄さんは早世されていました）すぐ上のお兄さん（神奈川県大和市で水道工事の会社をされていたと...）とその息子さん、そして後に「益巳健」の芸名で歌手デビューをする義弟さんや姪御さんたちがメンバーだったと思います。
予選...各家族の個人の歌。そして優勝決定戦進出２家族の審査の間に「ゲストの歌手」が歌い、そして２チームによる優勝決定戦。この決定戦は１チームが１つの出し物を共同で披露するスタイルでした。
第一回の出演の会は「破格の扱い」で...たしか審査の発表の後に、欽ちゃんが...「せっかくチエミさんが出演してくれたんですからここで一曲歌ってくださいよ～！」って家族席のチエミさんに声をかけて...
「そう？じゃ歌わせてもらいますね」...で、「カムオンナマイハウス」を歌ったと思います。
そして予選発表！...チエミさん一家はファイナルへ。
出し物は家族全員で、そのころチエミさんが力を入れていた自身の作詞/作曲の「歩こうよ」をアレンジした合唱でした。
サビはチエミさんが「シャバダッダダンダンダッ」ってスキャットを利かせて...
見事優勝！をかっさらいました。
その後も、ドラマ、舞台公演のあいま合い間でよくこの番組は出場されていました。
歌手ゲストの歌のコーナーでは、「わたしの人生」「夜更かし気分」...などシングルリリースした曲以外にも、ジャズアレンジの「シング」や、審査員の立川澄人さんと「踊り明かそう」をデュエットしたり...
決勝曲で思い出すのは...
「演歌チャンチャカチャン」が流行っていたときに「チエミのチャンチャカチャン」として、
チエミ・テネシーワルツ---＞兄・霧のロンドンブリッジ---とヒットメドレーをチャンチャカチャンのあんこを入れて歌い継ぎ、父・さのさ---＞全員で「スワニー」「新妻に捧げる歌」をハーモニーつきで合唱。 とか、
マイフェアレディで八波むと志さん（事故死後は小鹿番さん）の名唱「時間通りに教会へ」を歌われたり、「悲しきカンガルー」を掛け合いでコーラスにしたり...色々と楽しませてくれました。
一度、お父さんが「さのさ」を歌う伴奏でチエミさんが三味線を弾いたことがありましたが...
ドラマ・あの妓ちゃんでは短期間に三味線を特訓し腱鞘炎で手首の手術までした...ということが「嘘のように（笑）」三味線が バシっバッシっといい音が出なくって、本人もクスクスと笑いをこらえながら伴奏をした...なんてオチャメな場面もありましたね～。
審査員の水ノ江滝子さんに「へったくそだったわね---」って言われて大爆笑してました。
ターキーさんとはチエミさんがデビュー前のちいさな頃からのお知りあいだったと聞きます。
親子大会ではマスオお父さんと登場...
チエミ：こどもの頃よりお父ちゃんには大人になってからの方が苦労かけたわネ...
父：無言・・・
チエミ：でもこれからは...ネ。じっくりと・・・
オーケストラ演奏が入り...
♪さしつ～う～ さされつ～う～う 呑みたいわ！...って都々逸を歌い、そこからマスオお父さんが娘のデビュー曲「テネシーワルツ」を歌う...といったホノボノした場面もありましたっけね。
そしてチエミさんが亡くなって、益巳さん（弟さん）のデビューが決まったときだったでしたか...
新聞のサブタイトルが「江利チエミを偲ぶ」という回がありました。
その時、初めて益巳さんのお母さん（チエミさんの義理のお母さん：久保多紀子さん）が出場され、チエミさんが亡くなったあとに発売された「満ち潮」をレコードジャケットを片手に、眼鏡をかけながら歌われていました。
（なんでも絶対に歌は苦手で歌わない人だった...とか）
そして、特別コーナーとして藤尾トモ子さん（のちにジェリーさんと離婚して渡辺姓にもどった）ら、出場歌手や家族が全員で江利チエミ・ヒットメドレーをお父さまを真中に囲んで歌いました。
そうそう、清川虹子さんもチエミさんが亡くなったあと、お孫さんと出られた時でした。「じゃあ あたしはチエミの歌を歌います」と「新土佐節」を歌った回がありました。チエミさんの民謡は難しいですが、あのジャズのりをママもちゃんとこなして歌っていました。
※画像はチエミさん出場とは無関係の「拾い物」であります。
