先週の土曜日、3月24日に高円寺のCACCスネークピット・ジャパンで開催された、八田忠朗先生のフォーク・スタイル・レスリング・セミナーに参加してきました。
八田先生は“日本レスリングの父”八田一朗氏のご子息です。
1965年にNCAAの全米レスリング選手権で優勝し、日本・メキシコ・アメリカのナショナルコーチとして8度オリンピックに参加されています。
写真は1965年のNCAA大会での各階級の優勝者。
前列向かって右端が八田先生、後列向かって右から2人目は後にプロレスでもNWA世界ヘビー級王者となったジャック・ブリスコ選手です。
八田先生は現在アメリカ在住なのですが、今回一時帰国されたのでこのセミナーが実現しました。
フォーク・スタイル・レスリングについて解説しますと…
まず源流として、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(CACC)というレスリングがありました。
今回の会場となった、スネークピット・ジャパンで普段指導されているのがこのレスリングです。
このCACCから生まれたのが、プロレスリングと、五輪種目であるフリー・スタイル・レスリング。
フリー・スタイルは今日に至るまでルール変更を繰り返しており、競技の根幹に影響を与える重大な変更も何度となく行われ、当初のCACCとはかなり形の異なる競技となっています。
アマチュアのCACCがフリー・スタイルへと変貌を遂げていく中で、アメリカでは変貌を遂げることを拒んだレスリングが、フリー・スタイルと枝分かれする形で別の進化をしていきました。
それがフォーク・スタイル(カレッジ・スタイル)。
フリー・スタイルやグレコローマン・スタイルの世界選手権や五輪より、フォーク・スタイルの全米選手権の方がアメリカでは圧倒的に人気があり、単にレスリングと言ったとき、アメリカではフォーク・スタイルのことを指します。
フォーク・スタイルの強い選手が、五輪や世界選手権を目指すために始めるのがフリーやグレコ、というのが米国での位置付けになっています。
今回はそんなフォーク・スタイルを学ぶことのできる、貴重な機会となりました。
八田先生のご著書であるこちらの本の内容に基づいて、わかりやすく理論的にセミナーが進められていきます。
先生は75歳なのですが、全ての技を実際にご自身がやってみせながら解説してくださいました。
前半では、先生の技の受け手をさせていただけましたので、その理論を体感できたのがありがたかったです。
初めて練習する技ばかりでしたが、そんな技の要所要所にCACCのエッセンスがしっかり含まれていたのが、個人的にとても面白く感じました。
3時間以上に渡って繰り広げられたこのセミナー。
とても勉強になりましたし、楽しく、充実した時間を過ごすことができました
京王線 聖蹟桜ヶ丘駅より徒歩7分
【完全無痛の整体ですので、女性の方やお子様でも安心して受けていただけます!】
tel.042-319-6188
多摩市関戸2-32-5 カネシロビル6F
施術時間 月~金 9:00~13:00 15:00~19:00
土 9:00~13:00
定休日 日曜・祝日
初回 6000円 2回目~ 5000円